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NYマンモグラフ健診2022後編(レントゲン技師から人生学ぶ!)

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人間味って、どんなことだと思う?

 




 

さて、先日のマンモグラフ検診の後編。

 

こちらは、マンモグラフ検診が始まる前の前編でしたが・・・

 

NYマンモグラフ検診2022(放任アメリカとシニアテクノロジーの果てに)

    今年もやってまいりました。 マンモグラフ検診の季節。   いつもハロウィン前後に受けてたんですけれど、 (別に意味はありません。)   去年は、11月1 ...

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事前予約で、全ての書類も事前にオンラインで入力してあり、

窓口での仕事は大幅に減量されているはずだが、

 

実はそのテクノロジーは、

現実には全然反映されておらず、

時間や紙の減量を期待するかと思いきや、

 

しっかり時間も費やし、オンラインでアップロードした全ての書類を、

 

 

プリントアウトされて渡されたっ!!!(´⊙ω⊙`)

 

 

だったらオンライン入力必要ないじゃん!

 




 

他の年配の患者さんたちは、

受付で、全て手書き入力をしてたんで、

 

なんか、皮肉にも、違った意味で、彼女らの方が、

コピーする電力とか時間を無駄にしてなかった。

 

ここアメリカでも、

なかなかペーパーレスにはならんのか・・・

 




 

でも、確実に、ペーパーレスにはなっている、

 

オンラインウエディングの書類も、

不妊治療クリニックでの誓約書とかも、

 

全てオンライン(ドキュサイン)使われてるたからね。

 




 

さて、やっと待たされて、

他のおばあちゃん2人と更衣室に案内される。

 

ヨチヨチ歩きのシニア達を先に優先して、

アタシは、そのあとをノソノソとついて回った。

 

随分、待合室で待たされた挙句、

診察室に向かうのもスローペースで、

なんか調子が狂った。

 




 

ところで、前編でも言ったけど、

 

ここの受付スタッフのユニフォームが、

鉄工所でパートタイム勤務のおばちゃんみたいな、

 

かっぽう着みたいって言ってたでしょ?

 

 

アタシの勝手なイメージだけどさw

 




 

普通、医療関係は白か、淡い色のベストだったりするけど、

 

紺のカッポウ着は、マンハッタンオフィスにしては、

かなり地味に映ったんだよね。

 

そしたらさ、患者の診察着も、

思いっきり紺だったのよ!

 

 

いや、別にいいんだけど、

婦人科系は、どこ行ってもピンクの診察着だったから、

 

これ、前週に受けた婦人科検診。

 

 

やっぱ検診着ピンクでしょ?

 

だから、あえての紺に驚いたのね。

 

紺は、肌寒い印象を与えるよね。

 




 

さて、マンモグラム検査は、40歳以上からなんだけど、

いつもアタシがいく時は、周りの人60代70代のシニアが多くて、

 

一番若いアタシは、サクサクっと着替えも出来て、

もう、いつでもマンモ撮影Readyなんですけれど、

 

なぜか、シニア達が着替え終わるまで、

一緒に待たされる。

 

全てがスローペースで、

やっとシニアの着替えが終わり、

 

しばらく待たされて、

レントゲン技師がまずエスコートして

シニアをレントゲン室に連れて行く、

 




 

そして、アタシを担当するレントゲン技師さんがやって来た。

 

 

えっ?!

 

 

先ほど、前のシニア患者さんを40代くらいの技師さんがエスコートしていったのだが、

アタシの技師さんは、背骨が曲がり、足の障害があり、まもなく定年退職を迎えそうな、シニア技師さんだった。

 

技師さんは、ちょっと歩行も大変そうで、

なんか、アタシがエスコートして差し上げるべきじゃないかって思っちゃったのよ。

 




 

この世はバランスなんだなって、

 

たまたまのタイミングで、若い技師さんが、

最初に、いっしょに待ってた患者のおばあちゃんたちを担当することになったんだけど、

 

もし、技師も患者もシニアだったら、

めっちゃ時間がかかるだろうなと、

 

自分も、あと20年くらいで、シニアになって、

若い人から、遅ぇ〜!とか言われちゃうのかなって、

 

確かに、最初にシニアを優先せずに、サクッと着替え室に一番で乗り込んでたら、

順番からして、若い技師さんに当たって、サクサク撮影してもらえたかもしれないって思ったりもしたの。

 




 

ゆっくりベテランシニア技師さんと、撮影室に向かい、

 

本当に、あんなに背骨曲がって、歩行も大変なのに、

マンモグラフィーの機会を扱えるのかなって心配もしたよ。

 

シニア技師さんは、黒人のおばちゃんで、ちょっと英語に独特な黒人さんの聞き取りずらい発音があって、

 

「〇〇してないわよね?」

 

って聞かれて、

 

えっ、何て?

って聞き返してしまった。

 

何回か繰り返してもらって、

 

あぁ、デオドラントかっ!

 

「はい、つけてません!」

 




 

前のマンモ撮影した時、

腰につける防御着をつけてくれない技師がいたので、

 

シニア技師さんも、忘れてたら付けてくれるように頼まなきゃって思ってたけど、

 

「妊娠はしてない?」

 

「(まだw)してません。」

 

ちゃんと妊娠確認してくれて、重たい防御着を、

その細い腕で装着してくれた。

 




 

アタシは貧乳なので、マンモ撮るの大変なのよ。

マンモマシーンに、なかなか乳が挟めないからねw

 

だけど、シニア技師さんは、テキパキと指示を出して、

 

「はい、手はこっち、胸突き出して、腰は外へ、

首は、こっちに捻って、そうそう、そのポジション!」

 

言われるがままに体をポジショニングすると、

ちっちゃい胸も、ちゃんと挟まるwww

 




 

「アタシも Small boobs だから、よくわかるのよ。😉」

 

そう言って和ませてくれる。

 

「じゃあ、マジシャンみたいな格好だけど、

合図したら、息止めてね!」

 

さすが、ベテランだわ!

 




 

患者の扱い、マシンの扱いは、当然のごとく熟知してて、

なおかつ、患者とのコミュニケーションや、

スモールトークで、その場を和ませてくれる、

 

時々、無愛想で、上手に撮れなくて、

逆ギレして、勝手に撮り直ししてる技師もいたりして、

 

しかも、その取り直しは、

あたかも患者が悪いみたいな素振りの技師もいる中で、

 

あぁ、このベテラン技師さんに当たってよかった!

 




 

年齢や、障害、外見で、人を判断しちゃいけないって、反省もしたよ。

 

この、少し身体に障害のあるシニア技師さんを見て、

自分が、この年代のなった時、どう若い人と渡り歩き、

リスペクトし、リスペクトされるには、

もちろん、その人の積んできたキャリアも相談だけど、

そこに、どれほど人間味があるかなんだよな。

 




 

若いと、体力あるんで、

下手したら機械のように働けるでしょ?

 

そうすると、タスクをこなすことにフォーカスし過ぎて、

大事な人間味とか忘れがちだよね。

 

もちろん経験も浅いから、だから若い人には、

その経験を積む時間があるわけだよね。

 

それ、積んで来なかったら、

未来に損することもあるかもしれない。

 

あぁ、今からでも遅くない、

毎日大事に過ごそう!

 

マンモグラム検診で、

そんなデープな思いに浸るなんてwww

 




 

そして、数日後、

マンモグラフィーの結果が出まして、

 

アジア人特有の、Dense breast (緻密な胸)でした。

 

偶然だったんですけれど、

10月は、乳がん予防月間なんですってよ!

 

それで、今朝、ライブ配信しました!

 




 

お知らせ!

 

次回のNYこりんごラジオは、

スペシャル企画で、日曜日にライブ配信!

 

 

10/23(日)NY時間9AM、日本時間10PMより

 

 




 

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