この世には、摩訶不思議なことって存在する。
自分の専門分野でも、
どうにも出来ないことにぶつかると、
もう祈ることしか出来ない。
さて、久々の、こりんご歯科医院オープン。
歯の治療をした後で、
歯が痛くなることありませんか?
特に痛みのなかった歯だったのに、
「虫歯ありますね、治しましょう。」
って歯医者に言われて、
虫歯治療したら、
治療後に余計に痛む!
だったら治療しなけりゃよかった!
とクレームをつける患者さんいます。
これ歯科では、結構あるあるなのよ。
原因は、
寝た子を起こしたから。w
何それ?
ほら、やっと眠りかけた子供を、
うっかり起こしちゃうと、
ギャン泣きするでしょ?
まぁ、本当は、いろんなケースがあるんだけれど、
例えば、詰め物の高さが合ってないとか、
金属やレジンは熱を通しやすいのでしみるとか、
これらは、高さの調整したり、
しばらく様子見てもらうとかするんだけれど、
実は、治療には、リスクもあること知っていただきたい。
例えば、虫歯を削ってレジン充填(白い詰め物)した後、
虫歯の大きさ、削った量にもよるけど、
結構、神経まで近かったりすると、
削った時の振動や熱が伝導して神経を過敏にしたりするのよ。
あの歯医者さんが使ってるキュイーンって削る奴、
タービンって言うんだけれど、
分速30万〜50万回転と言う高速で回ってて、
それで削るから、摩擦熱が出てくるわけね。
そんな摩擦熱を抑えるために、
タービンヘッドから冷却のための水が出てるのよ。
(それをアタシらアシスタントがゴーゴー吸ってあげるわけね。)
でも1分間に50万回転もしてるタービンで削られるわけですから、
冷却してても、振動や熱が完全に防げるわけではない。
本当に1mmの世界なんで、
削りながら、神経にうっかり到達しちゃうと、
もうそこから細菌が入って、神経が細菌感染
要神経治療なんて最悪なパターンもあるし、
神経まで運良く行かなくても、
治療の熱や振動で神経は過敏にさらされ、
場合によってはそのストレスで死んじゃう場合もなくはない。
これはね、本当に腕のいい歯医者に詰め物してもらわないと、
ウッカリ神経まで削りすぎちゃって、
神経治療になってしまうケースもマジなきにしもあらず、
でも歯科医師に、その医師の腕を棚に上げ、
虫歯が深かったので、
と言われれば、そう納得するしかない。
だから、アタシ、今1本虫歯あるんだけれど、
それが怖くて治してないのよ。( ̄∀ ̄)
(レントゲンに、こんなに大きく写ってるので、実際はもっと大きい虫歯なはず!)
痛みはまだ出てないし、
フッ素入り歯磨き粉やデンタルフロスで、
徹底管理してるけど、
放って置いたら悪化するだけだから、
皆さん、虫歯は、ちゃんと治しましょうね。
アタシは、その虫歯の大きさをレントゲンで定期的にチェックして、
まだ症状も出ていないので保留してます。
だってやると決断したら、
神経治療になるかもしれないリスクも覚悟しなくちゃだから。
その覚悟まだ出来てない。
ここで神経治療になったり、
治療の削った振動や熱で、痛みが出ると、
業界人だったら、その痛みの原因やメカニズムを知ってるので、対処のしようもあるが、
一般人だったら、治したのに納得いかない!
ってガタガタ騒ぎたいよね。( ̄∀ ̄)
では、皆様に細やかながら、
ワタクシの経験をこれまでの知識を元にシェアしていくわ!
去年の暮れ、右上の一番奥の歯の詰め物がかけた!
あのねアンカーの一番奥の歯って、
結構、力かかるので、
かけたりするリスク大きいよ。
こちら、3年前に奥歯かけた記事。
この時も、見事に、右下アンカーの歯がかけたね。
元々、白いレジン充填されてた歯だったんだけど、
やっぱ奥歯はプラスティックの詰め物じゃ耐久性弱い。
(この時は、自分の歯がかけちゃったけど)
今や、白いメタルと呼ばれるジルコニアを入れるチョイスもあるけれど、
アタシはやっぱり、
ジャジャン!
ゴールド入れたわけね。
貴方、今をときめくオリンピックだって、
ゴールドメダルが一番でしょ?
ゴールドがいい理由は、
上記のリブログを読んでね。
ということで、今回の上の奥歯も、
もちろんゴールド入れました!
すまん、上のゴールドの写真はないんだけど、
こんな感じで削って型をとて、
ゴールドオンレー入れました。
これを削った時、
隣の歯も、昔、レジン充填したんだけれど、
なんと、キッチリ詰められてなかったみたいで、
見てよ、
歯に穴が開いてる!
これは虫歯じゃないけれど、
キチンと詰め直した方がいいと言われていたのだが、
確かこの歯は、結構、深い虫歯で、
神経まで虫歯が到達するのを覚悟で削って詰めた歯なんだけれど、
奇跡的に、神経は無事保護された歯なんだよね。
それを、また寝た子を起こすようなことしたくないじゃん?
虫歯じゃなくて、ただの詰め損ないならば、
管理さえ上手くいけば虫歯にならんだろうと、
(穴になっているので、管理は難易度高いですよ!)
で一件落着かと思ったのだが、
右下ゴールドオンレーを入れた後、問題発生!
硬いものが噛めないっ!!!!
ある一定のアングルで硬い物を噛むと、
痛みが走る。
これ一般の人だったら、
新しい詰め物をして直したのに、
噛めないってどう言うことっ?!💢
ってイラっとするよね。
でも、アタシ、この業界長いからさ、
アナライズするわけよ。
噛み合わせの高さがあってないなら、
常に噛む時違和感でるはずなんだけど、
硬いものを一定のアングルで噛んだ時だけ痛むのよ。
つまり、噛み合わせの問題ではなさそうで、
痛みの感じからして、
神経の問題ではなさそうだが、
どこか一スポットが神経に触れるような痛みで、
まるで地雷を抱えてるみたいなのよ。
(まさにその地雷を踏まなければ痛まないわけで)
でも、いつその地雷を踏むかわからないから、
右で食事が出来ないっ!
めっちゃフラストレーションだっ!
しかし迂闊に痛いと歯医者に相談したら、
高さ調整して、ダメなら神経治療を勧められたりするだろう。
(神経の取っちゃえば、痛みのなくなるからね。)
一般の人は、痛いなら神経抜いた方がラクかも?
って思いがちだけれど、
神経は痛みや感覚のセンサーで、
それなくなったら、歯としては、鈍ってくるし、
神経を通して水分や栄養分を歯に送り届けてるので、
その供給が無くなれば、
歯はドライになってモロくなりやすいし、
色もグレーに変わってくるよ。
神経や歯は、むやみに抜くのお勧めしません!
一応、治療してくれた、ウチのボス(歯科医師)に聞いてみたら、
「俺も、そう言う歯あるよ。」
と言われた。
つまり我慢しろってことですね。( ̄∀ ̄)
で、結局、その歯どうしたの?
えぇ、
経過観察中です!( ̄∀ ̄)
時が解決してくれる!
そう思いたい・・・。
しかし、もう地雷を抱えたまま半年が過ぎ、
今だに、ガッツリ右で噛めない状況は変わらず、
だからと言って、左だけで噛んでたら、
左に負担をかけちゃうわけで、
アンバランスだよね。
もういい加減、半年もしてこの地雷が消えないとなると、
何か手を打たんと、
このまま、地雷を抱えながら生きていくのは、
食事が楽しめない、これは人生で結構大きな失点ですよ。
ただ治したはずの歯が痛いって、
歯医者に相談しても、
出来ることは限られてて、
入れたゴールドオンレーを剥ぎ取って、
再治療したところで、
どう転がるかはわからない。
まして最悪、神経治療なんてゴメンですよ!
今回ばかりは、さすがのアタシも、
原因を突き止められず、
いつもは、みんなの歯の相談に乗る方だが、
誰かデンタルプロフェッショナルにアドバイスいただきたいよ。
そして、思いついた!
そうだ、隣の歯に、詰め損ないの穴が開いていた、
あれを治したら、もしかしたら、
何かの接触や角度の変化で、
この噛む時の痛みが軽減しるかもしれない!
この歯も寝た子を起こしたくなかったので、
虫歯じゃないから放置していたけれど、
出来れば治した方がいい歯だし、
これで、いい転換で痛みが収まってくれたら!
それもこれもやってみなくちゃ分からないことなので、
どうせ何もしなくても痛いのならば、
何かして変化することを期待しよう!
と、先週、遂に、隣の歯の詰め直しをしましたよ!
そして無事に、その歯のレジン充填(詰め物)を終了。
「すっごい深くて、神経ギリギリだったから、
しばらく様子見てね。」
えっ?!(゚Д゚;)
「あれ、ただの穴を埋め直すためなのに、
なんで神経に近かったんですか?」
神経に近いって知ってたらやらなかったのに!
「穴から少し亀裂が入ってたから、
それをトラックして削ったから、
神経に近くなったんだ。」
とか言ってたんだけど、
そんな危ない橋渡るんだったらやらなきゃよかったと、
マジ後悔!
削った刺激で神経にダメージが行きはしないかとハラハラだった。
こう言う時は、なまじ変な知識ない方が気楽に過ごせる。
神経ギリギリまで削っても、
もちろん、そこにダイレクトに詰めるわけではなくて、
まず、神経を保護するお薬を入れてから、
レジン充填してますので、
ほとんどのケースで、
神経ダメになったと言って来た人は
いないのも知ってるんだけれど、
大抵、もうマジで神経ギリギリの時は、
即、神経治療勧められるから。
とりあえず、ドクターは、念のために、
「かなり虫歯が深かったので、
痛みが出たら神経治療になります。」
と、最悪なケースも伝えておくものである。
で、レジン充填した後は、
プラスティックは熱を通しやすいので、
「詰めた後、2~3日はしみることありますけれど、
それは通常の事なので、心配しないでください。
そのしみるのが、日に日に強くなるようでしたら、連絡してください。」
って、患者さんに補足している立場なのに、
詰めた翌日、違和感があって、
3日目くらいから、メッチャしみ始めたのよっ!
ギャ~!
これは、神経にダメージ食らったに違いないっ!
あぁ、神経治療だわっ!
変な知識に振り回されて、
素人さん以上に、
ギャーギャー騒ぎ始めてしまいましたよ。w
「白い詰め物は熱を通しやすいので、
数日間は、しみたりしますが、
痛いがひどくならない限り様子を見てくださいね~、」
とかアドバイスする立場の自分よ。
落ち着けよ・・・。
フッ素塗布をいつも以上に多めに塗って、
もう、神経治療になった最悪のケースを考えて、
神経治療のドクターと治療費とか計算までし始めたよね。
だってさ~、冷たい水がメッチャしみて、
そのしみた鈍い痛みが数十分くらい続いているのよ。
これって、神経ダメージの兆候だったりするのよ。
歯って、しみても、一瞬だったら普通の事なんだけれど、
鈍い痛みがしばらく続くのは、よくない合図。
歯の痛みは、まず水にしみて、
神経が感染すると、お湯がしみてくる。
打診痛や、ジャンプしたりすると振動で痛かったり、
指で押したり叩いたりしていたいと、
炎症を起こしてる証拠ね。
膿がこもってるから、圧迫されると痛いわけよ。
まだ、お湯にしみない、打診痛もない、
でも、冷たいものに染みて鈍い痛みが続く、
嫌だ~~~!!!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
治療をしてくれたウチのボス(歯科医師)を恨めしく思ったりもしたよ。
妊活で忙しいのに、歯の治療が厄介になるなんて、
踏んだり蹴ったりだわっ!
そして、3日後。
あはは、あのしみる痛みは、完全に軽減!
だから、2~3日様子見ろって知ってたじゃん!
アタシの同僚の歯科衛生士は、
虫歯治療でかなり神経ギリギリまで削ったが、
どうしても、クラウンとか入れたくなかったので、
レジン充填をしたらしいんだけれど、
1年くらいしみてたって言ってたよ。
と言うことで、虫歯をレジン充填で、
治療後にしみるという方、
レジンは熱を通しやすいから、
治療後しみるのは、本当でした。www
治療後、しみるから、
直ぐに神経治療してしまうんじゃなくて、
歯医者にクレームする前に、
2~3日とは言わず、もう少し長めに様子をみてもOK!
自分の治癒力を信じよう!
でも、まだ、あのゴールドオンレーは、
角度によって噛めません。
この痛みの原因や対策を知っている人は、
ぜひお知らせください!
これ以外の歯科問題やお悩みでしたら、
大抵お答えできます。
NYこりんご歯科医院では、
歯のお悩み相談やってます。
- アメリカでの歯の治療の悩み
- アメリカので歯の保険の仕組み
- 治療内容相談
- その他コンサルテーション
歯科業界日米通算27年の経歴のワタクシが、
歯のお悩み受け付けます。
お悩み1件に付き$45でございます。
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dentalhelpny@gmail.com
(お支払いは、PayPalか、Zelleにて)
すみません、今まで無料相談に乗っていたのですが、
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相談は、有料に変えさせていただきまし。
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ずっと誰かの役に立ちたいと思ってたんですよ。 誰に何をどうしたら役に立てるのかって、 迷いに迷ったこともある。 自分がしたことで、誰かが喜んでく ...
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それでは、本日の動画は、ちょっと前の動画になりますが、
虫歯予防の鍵は、デンタルフロスですよっ!
では、デンタルフロスの裏技ビデオ再投稿しておきます!
そして、なんと遂にYouTubeのサブスクライバーが
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ありがとうございます!!!
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