2024年の年末にウチのベイビーがインフルエンザで入院した時に医療請求書が届きまして、
あまりに高額過ぎて、嘘でしょって動画を、エイプリールフールの日に配信しましたw
一体、どんな処置をされたらそんなに高額なチャージをされるのか?
そちらの報告をブログでもしなければと、
まずは、インフルエンザで容態悪化したところまではブログでご報告済みですが、
その後の、911通報からの救急車、
そしてERに搬送してからの、小児病棟で入院。
ここまでのご報告がまだでしたので、ここに記録したいと思います。
改めまして、ニューヨークで育児中、超高齢ママのこりんごです。
去年の年末、当時1歳2ヶ月だった息子は、
インフルエンザにかかり、
一時、生死を彷徨いました。
親のアタシたちも、本当に生きた心地しなかった。
高熱と呼吸困難にうなされながらも、
やっと朝一番で、予約なしでも診てもらえる Urgent Care クリニックに行って、ドクターに診察してもらえて、
と言ってもインフルエンザですと診断され、
薬を処方されただけだった。
熱もあるし呼吸も荒いので、何かして欲しかったが、
薬を飲んで、安静にして、水分補給をするくらいしか出来ることはないらしく、
一応、ドクターの診察を受けたという安心感から帰宅。
ホッとしたのもつかの間・・・
容態が急変して、あわてて911に電話したところまで、前回のブログで報告しましたね。
乳幼児を子育て中の方々、参考までにぜひお読みください。
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今回は、人生初めての救急車から、エマージェンシールーム、そして小児科病棟で入院と、
救急のフルコースでの騒動を、記録しておこうと思います。
本当に、ドラマで見るような救急病棟ですが、
現実は、ドラマよりもリアルでした。
ウチの息子ちゃんを救ってくれた救急隊員の方々、
ERのドクター、スタッフの方々、
そして、小児病棟のドクター、ナースの皆様
もう感謝しかなくて、
命の現場に携わる皆様が、仏の様に眩しかったです。
しかし、人生とは、間違った選択をすると、大きな代償を払うことになったり、
取り返しのつかないことになりかねない。
ただそれは、その選択する時は、なかなかどんな結果になるかなど予測不能で、
間違えた選択を悔やむのではなく、そこから学ぶしかないのだ!
だから、全て選んだ選択も決断も、自分の人生の糧にはなるのだけれども・・・
そう、今回のウチの息子ちゃんの容態悪化も、
全ては初めてのことで、親として下した決断が全て完璧なものではなかった。
それでも、その時は、それがベストだと思って尽くした結果であって、
そこから、たくさんのことを学んだ。
インフルエンザとも知らずに、一晩中、高熱と呼吸困難に耐えた息子、
朝イチでUrgent Careのドクターに診てもらったのに、
特に処置という処置はなく、インフルエンザの診断が下され、線処方箋が出されただけだった。
まず、ここから学んだことは、高熱で、呼吸困難を起こしている時点で、ERに連れて行くべきだった。
朝一番で、Urgent Careに連れて行ったが、Urgen Careではなく、やはりERに連れて行くべきだった。
Urgent Careに連れて行ったにも関わらず、
インフルエンザの検査でインフルエンザと診断されたが、
タミフルの処方がされただけで帰宅させられた。
タダ処方箋出すだけですから、その時点で息子の容態がよくなるわけではなくて、
本当は、何らかの処置をして欲しいと願ってたんですけれど、
薬飲むしかないみたいな雰囲気で、
熱は、解熱剤で対処して、あとは水分補給をしっかりと、
そんな対応だったんですね。
しかし帰宅後、薬を飲む前に容態悪化
1歳2ヶ月の息子の顔が真っ青になり、
即911に電話。
救急車は、その通報から1~2分でやって来た。
クリニックから帰って来たのに、とんぼ返りでまた病院へ。
我が人生で一番、生きた心地しなかった瞬間だった。
以前、救急車を呼んだら、救急車が到着するのにかかる時間は平均で9分と聞いていたのだが、
本当にラッキーで、ほんの1~2分で救急車が到着した。
しかも、救急隊員たちの対応が、めっちゃカッコいいのよ。
これまで、自分ではどうにも対応できない上に、
やっとお医者様に見てもらったのに、Urgent Careのドクターは小児専門でもなく、
素人でもできるような、インフルエンザ検査しただけで、
唯一ドクターにしか出来ないことやってくれたと言えば、処方箋出してくれたくらいだった。
もう、誰にも助けてもらえないのかと思っていた矢先に、
颯爽と、救急隊員たちがやって来てくれて、
状況を直ぐに判断、
「ベイビーを薄着にして、
でも外は寒いから、何か頭を防寒出来れば。」
と言われて、とりあえずすでに薄着でいた息子の頭を覆うのに、その辺にあったものを掴んだら、
防寒ベストだったw
救急隊員たちに誘導されて、直ぐに救急車に乗り込む、
近所の人たちが、何の騒ぎかと野次馬がチラホラ、
そんな皆様をかき分け、乗り込んだ救急車、
直ぐに、酸素マスクを付けられた息子。
同時に、血圧や脈拍を測っていたのだろう、
そして、足の指に何か針を刺して血液採取していた。
瞬時に、ウチの息子の現時点の状況をモニターして、誰かに伝えていた。
「ベイビーは、フルタームで生まれたの?」
「39週の計画出産です。」
「帝王切開? 経腟分娩?」
「経腟分娩です。」
「生まれた時の体重は?」
「3545㎏です。」
「息子さん、酸素濃度がかなり下がってて苦しいだろうけれど、
こんな小さいのによく頑張ってたよ。
よく耐えれてるっ、すごい体力のある子だ!」
それを聞いた時に、思わず泣いてしまった。
こんな小さいのに、こんな状況まで頑張らせちゃって、
もっと悪化する前に、何か手を打ってあげるべきだったのに、
ごめんね、こんなに頑張らせちゃって、
だけど、ありがとう、こんなに頑張ってくれて・・・
「今度から、こんな風に、胸が陥没するような呼吸の仕方をしている時は、迷わず医者に連れて行ってあげて。」
「今朝、City MD (Urgent Care)に行ったんですが、
ドクターは、特に何も言わず、インフルエンザと診断して処方して帰らされたんです。」
と一緒に救急車に乗っていたジョンさんが言うと、
「あ~、City MDわねぇ~(苦笑)」
駄目だよ、そんなとこ行っちゃ、無駄足だよ、
とでも言いたげに苦笑していた。
5分もしないで救急病院に到着した。
「お母さんは、私と一緒に処置室へ
お父さんは、あちらの受付へ行ってください。」
初めての救急車乗車から、初めて救急病棟に入る
テレビドラマの様に、そこは慌ただしく、患者とドクター、看護師たちでごった返していた。
殺伐とした空気の中、クマや犬猫のステッカーが壁にチラホラ見えて、
カーテンで無造作に仕切られたベッドの中には小さな子供たちがいて、
備え付けのテレビには、子供向けの番組が映し出されていた。
あぁ、ここは、小児専用の緊急処置室なんだと気づく。
そしてカーテンで仕切られたベッドの空いているところに通され、
足には、患者のIDタグと、バイタルチェックのコードが取り付けられた。
その頃には、ジョンさんも合流して、
入れ替わり立ち代わり、ドクターなのか、看護師なのか分からないスタッフが、問診から診察を何度も訪れた。
レジデント(ERの研修医)が2人ほど来て、
ウチの子の呼吸困難をどう改善させるか話し合っていた。
「俺は、こうで、こうすればいいと思う。」
「だよね? 俺もそう思う!」
なんか、アカデミックなことを語って、
果敢に臨床現場の緊急時の対処処置を語り合っていた。
ちょっとテレビみたいに大袈裟な気もしたが、
Urgent Careで、特に何もされなかったから、
なんだか何かしてくれるという期待で頼もしかった。
呼吸困難な1歳児に、酸素吸入で気道確保しようとしていたのだが、
何分、1歳児なので、酸素吸入マスクを直ぐに外してしまって手こずった。
研修医たちが、呼吸のための気道確保をどうやるかを話し合って居たっぽいが、
オプションAは、肺を何かでこじ開ける、
オプションBは、エピネフリンだかステロイドで気道確保する、
そんなような、選択肢をあげていたようだったが、
とにかく、乳幼児の場合は、時間勝負みたいなことで、
緊急に処置を行うことを重視していたっぽい、
何度も、酸素吸入マスクを取り外してしまう息子だったが、
ERの看護師さんに、
「お母さん、よく聞いて下さい。大事な話です。
これから吸入してもらう薬は、ものすごく重要なものなので、
お子さんはマスクを嫌がるかもしれませんけれど、
心して、抑えに入ってください。
これが十分に吸入されるかによって、今後の回復に大きく影響します!」
「頑張ります!」
そして、その薬の入った吸入器を装着してもらったのだが、
息子は、ただでさえ呼吸困難で、その上、なんだか口を押えられて不快極まりないようで、のたうち回った。
看護師さんすら、マスクを上手く付けられなかった。
アタシ、ジョンさん、看護師さんの3人がかりで、マスクを押さえ、その薬を吸入させる。
嫌がる息子だったが、これが上手く行けば楽になるから頑張ろうって、アタシも半泣きで抑えかかった。
そして、なんとか、その薬を吸入できたのか、
恐ろしい音を立ててゼイゼイと呼吸していた息子が、やっと落ち着いて呼吸できるようになっていた。
何だか、暗闇から、一筋の光が見えてきた感じだ。
実は、救急隊員がウチに駆け付けたと同時に、
ウチの息子は、ブリブリブリっと💩を模様しまして、こんな時に?!って苦笑しましたが、
本当に、1秒も争う事態だったので、オムツ交換も出来ない状態だったのだ、
それで、💩のまま救急車に乗り、ERで処置を受けていたわけだが、
薄着で来るようにと言われていたので、
この状態で、💩モリモリだったので、
なんとなく峠は越えたので、まだまだ諸検査あったのだが、
オムツ交換の許可を経て、ここでやっとオムツ交換が出来た。
そして、その後、胸部レントゲンをレントゲン室に撮りに行かされ、
その後も、検査が続き、やっと経過観察で安静に出来る時間がもらえた。
アタシも、ベイビーも、夕べから一睡もしていなかったので、
ERのベッドで爆睡した。
どのくらい寝ていたのだろうか?
朝一番で担ぎ込まれてから、あれよあれよと、もう昼過ぎになっていたようだ。
薬と迅速な対応が功を奏し、まだ胸の奥でゴロゴロとした音がするのだが、
体を使って呼吸するようなことはなくなり、
本人も体力的にだいぶ楽になったようだ。
「劇的な回復だね。」
とドクターも言ってくれたので、
良かった、これなら安心して家に帰れるなと思っていた。
だって、Urgent Careに行った時は、
何もされずに、何の回復もないのに家に帰らされて、
もう、不安しかなかったから、
こんなに対処法が違うなんてと、
親のアタシの判断がUrgent Careを選んでしまって、
辛い思いさせちゃったなと、反省しつつ、
今度からは、高熱と呼吸困難は迷わずERだと、身をもって学んだのです。
(ベイビー、体張らせてごめんよ~)
で、今夜はお家で安心して寝れるなと思っていたら。
「ここまで回復してくれたので、もうひと踏ん張りです。
今夜は、一晩こちらに泊まってもらって様子見させてくださいね。」
と言われて、
えっ、入院するの?
呼吸もずいぶん治って来たし、
てっきり今日中に帰れると思っていたのだが、
まさか入院するとは・・・
「入院で、ぜひ様子を見させて下さい!」
とジョンさんは言っている!
おい、ジョンよ、だったら夕べ救急車呼ぶの躊躇せず、
早目の段階でERに連れて行くべきだったろうに!
誰だよ、ERなんか行ったら、長時間待たされ、ろくな処置もしてくれないで高額請求されるって言ってたのは!
アメリカでは、救急車に乗るにもお金がかかってヒヤヒヤだったが、
これまた入院なんてしようものなら、どんだけ請求されることか?
だけど、一時的に回復に向かっても、
また家に帰って悪化したら困るから、入院させてもらうことにした。
もう、ここまで来たらお金の心配してる場合じゃない。
金は天下の回りもの、医療請求額は、後で考えよう!
そして、緊急処置室から、息子を抱っこしたアタシは車椅子に乗せられて、小児科病棟に移った。
うわぁ、こんなスゴイ個室に入院!
こんな個室に入院したら、いくらかかるんだろうか?
ちょっと正直言って、超高額医療費が頭をチラついてしまった。
点滴から水分補給をするために、入院後もずっとチューブに繋がれっぱなしだった息子ちゃん。
めっちゃ医療用の頑丈のクリブだったので、
ウチの子も、そこで寝るのを拒み、
しばらく付き添いの椅子で抱っこしてなだめた。
そして、ジョンさんとだっこ交代。
しばらくして、やっと寝付いたので、
そっとクリブに戻した。
救急車でERに搬送されたのが朝の9時くらいで、
諸々の処置や検査が終わって小児病棟に移ったのが午後3時過ぎ、
入院することになったので、ジョンさんが着替えやら、歯ブラシ、
ベビーフードなど、何か必要なものを家に取りに帰ってくれた。
その間、一人でベイビーを見守ってたのだが、
今回は、病院なので、何かあっても直ぐに対応してもらえる安心があった。
定期的に、バイタルチェックで血圧、脈拍、酸素濃度などをチェックしに看護師さんがやって来てくれていたが、
ジョンが家に荷物を取りに行っている間に、小児科医の女医さんが回診でやって来て、
「調子はどうかしら?
一部の検査結果が出たのでその報告と、
今後の治療方針のために、今回の経緯を聞かせてもらうのと、
出産の時の質問等させてもらいますね。」
「あの、今、ウチの旦那が自宅に戻り、1時間後くらいには戻って来ると思うんですが、
私はなにぶん、英語は第二言語ですので、検査結果報告や、これまでの経緯を上手く伝えられるか心配ですので、
ウチの旦那が戻り次第、お話伺うようにした方がよいでしょうか?」
「そうですか、
では、とりあえず、ご説明しますが、もしわからないことがあったら、また聞いて下さい。
ご主人が帰って来たからお話しても構いませんが、
今、出来るところまでやってみましょう。」
「分かりました。
私の英語が分かりずらいかもしれませんが、ご了承ください。」
「では、まず、胸部レントゲンから、診断して、全く影などもなく肺は綺麗で、肺炎の心配はありません。
インフルエンザA型と言う検査結果が出てますので、今、タミフルを発注して届き次第飲んでもらいます。」
「あの〜、タミフルは、あまり飲ませたくないという意見もありますがいかがですか?」
「私は、このケースでは使用した方がいいと思います。
午後6時くらいには薬を用意出来ると思うので、飲み始めたら12時間毎に4日間飲み続けてもらいます。
入院中は看護師が飲ませますが、飲ませ方をよく見ていて、
退院になった場合でも自宅でそのように飲ませてください。」
「退院は、いつぐらいにできるんですか?」
「そうですね、今夜1泊入院してもらい様子を見ます。
呼吸の方が改善に向かうようであれば、明日にでも退院できるかもしれませんが、
あまり改善されないようであれば、他の検査を明日して様子を見ます。
でも、かなり回復がいいので、明日には退院できると思いますよ。」
「ありがとうございます。」
「おむつから排尿、排便の様子も記録しておいてください。
そこから脱水症状の有無が判明しますので。」
それから、息子の出生状況(出産周期、体重、身長、普通分娩か帝王切開かなど)を聞かれて、
「では、今回の症状発生からの経緯を聞かせてください。」
これまでの経緯を話し、
「顔が青くなり911に通報した経緯をもう少し詳しく聞かせてください。」
「はい、Urgent Careから帰って来て、とにかく脱水症状にならないように、母乳を飲ませていたんですけれど、
少し母乳を飲んでくれたので、落ち着いたのか眠りかけたので、寝かしつけようとしたら、急に咳き込みまして、
そしたら、喉の奥に何か痰でも絡んで詰まったかのような感じで、一気に顔が青覚めて行ったので、慌てて救急車を呼びました。
ただ、顔が真っ青になったのは、ほんの数秒で、すぐに元通りにはなったんですけれど。」
「なるほど、咳き込んで、多分ミューカスが喉に詰まったのかしら、
でも、顔色が青に変わったのは数秒ってことなのね。
911に即電話した判断は、間違いじゃなかったわ。」
「あの、顔が青ざめたと言う事は、
喉に何か詰まって、一瞬呼吸ができなくなったということですかね?
それでブレインダメージとかは起こらないでしょうか?」
「ほんの数秒間と言うことなので、そこまでのダメージはないと思います。
もともと呼吸が荒くなってから、酸素濃度が低い状態で搬送されてきましたが、
現時点では特に脳障害を受けたような検査結果は出ていません。
赤ちゃんは、こう見えても意外に頑張れるんです。
特にこの子は、もにすごい頑張りで、すごく体力のある子です。」
それを聞いて、また涙ぐんでしまった。
(ありがとう、そんなに頑張ってくれて!)
「私の勤務は、今夜7時までですが、また明日の7時には出勤していますので、
私がいない間でも、他の医師やナースはいますから、何か容体が変化したらすぐに知らせて下さい。
その間、呼吸の音が消えるかどうか注意深く観察しておいてください。
状況次第で、明日検査を行うか退院になるかの判断をしたいと思います。
ちなみに、あなたの英語、全然 問題なかったわ。
だけど、もしご主人も説明を聞きたいならいつでも申し出てください。」
先生の言葉を聞いて、検査結果も肺炎ではないと言うことで、本当に安心した。
病院のスタッフの皆様の対応も素晴らしく、もう感謝しかない。
先生を見送って、検査結果も思った以上に悪くなかったので、
少し安心して、眠っている息子を見守りつつ、少しソファーに座る。
夕べからの疲れがどっと押し寄せて、
そう言えば、夕べから何も食べていなかった。
すると、なんと病院食が配られ、
ビーフと、
こちらはチキンデッシュ
付き添いの私たちも食事を提供してくれるんだと、ありがたく頂きました。
まぁ、病院食のお味は、期待は出来ないのですが、
何でもお腹が空いていれば美味しいもので・・・
この食事って無料なのかしら?
きっと高額な医療費に含まれてるよな。
こんなとこまでお金の心配しちゃう庶民ですが・・・
入院中、定期的にバイタルチャックの為に看護師さんがやって来て、
本当に24時間の看護という感じで、入院したのは正解だったなと。
午後6時にタミフルを看護師さんが飲ませてくれて、
嫌がる子供の口から、スポイトの先を頬っぺたの内側にめがけて薬を2~3回に分けて押し入れる。
薬の臭いから、子供用に甘くしてある感じで、
嫌がりながらも、なんとか飲み切っていた。
これを、退院後も12時間おきに4日間続けるのだが、
家でちゃんとできるだろうか?
いやその前にちゃんと退院できるだろうか?
しかし、本当にウチの子の体力は凄まじいもんで、
朝は、顔が真っ青になって危ない状態だったのに、
そこから適切な処置で、半日で、これほどまでに回復するとは。
逆を言えば、適切でない判断や処置だったら、悪い方向に転がったと思うと怖いですけれど・・・
興味津々でベッドから立ち上がっちゃうベイビーw
本当にいろんな意味で良い経験だったし、ものすごい勉強になった。
この入院騒動で、また家族一丸となって、絆も深まった感じです。
入院用のベイビーベッドの向こうに、付き添いの人用の折り畳み式ソファーベッドがあって、
そこにジョンさん寝ているのわかります?笑
その夜、その1人用のソファーベッドに、ジョンさんと2人でぎゅうぎゅうになって一緒に眠りましたw
翌朝。
すっかり元気になったベイビーは、もうベッドから立ち上がり、
いつも通りに、好奇心旺盛で掴まり立ちであちこちとベッドを移動。
手に繋がれた、点滴の管だけが、痛々しい以外は、いたって通常通り元気いっぱい。
そして、朝食が運ばれて来たんですが、
オートミール、なんか卵料理、ホームポテトフライ
一応、朝食っぽくなってるけど・・・
夕食は2人分頂いたのに、朝食は、1人分しか出なかった。
どのみちピッキーなジョンさんは、病院の食事なんて食べられないと、
外にコーヒーとベーグルを買いに出かけた。
朝の検診でドクターが回診に来て、
「具合はどうかしら?」
「おかげさまですっかり元気です。」
聴診器をベイビーの胸にあって、呼吸のチェックをする。
「まだ呼吸の音が聞こえますが、
心臓も肺も雑音はなく、おしっこもしっかり出ているようなので、
特に特別な検査をする必要はなさそうですね。
なので、本日退院としましょう。」
「ありがとうございます!」
検査結果の報告書や退院の手続きの書類等の準備がありますので、
退院手続きが済んだらいつでも帰宅して大丈夫ですよ。
多分午後3時か4時ぐらいには全ての手続きが終わって退院できると思いますよ。」
「本当にお世話になりました!」
とのことで、ジョンさんはインフルエンザでうなされたベッドシーツや汚れた服など全部洗濯するために、一足先に家に帰り、夕方退院できる位で迎えに来てくれると言うことになった。
そうこうしていると、ランチが運ばれて来たのだが、
ちょっとビックリなことが判明してしまった。
チキンに、スマイルフェイスのポテトフライ、
子供の食事じゃあるまいし、スマイルポテトフライって、と思ったんですが、
えっ、ちょっと待って!
これって、もしかして、付き添いの食事じゃなくて、
入院患者の食事なのか?!?!
いや、夕べから、ビーフだの、チキンフライだの、どう考えたって、1歳2ヶ月の子が食べれるような食事じゃなかったじゃない?
まさか、これが幼児用の食事だとは到底思えませんけど、
一応、メニューを確認してみたら、
えぇぇっ!!!∑(゚Д゚)
ちょ、ちょっと、一番最後の欄に、
小児1歳~3歳のレギュラーと書いてあるではないですか!
マジで、これ、付き添いのアタシの為ではなくて、
患者のウチのベイビーのための食事だった!!!!
マジでっ?!?!
よく考えてみれば、付き添いの食事なんて、入院患者を差し置いて出るわけないし、
患者の食事と考えるのが普通なんだろうけれど、
あまりに、1歳2ヶ月の子が食べれるような食事とは思えなかったので、
まさか、これが、ウチの子のための食事だったなんて思いもしなかった。
ゴメン、母ちゃんが全部食べてたわwww
しかし、何度も言うけど、どう見ても、あれは子供用の食事だとは思えんしw
なんで初日の夜に2食も用意されてたんだ?
そんなオチが付きましたがw
午後3時過ぎに、退院の手続きが全て整いまして、
無事に退院です!
個室から退院のために、小児病棟を出る時、
たくさんの看護師さんたちに笑顔で送り出されました。
本当に、ありがとうございました!
そして、1泊入院と言う、長かったような短かったような入院生活が終わり、病院を後にしました。
今回の件で、ベイビーも、そして親の私たちも、大きな経験と学びを得た感じです。
そして、自分の人生に、自分の命をかけても守りたいものがいると言う事を実感しました。
できれば、命に関わるような、こういった経験は、人生であまり起こって欲しくないことですが、
良いことも悪いことも、全て人生の糧になるんだなと思います。
そこから、私たち人間は学び、絆を深め、心身ともに成長していくのだと、50を過ぎて改めて感じます。
では今一度、動画で入院生活の方をお届けいたします。
そして、人生はそんなに甘くないです。
退院後、数ヶ月して、恐ろしい額の医療請求書が届きました。
確かに、凄くお世話になったのですが、その医療費はシビアなくらい高額でしたよ。
そちらの様子は、動画でご覧ください。
アメリカの、恐ろしき高額医療費、
とんでもない医療請求書が送られて来たので、
YouTube配信、頑張らなきゃw
皆様、何卒、チャンネル登録よろしくお願いいたします!
育児が大変な時でも、ちょっと笑える瞬間を届けたい。
心のオモチャ箱、一緒に開けよう!
育児エンタメ親子漫才第2弾、新ネタお披露目
親子漫才デビュー作
ちょっと育児につかれた方、ちょっと人生に疲れた方も、
クスっと笑っていただけたら嬉しいな。
なかなかオンタイムでブログやYouTubeは、
更新遅れてますが、
Instagram やTwitterでは、サクっとポストしてるので、
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