子供のインフルエンザは恐ろしいという事、
身をもって体験した2024年の年末でした。
ニューヨークで育児中、超高齢ママこりんごです。
この体験はブログに書き残しておこうと思ったのですが、
育児の合間に、他の投稿も重なり、なかなか書きあがりませんでしたが、
やっと皆様にシェア出来ます。
赤ちゃん(1歳児)のインフルエンザ、
想像以上に怖かったです。
12月、ベイビーのインフルエンザで容態が急変、
緊急搬送からの入院
今回の経験で、いろんな事を学びました。
インフルエンザでベイビーにも抗体が出来たように、
今回の緊急入院騒動は、ママの心にも少しの傷と緊急時の免疫抗体を作ってくれました。
この学びを、自分の為の記録と、これから子育ての皆様にもシェア致します。
まずは、インフルエンザにかかって、
何故かかったのか、その時どう対応するべきだったか、
いろんな反省から、次への予防や対処に繋げたい所存です。
今回の大きな反省点は、
自分の過信と無知さが大きかったと思う。
至らなかった自分を十分反省しているので、
何卒、批判的なコメントは差し控えていただけるようお願い致します。
最初に結論から言ってしまうと、
ウチの子は、これまで風邪もひいたことのない健康優良児である!
そして、インフルエンザの予防接種を打ってある!
この過信が仇となりました。
そして、そして、どこで移ったのか?
これは、十中八九 JFK空港だと思います。
しかも、2024年の12月は、まさにインフルエンザシーズン!
特に今年は世界的にインフルエンザは流行して猛威を振るっていたと、
これも、もう少し念頭に置いておくべきでした。
時系列を追いながら、今回の件を振り返れば、
11月13日に息子の1歳児健診の時、
インフルエンザのシーズンなので、Flu shot を打ってもらった。
後から知ったことなのだが、生れて最初のインフルエンザ予防接種は、2回打つのが原則なのに、
この時、ドクターもナースも、2回目の接種の事を何も説明してくれなかった。
もし、ちゃんと2回目の接種もしていたら、
ここまで大事にはならなかったのではないかと悔まれる。
無知って、本当に残念です。
でも、1回でもインフルエンザの予防接種を打っていたので、命は助かったとポジティブに思うことにしました。
12月7日から14日まで、クルーズ旅行に出かけた。
打つ予定はなかったコロナワクチンだったけれど、
クルーズに行くなら、コロナワクチンも打っておいた方がいいとドクターが勧めたので、インフルエンザとコロナワクチンの両方を打って、万端の体勢でクルーズ旅行に出かけたと思い込んでいました。
ここで、子供を旅行になんか連れて行くから、こんな目に合うんだ!
と言うようなコメントはお控え下さい。
病気が怖いからどこにも連れて行かないという選択肢もあるでしょうが、
アタシは、多少のリスクを背負ってでも外の世界に連れ出したい派です。
クルーズ旅行に行ったからインフルエンザに罹ったとか、
旅行になんか行かなければよかったなどとは一切思っていません。
ただ、やはり、南国から、極寒のニューヨークに帰って来て、
この寒暖差と、飛行機と言う密室空間、空港と言う密は、
大人ですら感染しやすい場所ですから、
もっと何か対策するべきだったなと。
14日の夕方に、フロリダからニューヨークに帰って来て、
もの凄く寒かったのと、自分も少し喉がイガイガする感じだった。
風邪をひかない様にと、自分も手洗いうがいを念入りにやって、
ベイビーには、なるべくおっぱいをたくさん飲ませた。
翌日12月15日の日曜日、朝、なんだか熱っぽい息子ちゃん。
それでも、朝ごはんも普通に食べるし、
いつもどうりによく遊んでいた。
ランチの後くらいから、なんだか少しグズリ気味、少し疲れてるのかなと、
夕食は、ほとんど食べてくれなかった。
それでも、母乳だけは飲んでくれたので、大丈夫かなと、
ただ熱っぽいのが気になってて、
もし熱が翌日になっても下がらなかったら、
お医者さんに診てもらおうと思っていた。
ウチの子は、これまで風邪もひいたことがないほど健康だけが取り柄のベイビーで、
1度だけ、ジョンさんの風邪がうつって声がかれて呼吸が荒くなったことはあったが、
そんな時でも、発熱はしないほど、健康な子だった。
なので、ちょっと熱があることが心配だった。
そして、夜が更けていくにつれて、
ベイビーの呼吸は荒くなり、熱も上がって行った。
本人は、眠いのに、呼吸が苦しく、熱も出てるから、眠れず、
本当にベイビーが苦しそうにしているのを見るのは辛くて、
出来ることなら、アタシが変わってあげたい!
そして、遂に熱が、101度(38℃)まで上がってしまった!
これは、非常にマズイ、高熱ではないか!
苦しんでいる子供の姿を見るのは、本当に身を切られるように辛い。
何とかしてあげたいのに、何もしてあげられない自分に地団太踏んだ。
目の前で苦しんでいる子供に何もしてあげれないあの無力さ、
ゴメンね、ゴメンねとしか言えない自分に、
悔しいのか、罪悪感なのか、息子の苦痛が痛ましいのか、思わず涙があふれた。
泣いてる場合じゃないのに・・・。
熱を冷ますために、アイスパックで頭を冷やそうと思ったら、
ジョンさんが、頭をアイスパックで冷やしたらダメってインターネットは言ってたと、
えっ、熱がある時こそ、頭を冷やすべきじゃないのか?!
ググって見たら、本当に、
なんと、アメリカでは、熱が出た時、アイスパックをおでこに充てて冷やすのはNGらしいのだ!
どうやら、赤ちゃんのほてった肌に凍らせたものを当てると、
痛みや苦痛を伴うことがあり、赤ちゃんは、冷たすぎることを親に伝えられないからと言うのと、
アイスパックをあてると、冷たすぎて震えが出て、余計に発熱を引き起こすらしい。
じゃあ、どうすればいいんだよ!
- ぬるめのお風呂に入れるか、温かいタオルで体を拭く
- 水分補給をしっかりする
- 濡れタオルを、額に当てる
- 薄着をさせる
- 解熱剤を使う
えっ?!
日本と対応が反対じゃない?
風邪ひいてる時は、体力を消耗しちゃうのでお風呂はNGだったし、
厚着をして汗をかかせて、熱を下げなかったけ?
解熱剤は、熱だけ下げて、ウイルスの退治は出来てないからすぐ飲ませなかった気がする。
ともあれ、藁をもつかむ思いで、郷に入れば郷に従えで、アメリカ式に、
ぬるま湯のお風呂に入れたあと、薄着をさせて、
タオルを水で絞っておでこに充てるが、ベイビーは、もうろうとしながらもそのタオルを手ではじきどけてしまう。
もう、おっぱいも飲まなくなって来たので、
これは、解熱剤を使わないと、ベイビーの体力が消耗してしまうので、あわてて、解熱剤を飲ませる。
すると・・・
オゲェェェェェェ~~~!
めっちゃマーライオンの様に全て吐き出してしまった。
その時、親のウチラは、大いに焦ってしまい、
少し、言い争いになった、
ジョンは、薬を飲ませるのに、抱っこしてベイビーの体を立たせたまま飲ませようと提案していたが、
アタシは、いや、横に寝かせて、薬を嫌がり暴れても、重力で口の中に入るだろうと、
それで、アタシの意見で、寝かせたまま薬を飲ませたら、
噴水の様に吐き出したのだ!
「ほら、だから立たせたまま飲ませるべきだったんだ!」
と、ジョンが言い始めた。
ただでさえ、ベイビーは薬を飲めなかったことに、申し訳ない思いに打ちひしがれてるのに、
そんな風に言われたら、アタシの責任で薬が飲めなかったと責められているようで、めっちゃやるせなかった、
いや、そんな落ち込んでる場合ではない、
一刻も、熱を下げて上げねばなのに、
薬を吐き出した時、薬だけでなく、大量の黄色っぽいものを吐き出して、
ただでさえ食欲がなく、母乳をちょこっと飲んでいたくらいなのに、
こんなに吐き出したら、高熱も出てるし、
脱水症状になってしまうのではなかろうかと、
ウロウロうろたえる。
ベッドの上に噴射された嘔吐物をやるせない思いでかたずけながら、
隣でベイビーは必死に苦しんでいる、
あれだけ吐いてしまったので、脱水が心配されるので、
とにかく、おっぱいを飲ませようと思っても、
もうおっぱいも飲まなくなってしまった。
ベイビーを抱きかかえ、嘔吐物をかたずけ、もういっぱいいっぱいなのに、
ジョンは、携帯で何やら幼児の高熱の対処法を調べていて、
そんなことしてるんだったら、苦しんでるベイビーを抱っこして欲しいと思ったが、
苦しんでいるベイビーを見たくないので、あえて抱っこしたくないジョンなのだろうと察しはつく、
だったら、嘔吐物の後片付けくらい手伝えよってイラッとした、
男は、こう言う時、てんで役に立たない。
解熱剤を吐き出したので、熱は下がることはなく、
「もう一回、飲ませようよ!」
と提案すると、
「ダメだよ、いくら吐き出したからと言って、
多少は体内に吸収しているはずだ、
次にまた解熱剤を飲ませるには最低6時間は空けないといけない!
だから立たせて飲ませるべきだったんだよ。」
その言葉に、こんな緊急時なのに、自分が悪気があってやったわけではないのに、責められたことが、非常に腹立ったのか、解熱剤も飲ませられずに熱を下げてあげられないやるせなさで、落胆が怒りに変わり、
遂に・・・
ブッチン!💢 (堪忍袋キレた?)
ブンっ! (なんか投げた?)
ガチャン! (なんかぶつかった?)
飲んでくれなかった薬のシリンジを壁に叩き投げつけ怒鳴り散らした!
「だったら、お前が、薬飲ませればよかったじゃね~かっ!💢
一番、大変なことをアタシにやらせておいて、失敗したら、自分は正しかったってか?
じゃあ、最初から、吐いちゃうから、立たせて飲ませようって言えよ!
本当に、寝かせて飲ませたから吐いたのかよ!」
と怒鳴りつけた。
自分も、テンパってたんだよね、
どうにもならない状況に、抑えている感情が怒りになって出ちゃったんだけど、
調べてみたら、薬を飲んだことのない子が、初めて薬を飲むと、体が反応して吐き出してしまうことは通常よくある事だそうで。
結局、吐いたのは、ポジションではなく、ウチの子は、初めて解熱剤を飲んだので、呼吸困難も相まって、初めての薬に体が反応して吐き出した模様、
それで、ジョンも、悪かったなと反省して、
アタシが怒り狂って投げ捨てたシリンジを拾い上げ、きれいに洗っていた。
いかん、こんなところで、夫婦喧嘩してる場合じゃない!
「ごめん、言い過ぎた、ちょっと頑張って飲ませたのに、吐かれちゃって、
アタシにのせいって言われたみたいで我慢ならなかったのよ。
こんな緊急時なのに、感情をコントロールできなかった。」
「いや、俺こそゴメン、
あれは、ポジションのせいで吐いたわけじゃなかったのに。」
「マジでもう一回飲ませようよ!
熱が下がらないと、体力消耗しちゃうし、
今度は、ジョンの言う通りベイビーを立たせて飲ませよう。
それだったら、ちゃんと飲めるんでしょ!」
「いや、乳幼児は、薬を吐き出すことはよくある事らしい。
こんな時は、経口投与ではなくて、坐薬の方がいいらしい!
俺、坐薬買って来るわ!
ってか、近所の薬局、もう閉まってる!」
本当に、事前に、解熱剤の坐薬を常備しておかなかったことが悔やまれる。
乳児のいらっしゃるご家庭では、ぜひ、坐薬解熱剤を用意しておくことをお勧めいたします。
「熱も下がらないで、呼吸も荒い、
こんなに苦しんでるのに、何もしてあげられないから、
もう、ER連れて行こうよ。」
以前、熱はなかったが、声がかすれて呼吸がしずらそうだったので、
小児科に連れて行ったら、ドクターが、
「熱がないので、とりあえず家で様子を見ても大丈夫でしょう、
でも、もし呼吸を肋骨でしたり、胸が陥没するような呼吸だったら、直ぐにまた連れて来てください。」
って言われたことがあったのだ。
だから、この呼吸は、どう見ても、胸が凹んで肋骨で呼吸してる感じだ!
「でも、どこのER連れて行けばいいんだ?
変なとこに連れて行っても、待たされるだけで、
当直医だって、小児専門かもわからないし、」
「だからと言って、家にいたって、ウチラの方がド素人なんだから、
解熱剤さえ飲ませて上げられないんだよ。」
アメリカでは、救急車を呼ぶと、500ドルから、場合によっては3000ドル程チャージされることがある、
だから、救急車を呼ぶという選択肢は、もう本当に最終手段なんだけれど、
ER(エマージェンシールーム)に連れて行っただけでも、
たとえ大した処置をされなくても、数千ドルは覚悟しなくてはならない。
知り合いの子供が転んで、おでこを二針縫って、4000ドルだったそうだ。
そう言う経済的なことが頭をかすめて、ERに連れて行くのを躊躇してしまうのも事実なのだが、
もう、これ以上、苦しんている息子を見ていられない。
またググって、どんな状況が、ER行なのかしらべると、
熱が103度(39.4℃)になったら病院に連れて行くとなっていて、
ベイビーの熱は101℃(38.4℃)まだ病院に連れて行ったらダメなのか?
いや、体がこんなに熱くて、呼吸が荒いんだから、
もう、なんとかしてやりたい!
熱性痙攣で、ひきつけでも起こしたらと心配になり、
昔、アタシは小児喘息で、よく夜中に発作を起こした事があり、
熱が出たりした時は、ひきつけなんかも起こして、ウチの母が常に枕元に、アタシがひきつけで舌を噛まないようにと割り箸を用意していた。
それでアタシも万が一のために割り箸を用意しておいた。
後からYouTube視聴者様のコメントで、
今は、割り箸などは口に入れてはいけないと知った。
なんでも、けいれんで舌を噛むことは、まずありえないようで、詰め物を無理にすることにより、かえって口の中を傷つけたり、窒息の原因になったりして危険だからだそうだ。
でもアタシは子供の頃に、一度ひきつけを起こし、母の指を噛んだのを覚えている。
ここでERに連れて行きたいと、ジョンに相談すると、
「車はいつでも出すが、どこのERに連れて行けばいいんだ?
前から、緊急事態の時、直ぐに連れて行ける病院を調べておこうねって言ってたのに、
俺たち、それやってなかったよね。」
深夜の緊急時に直ぐに連れていける小児専門のER(24時間救急病院)を必ず調べておくべきです!
ウチらはそれをやっていなかった。
とりあえず、緊急事態の時は、近所のUrgen care に連れて行けばいいとだけ話し合っていたのだが、
Urgen careは、365日オープンしていても、深夜はクローズで、営業時間は朝7時から深夜12時までだった。
深夜3時・・・
Urgent careがオープンするまで、あと4時間もある。
ベイビー耐えられるのか?
苦しむベイビーを抱えて、眠れないベイビーをリビングルームであやすアタシ。
ジョンは、寝室で緊急対応のリサーチをしている。
アタシは、ベイビーが苦しんでいる姿をダイレクトに見ているので、
今すぐにでもERに連れて行きたいのだが、
現実逃避のジョンは寝室で乳児専門のERを調べていた。
もう、埒が明かない!
こんな時、何でGoogleで、小児専門のERが見つからないのか?
どれも、車で30~40分かかる。
もう、遠くてもいいから、連れて行きたいと思っていたのだが、
時間かけて行って、待たされて、ろくな治療してもらえずに、高額医療払うのかと。
ジョンは、ややERに連れて行くことにそれほど乗る気ではなかった、
と言うのも、ジョンは、別の部屋でリサーチしかしてないから、ベイビーがどんなに苦しんでいるかアタシ程の緊急性を感じれなかったのかのしれないが、
直接抱っこして、あやしているアタシは、この苦しさをダイレクトで感じているから、
それがどんな治療でもいいので、医者になんとかして欲しかった。
結局、そんなことしているうちに、
もうあと1時間でUrgen careがオープンする。
いまから、遠い救急病院に連れて行くなら、家であと1時間しのいで即Walk in のUrgen careに連れて行った方がいいかもしれないと、自分でも納得できて、
しかし、その1時間が長かった・・・
こんなに長く感じる1時間はなかった。
あとあと、乳児の緊急事態は、迷ったら命取りになる事を、身をもって学ぶことになるのだが・・・
Urgent care clinic は、朝7時からで、
家からは、車で5分もかからない、
6:45amには家出て、やっと医者に診てもらえる!
ベイビーよく我慢してくれたね。
もう大丈夫だよ!
ぐったりした赤子を抱き抱えて駆け込んだ Urgent care だったが、
受付はその緊急性を察知するどころか、携帯見たり、まるでウチらが見えていないような対応だった。
ジョンが受付お願いしますと言っても、
受付は、指でQRコードを指差した。
受付はオンラインでするらしい、
おはようございますも、大丈夫ですかも、一言もなく、
受付こちらです、くらいは声に出せよ!
もしかしたら、その受付の人が身体的に言葉を発せないのかと思いきや、
隣の受付嬢との お喋りは出来るようだ。
ジョンがオンライン受付を済ませ、
こちら、Urgen careの待合室。
アタシの死にそうな顔と、グッタリしているベイビー!
ほどなくして、診察室に呼ばれる。
医療アシスタントさんが、問診と、心拍や酸素量、身体測定をする。
そして、インフルエンザ検査もされた。
そこで、熱も測ってくれたのだが、
なんと、103.6度(39.8℃)!!!
これは、もう病院行の高熱ではないかっ!
でも、ここは一応、病院だよね?
大丈夫だよね?
その後、やっとドクターがやって来て、
インド系の若いドクターだった。
ジョンが全ての経緯を話し、ベイビーの様子を見たドクター、
アシスタントさんの検査結果を合わせ見て、
「インフルエンザですね。」
そうだったのか、
ここで初めて、インフルエンザであると診断が下り、
これがインフルエンザであった事を知らされた。
じゃあ、なんとかして下さい!
「薬出します。」
That’s it?
「脱水症状とかもあると思うんですけれど、
救急病院に連れて行った方がよかったですか?」
「救急病院に行ったら、点滴などで水分補給をして、
後はインフルエンザの薬が処方されるくらいだと思います、
行ってもいいとは思いますが、家で、薬を飲み水分補給も出来れば、
まぁ、大丈夫かもしれません。」
「解熱剤は全部吐き出したので、
坐薬解熱剤を与えようと思いますが。」
「そうですね、それでお願いします。」
そして、ドクターが聴診器を胸と背中に当てるのに、
首から手を入れて、聞きずらそうだったので、
「子供の服、まくり上げましょうか?」
「出来ますか?」
「すごく呼吸が荒いんです。
大丈夫でしょうか?」
ベイビーの来ていた服をまくり上げる。
ベイビーの呼吸は荒く、肋骨で呼吸して、
胸は陥没するような呼吸をしていた。
この状況を見て、ドクターは・・・
「ちょっとこの呼吸は・・・
すみません、小児専門の同僚医師に助言を伺ってきます。」
ドクターは部屋を一時後にした。
そして戻って来た。
てっきり小児科の先生が来て対応してくれるのかと思いきや、
また同じドクターで、
「同僚の小児科医に確認したところ、
やはり呼吸の状態があまりよろしくないですので、
インフルエンザの薬を飲んでもらって、
と言う感じですね。」
「この後、小児科にも行った方がいいですか?」
「かかりつけの小児科に、状態の連絡という事で連れて行くのはWelcomeです。」
「病院には連れて行かなくて大丈夫ですか?」
「まぁ、病院で水分補給のため点滴を打ってもらってもいいと思いますが、
家で水分補給出来るなら、わざわざ病院に行かなくてもって感じですかね?」
こんな感じで診察が終わったのだが、
結局、解熱剤やタミフルといった薬を飲まない限り、
熱も下がらず呼吸も荒いので、ドクターに診てはもらったものの状態は変わらず。
だから、早く薬を飲ませたいのに、
今度は、ジョンが、診察の帰りに薬をピックアップに行けばいいのに、
「薬局で待たされると可哀想だから、
まずは家にベイビーを連れて帰って、
俺が薬を一人で取りに行ってくる。」
と言い出した。
一刻も早く薬を飲ませたいアタシだったが、
頭が回ってなかったのか、クリニックの帰りに薬ピックアップすればいいじゃないかと提案せずに、
そうか、待たされるなら家で待った方がいいかと思ってしまった。
家に到着して、苦しんでいるベイビーを抱き抱えているのはアタシだが、
ドクターに診てもらった事で、ジョンが少し安心したのか、直ぐに薬局に行かずに、何やらまたリサーチしてるので、
「早く薬取りに行ってよ!
ベイビーこんなに苦しんでるのよ!」
「でもまだ、薬局がタミフル用意出来てないんだって。」
「だったら坐薬鎮痛剤はオーバーカウンター(処方箋なし)で買えるんだから、解熱剤だけでも買いに行けないの?
クリニックの帰りに買って来ればよかったんだよ!
ベイビーこんなに苦しんでるんだよ!」
ジョンに坐薬鎮痛剤だけを買いに走らせた。
やっと解熱剤が届き、これで熱だけでも下げてあげられる!
ジョンが、解熱剤をお尻から入れようとするのだが、
苦しみもがいて動き回るベイビーにアタフタしてて、上手く入れられない。
「アタシがやるわ!」
泣こうが喚こうが、これさえ入れれば熱が下がると思えば、動き回るベイビーを捻じ伏せ坐薬を一気に入れ込んだ。
やっぱり、母は強しである。
これで熱さえ下がってくれればと、
あとは、しっかりおっぱい飲んでもらって脱水症状を防ごうと、
寝室に行って、一晩中苦しんだベイビーと添い乳でゆっくり体力温存で眠ってもらおうと思って授乳を始めた。
ジョンは隣の部屋で、薬局からのタミフルReadyの電話を待ちをしつつ、
保険が適応するERの情報を聞くために、保険会社と電話で話し込んでいた。
添い乳で横になり、ベイビーは、おっぱいを少なからず飲んでくれて、
このまま添い寝で、体力温存!
ドクターにも診てもらてえ、薬も直ぐに効くだろう、
タミフルも時期に届くし一安心。
ベイビーもアタシも一晩中寝れなかったからな、少し横になろうか。
そうやって、ふと気が緩んだ時だった。
悪夢の一晩を乗り越えたとホッとしたその瞬間、
ゴホッゴホッ!!!
と急にむせ出したベイビー
飛び起きて、抱きかかえ、
背中をさすろうかと思うやいなや、
ギャァァァ〜!😱
ベイビーの顔が真っ青に変わり、
アタシは完全にテンパってしまった、
ベッドから飛び降り、直ぐさま隣の部屋のジョンの元へ、
保険会社と電話中だったジョンに
「ベイビーの顔が真っ青になっちゃった!」
ジョンも青くなったベイビーを見て、電話を即切り
青くなったベイビーを抱えてオロオロとするとアタシをよそに、
直ぐに911に電話するジョン。
このジョンの咄嗟の判断で、命拾いをした。
この時ばかりは、ジョンは頼しい父であった。
ジョンが911で現在のベイビーの状況を伝えている間、
縦抱きにかかえていたせいか、ベイビーの顔色は通常に戻り始めていた。
顔が真っ青になったのは、ほんの10秒程度だった感じだが、
呼吸は相変わらず荒い。
911通報から5分もしないうちに救急車が到着した。
救急隊員が駆けつけた頃には、
顔色も元に戻り、解熱剤が効き始めたのか、最悪の状態は免れ、
ベイビーにも余裕が出来たのか、救急隊員にベイビーを抱き抱えたまま誘導されると、
ブリブリブリリ💩
えっ、このタイミングで?!
オムツを替えたいが、一刻を争う事態で、
オムツなんか悠長に替えてる暇はなく、
とにかく、替えのオムツとワイプが入ったダイパーバックだけ掴んで、救急車に乗り込んだ、
ここからの救急隊員の神対応とERの神対応も、本当に素晴らしかったので、入院等も含めて、プロフェッショナルの処置と奇跡の生還を次回書き記そう。
子供の緊急事態で学んだ事まとめ
- 24時間連れていける小児専門のERを探しておく
- 坐薬解熱剤は常備しておく
- 胸が凹んで肋骨を使って呼吸している時は、一般小児科やUrgent careではなく即ERへ連れて行く
身をもって学ばされました。
これから乳児を育てる皆様にシェアいたします。
こちらは、入院の様子の動画です。
育児は命懸け!
楽しいことばかりじゃないんだけれど、
こう言った経験も含めて、育児は尊いものでございます。
さて今夜、第2回超高齢ママの子育て相談室をライブ配信するのですが、
たまたま、今回のご相談が、
「育児を楽しめない、どうやったら育児を楽しめるようになりますか?」
いや〜、こんな緊急事態が毎回続いちゃったら、育児なんか楽しめないかもしれないんだけれど、
実は、このインフルエンザの緊急事態を乗り越えた事こそが喜びで、
もちろん反省する点は多々あったのだが、
親は、こうやって子育てを学んでいくんだなと、
そう思えば、この経験が楽しいものとは言えなくても、
決して育児がつまらないってことはなくて、
育児を楽しむって、決して嬉しい事がずっと続くってわけじゃなくて、
なんと言うか、育児って人生の修行と言うか、
ほら、何か上を目指すときに、下積みとか修行って、決して楽しいもんじゃないけど、その先の極めた自分の繋がると思うと頑張れるじゃないですか。
あ、ちょっと話し逸れましたケド
育児が楽しめないというお悩み。
ちょっと自分なりに考えてお答えしてみようと思いますよ。
そもそも、楽しむという基準が、人それぞれ違いますからね、
自分は、何やっても楽しめちゃうという、楽しい基準が低い人なのかもしれないので、そんな人がこの相談に乗るのはちょっと適してないかもしれないんですが、
このアタシにお悩み相談して来てくださったので、第3者の意見として聞いてください。
NY時間今夜1/24(金)9PM〜
日本時間明日1/26(土)11AM〜
親子漫才やってみました!
ぜひ、ライブ配信にお越し下さい!
いろんな方のご意見も聞けたらいいなと思います。
そして、超高齢ママのLIVE子育て相談室は、現在、第4弾まで決定!
第3弾、1月24日(日本翌日)高齢ママの第2子問題
第4弾、2月1日(日本翌日)ワーママ VS 専業ママ (育児と仕事の両立は?)
2月14日(金)(日本は翌日)バレンタインデースペシャル
ぜひライブ配信見に来てね。
超高齢ママへのお悩み相談も受付中!
育児が大変な時でも、ちょっと笑える瞬間を届けたい。
心のオモチャ箱、一緒に開けよう!
育児エンタメの第一弾として、
親子漫才やってみました!
ちょっと育児につかれた方、ちょっと人生に疲れた方も、
クスっと笑っていただけたら嬉しいな。
なかなかオンタイムでブログやYouTubeは、
更新遅れてますが、
Instagram やTwitterでは、サクっとポストしてるので、
よかったらフォローしてみてね。
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