子供への読み聞かせ。
なんだか漠然と、子供にいい影響与えそうって思ってやってるけれど、
それは、どんな影響を与えるのだろうか?
改めまして、NYで育児中、超高齢ママのこりんごです。
さて、先日、とても興味深いワークショップに参加したんです。
こちら!
読み聞かせにはどんな本を選ぶ?
物語に編み込まれたメッセージを発見しよう!
読み聞かせ座談会 with 心理士
ちょっと、これ聞いただけで興味深いって思うでしょ?
このワークショップを開いて下さった心理士さんは、
いつもマンハッタンの日系人会館で、未就園児向け音楽とアートクラスを開催して下さっている灘田篤子さん。
ウチの子は、5ヶ月の頃から、このクラスに通ってます!
こちら、初めてクラスに参加した時の様子です。
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未就園児のための音楽とアートクラス
未就学児向け音楽とアートクラスに参加して来ました! これは、毎年、春と秋に行われる ニューヨーク日系人会と、邦人医療支援ネットワークに皆様が提供 ...
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で、篤子さんは、単なる子供の音楽アートクラスの先生ではなくて、
深層想心理を探る心理士さんだったりするんですよ!
それで、以前、ワタクシのラジオ番組にも出演いただきまして、
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第320回NYこりんごラジオ(心の闇を暴いて深層心理を探る!米国音楽療法士 灘田篤子さん)
第320回NYこりんごラジオ、ライブ配信されました! 今回のゲストは、米国認定音楽療法士で、ソーシャルワーカーの灘田篤子さん! 実 ...
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こちらもメチャクチャ興味深いのぜ、ぜひインタビュー聞いてみてくださいね。
その篤子さんが、子供への絵本読み聞かせについての座談会を開くという事で、
いつも何気なく読んでいる絵本から、
物語に編み込まれたメッセージを探るってどういうこと?
って興味津々で参加したんですね。
物語は、文字化して完結してるのに、実は文字お越しされていない部分のメッセージをろうって
そんな風に絵本と向き合ったことなんてなかったから、
ちょっと一体どういう事よって、楽しみにしてたんです。
参加してみて、もう予想外の衝撃を受けましたよ!!!
まず出だしから、篤子さん枯らされた質問が、
「このワークショップで得たいことは何ですか?
どんなことを話し合いたいですか?」
と聞かれた。
参加したママ達はそれぞれに、
- お勧めの本を知りたい
- 読み聞かせのテクニックをあげたい
- 自分の読み聞かせは間違ってないか?
- 何冊くらい読んであげればいいのか?
そんな自分の読み聞かせについての悩みのようなものを吐き出した。
「こりんごさんはどうですか?」
「私は、子供の頃、読み聞かせの記憶とかなく、忘れてしまってて、
また自分でも、それほど読書は好きではなかった子なんです。
だけど、一般に、子供のころからの読み聞かせは重要って言われてるじゃないですか、
子の読み聞かせが、どんな風に子供に影響を及ぼすのか知りたいなと思ってます。」
また参加者の一人に、
「私には子供はいませんが、昔から絵本が大好きで、
そんな絵本のことをもっと知りたいなと思って参加させていただきました。」
と言う方もいた。
座談会なので、皆さんが思ったこと、どんどん話して行ってくださいねと言われていたので、
「私なんて、読書そんなに好きじゃなかったから、
そのくせ、今親になって子供には本をたくさん読んでほしいなんて思っちゃって、
でも、こんな私でも、小学校2年生の時、担任の先生が読み聞かせをしてくれたんですけれど、
あの思い出は鮮明に残ってるんです。
あれは、先生の読み聞かせのテクニックが凄かったのか、
読んでもらった本が面白かったのか分かりませんが、
おさるのキーコって本だったんです。
おさるのジョージじゃないんですよ。
それが人気の本だったのか、今でもあるかは分かりませんが、
今でも鮮明に、純粋にあの読み聞かせの時間は楽しかったと覚えていて、
まるで映画を見ているように引き込まれていったんです。
その読み聞かせの時間をもの凄く楽しみにしてた思い出が消えずにあります。
だから、読み聞かせのテクニックとかもあるのかなと思ったりして。」
と私が口火を来ると、
「では、ちょっとスクリーンシェアしますね。」
そして、スクリーンにシェアされた写真に啞然!!!
えぇぇぇぇぇぇ!!!(゚Д゚;)
篤子さん、心理士だけど、エスパーかサイキックリーダーか何かなのか?
アタシの過去の思い出の本、事前に知ってたんですか?
「では皆さん、このこりんごさんの思い出の絵本ですが、
この本知っている人いますか?」
いや~、これ、アタシが小学校2年生の時からあるから、
随分古い本なので、アタシ以外誰も知らなかったよねw
「では、この表紙を見て、どんなこと思いましたか?」
いや~、昭和っぽいなとwww
「そうですね、服装なんかも、ちゃんと襟付きのものを着ていて、
男の子はズボン、女の子はスカートと性別もハッキリしてますよね。」
「じゃあ、この上の女の子が男の子の肩を掴んでいるのを見てどう思いますか?」
参加者の一人が、
「何かイジメにあっている気がします。
それで、黄色いシャツの子が仲裁に入ってる感じですかね?」
ところが、アタシは、
「私は、逆に、女の子が男の子に言い寄ってて、
帽子の男の子は照れ臭そうにしてる感じで、
黄色いシャツの子は、俺の好きな子にチョッカイ出すなだみたいなw」
「うんうん、いいんですよ、そこに正解はないので、
全く同じ表紙ですが、受け取り方で、こうもその表紙のストーリは変って来ます。
それは文字にない、絵本の空間を自分なりに読み取っているという事です。
ここに柿があるな、この服装、今は季節はなんだろう、そこはどこだろう、
この子スカートはいているけれど、本当は女の子じゃないかもしれない。
この男の子は男のじゃないかもしれない。
喧嘩してるかもしれない、
照れているのかもしれない、
そんな風に、絵本の絵から、自分で物語を感じで欲しいんです。」
なるほど、タダの表紙から、いろんなストーリーが生まれてたよね。
「では、皆さん、ピンクやぬいぐるみは女の子、
電車や車、青や緑は男の子と一般にされてますけれど、
このジェンダーの違いの認識っていつ頃から始まってると思いますか?」
小学校高学年くらいからかしら?
「とある研究で、生後9ヶ月前後ですでに私たちはジェンダーの認識をはじめていると言われています。」
9ヶ月?!?
まだ乳児じゃないですか!!!
「生後9ヶ月くらいですから、親が教えたわけでも誰かに言われたからでもなく、
自然に女の子は、柔らかい色合いやおもちゃで遊び、
男の子は車や電車、飛行機などを好んで遊ぶようになったりします。」
そう言われてみれば、そうだな、
教えたわけでもないのに、ウチに子は、
パブリックのプレイルームに行けば、電車や車で遊ぶことが多い。
ほら、この時も、男の子達は車や電車に群がり、
向こう側の女の子たちとは違う遊び方をしていた。
もちろん、全員が全員ではなくて、
車や電車が好きな女の子だっているし、
ぬいぐるみや、そう言うものが好きな男の子もいる。
この前、図書館で、3歳くらいの女の子がアタシにこう言ったんです。
「私は女の子だけれど、電車のおもちゃで遊ぶのも好きなの!」
今思えば、これも、彼女は自分は女だけれど、男の子の遊びも好きなのよと、
つまり自分の性別を理解していることはもちろんの上で、
何が女が好きで、男は何が好きかというジェンダーの区別を分かり切ってのことだった。
「誰も教えていないのに、そんなに小さいうちから男女の認識をし始めるなんて、これは本能か何かですか?」
「実は赤ちゃんは、環境から自分で学んでいるのです。
目に入って来る見えるもの、音や光、色、人、自然、
男がいて女がいて、赤があって青があって、ピンク、緑、黄色、
いろんなものが刺激となって、それを見て感じて学んで、ジェンダーも認識していくんです。
今回は、皆さんにも、そう言った視点から絵本を感じていただきたいと思うます。
また絵本はずっと変わらなくても、読み手や聞き手、また時代によっても大きくストーリーが変わります。
先に出した、何十年も前に書かれた おさるのキーコも、
今の世代の子が読んだら、ズボンの子が男の子でスカートの子が男の子とは限らない。
どう捉えられるかは、時代によっても変わります。
では、今から皆さんと、ある絵本の読み聞かせのビデオを見てもらいます。
そして、この本について、皆さんで思うことを少し話し合いたいと思います。」
おおお、これは、人気絵本の「おつきさまこんばんは」ではないか!
こちらのティスカッションも、かなり面白かったので、
次回、ブログ後半としてご報告いたします。
全国のお父様、お母様、お子さんの読み聞かせで、
ただ単に読み聞かせたりしていませんか?
次回の、後半ブログで、もっと絵本の読解力が上がるかもしれないので、
ぜひお楽しみに!
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