NYこりんご歯科医院

歯医者で治療した後に歯が痛くなる?!(どうしたらいいの?)

投稿日:2021-08-06 10:36 更新日:

 

 

この世には、摩訶不思議なことって存在する。

 

自分の専門分野でも、

どうにも出来ないことにぶつかると、

もう祈ることしか出来ない。

 




 

さて、久々の、こりんご歯科医院オープン。

 

 

歯の治療をした後で、

歯が痛くなることありませんか?

 

特に痛みのなかった歯だったのに、

 

「虫歯ありますね、治しましょう。」

 

って歯医者に言われて、

 

虫歯治療したら、

治療後に余計に痛む!

 

だったら治療しなけりゃよかった!

 

とクレームをつける患者さんいます。

 

これ歯科では、結構あるあるなのよ。

 




 

原因は、

 

 

寝た子を起こしたから。w

 

 

何それ?

 

ほら、やっと眠りかけた子供を、

うっかり起こしちゃうと、

ギャン泣きするでしょ?

 




 

まぁ、本当は、いろんなケースがあるんだけれど、

 

例えば、詰め物の高さが合ってないとか、

金属やレジンは熱を通しやすいのでしみるとか、

 

これらは、高さの調整したり、

しばらく様子見てもらうとかするんだけれど、

 

実は、治療には、リスクもあること知っていただきたい。

 




 

例えば、虫歯を削ってレジン充填(白い詰め物)した後、

虫歯の大きさ、削った量にもよるけど、

結構、神経まで近かったりすると、

削った時の振動や熱が伝導して神経を過敏にしたりするのよ。

 

あの歯医者さんが使ってるキュイーンって削る奴、

タービンって言うんだけれど、

分速30万〜50万回転と言う高速で回ってて、

それで削るから、摩擦熱が出てくるわけね。

 

そんな摩擦熱を抑えるために、

タービンヘッドから冷却のための水が出てるのよ。

(それをアタシらアシスタントがゴーゴー吸ってあげるわけね。)

 

でも1分間に50万回転もしてるタービンで削られるわけですから、

冷却してても、振動や熱が完全に防げるわけではない。

 




 

本当に1mmの世界なんで、

削りながら、神経にうっかり到達しちゃうと、

もうそこから細菌が入って、神経が細菌感染

要神経治療なんて最悪なパターンもあるし、

 

神経まで運良く行かなくても、

治療の熱や振動で神経は過敏にさらされ、

場合によってはそのストレスで死んじゃう場合もなくはない。

 

これはね、本当に腕のいい歯医者に詰め物してもらわないと、

ウッカリ神経まで削りすぎちゃって、

神経治療になってしまうケースもマジなきにしもあらず、

 

でも歯科医師に、その医師の腕を棚に上げ、

虫歯が深かったので、

と言われれば、そう納得するしかない。

 




 

だから、アタシ、今1本虫歯あるんだけれど、

それが怖くて治してないのよ。( ̄∀ ̄)

 

(レントゲンに、こんなに大きく写ってるので、実際はもっと大きい虫歯なはず!)

 




 

痛みはまだ出てないし、

フッ素入り歯磨き粉やデンタルフロスで、

徹底管理してるけど、

 

放って置いたら悪化するだけだから、

皆さん、虫歯は、ちゃんと治しましょうね。

 

アタシは、その虫歯の大きさをレントゲンで定期的にチェックして、

まだ症状も出ていないので保留してます。

 

だってやると決断したら、

神経治療になるかもしれないリスクも覚悟しなくちゃだから。

 

その覚悟まだ出来てない。

 




 

ここで神経治療になったり、

治療の削った振動や熱で、痛みが出ると、

 

業界人だったら、その痛みの原因やメカニズムを知ってるので、対処のしようもあるが、

 

一般人だったら、治したのに納得いかない!

ってガタガタ騒ぎたいよね。( ̄∀ ̄)

 

では、皆様に細やかながら、

ワタクシの経験をこれまでの知識を元にシェアしていくわ!

 




 

去年の暮れ、右上の一番奥の歯の詰め物がかけた!

 

あのねアンカーの一番奥の歯って、

結構、力かかるので、

かけたりするリスク大きいよ。

こちら、3年前に奥歯かけた記事。

 

 

この時も、見事に、右下アンカーの歯がかけたね。

 

 




 

元々、白いレジン充填されてた歯だったんだけど、

やっぱ奥歯はプラスティックの詰め物じゃ耐久性弱い。

(この時は、自分の歯がかけちゃったけど)

 

今や、白いメタルと呼ばれるジルコニアを入れるチョイスもあるけれど、

 

アタシはやっぱり、

 

ジャジャン!

 

 

ゴールド入れたわけね。

 

貴方、今をときめくオリンピックだって、

ゴールドメダルが一番でしょ?

 

ゴールドがいい理由は、

上記のリブログを読んでね。

 




 

ということで、今回の上の奥歯も、

もちろんゴールド入れました!

 

すまん、上のゴールドの写真はないんだけど、

 

こんな感じで削って型をとて、

ゴールドオンレー入れました。

 

 




 

これを削った時、

隣の歯も、昔、レジン充填したんだけれど、

 

なんと、キッチリ詰められてなかったみたいで、

見てよ、

歯に穴が開いてる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

これは虫歯じゃないけれど、

キチンと詰め直した方がいいと言われていたのだが、

 

確かこの歯は、結構、深い虫歯で、

神経まで虫歯が到達するのを覚悟で削って詰めた歯なんだけれど、

奇跡的に、神経は無事保護された歯なんだよね。

 

それを、また寝た子を起こすようなことしたくないじゃん?

 

虫歯じゃなくて、ただの詰め損ないならば、

管理さえ上手くいけば虫歯にならんだろうと、

 

(穴になっているので、管理は難易度高いですよ!)

 




 

で一件落着かと思ったのだが、

 

右下ゴールドオンレーを入れた後、問題発生!

 

 

硬いものが噛めないっ!!!!

 

 

ある一定のアングルで硬い物を噛むと、

痛みが走る。

 

これ一般の人だったら、

新しい詰め物をして直したのに、

 

噛めないってどう言うことっ?!💢

 

ってイラっとするよね。

 




 

でも、アタシ、この業界長いからさ、

アナライズするわけよ。

 

噛み合わせの高さがあってないなら、

常に噛む時違和感でるはずなんだけど、

 

硬いものを一定のアングルで噛んだ時だけ痛むのよ。

つまり、噛み合わせの問題ではなさそうで、

 

痛みの感じからして、

神経の問題ではなさそうだが、

 

どこか一スポットが神経に触れるような痛みで、

まるで地雷を抱えてるみたいなのよ。

 

(まさにその地雷を踏まなければ痛まないわけで)

 

でも、いつその地雷を踏むかわからないから、

右で食事が出来ないっ!

 

めっちゃフラストレーションだっ!

 

しかし迂闊に痛いと歯医者に相談したら、

 

高さ調整して、ダメなら神経治療を勧められたりするだろう。

(神経の取っちゃえば、痛みのなくなるからね。)

 




 

一般の人は、痛いなら神経抜いた方がラクかも?

って思いがちだけれど、

 

神経は痛みや感覚のセンサーで、

それなくなったら、歯としては、鈍ってくるし、

神経を通して水分や栄養分を歯に送り届けてるので、

その供給が無くなれば、

歯はドライになってモロくなりやすいし、

色もグレーに変わってくるよ。

 

神経や歯は、むやみに抜くのお勧めしません!

 




 

一応、治療してくれた、ウチのボス(歯科医師)に聞いてみたら、

 

「俺も、そう言う歯あるよ。」

 

と言われた。

 

つまり我慢しろってことですね。( ̄∀ ̄)

 




 

で、結局、その歯どうしたの?

 

えぇ、

 

経過観察中です!( ̄∀ ̄)

 

時が解決してくれる!

 

そう思いたい・・・。

 




 

しかし、もう地雷を抱えたまま半年が過ぎ、

 

今だに、ガッツリ右で噛めない状況は変わらず、

だからと言って、左だけで噛んでたら、

左に負担をかけちゃうわけで、

アンバランスだよね。

 

もういい加減、半年もしてこの地雷が消えないとなると、

何か手を打たんと、

 

このまま、地雷を抱えながら生きていくのは、

食事が楽しめない、これは人生で結構大きな失点ですよ。

 

ただ治したはずの歯が痛いって、

歯医者に相談しても、

出来ることは限られてて、

 

入れたゴールドオンレーを剥ぎ取って、

再治療したところで、

どう転がるかはわからない。

まして最悪、神経治療なんてゴメンですよ!

 




 

今回ばかりは、さすがのアタシも、

原因を突き止められず、

いつもは、みんなの歯の相談に乗る方だが、

 

誰かデンタルプロフェッショナルにアドバイスいただきたいよ。

 




 

そして、思いついた!

 

そうだ、隣の歯に、詰め損ないの穴が開いていた、

あれを治したら、もしかしたら、

何かの接触や角度の変化で、

この噛む時の痛みが軽減しるかもしれない!

 

この歯も寝た子を起こしたくなかったので、

虫歯じゃないから放置していたけれど、

 

出来れば治した方がいい歯だし、

これで、いい転換で痛みが収まってくれたら!

 

それもこれもやってみなくちゃ分からないことなので、

 

どうせ何もしなくても痛いのならば、

何かして変化することを期待しよう!

 

と、先週、遂に、隣の歯の詰め直しをしましたよ!

 




 

そして無事に、その歯のレジン充填(詰め物)を終了。

 

「すっごい深くて、神経ギリギリだったから、

しばらく様子見てね。」

 

 

えっ?!(゚Д゚;)

 

 

「あれ、ただの穴を埋め直すためなのに、

なんで神経に近かったんですか?」

 

神経に近いって知ってたらやらなかったのに!

 

「穴から少し亀裂が入ってたから、

それをトラックして削ったから、

神経に近くなったんだ。」

 

とか言ってたんだけど、

 

そんな危ない橋渡るんだったらやらなきゃよかったと、

 

マジ後悔!

 




 

削った刺激で神経にダメージが行きはしないかとハラハラだった。

こう言う時は、なまじ変な知識ない方が気楽に過ごせる。

 

神経ギリギリまで削っても、

もちろん、そこにダイレクトに詰めるわけではなくて、

まず、神経を保護するお薬を入れてから、

レジン充填してますので、

 

ほとんどのケースで、

神経ダメになったと言って来た人は

いないのも知ってるんだけれど、

 

大抵、もうマジで神経ギリギリの時は、

即、神経治療勧められるから。

 

とりあえず、ドクターは、念のために、

 

「かなり虫歯が深かったので、

痛みが出たら神経治療になります。」

 

と、最悪なケースも伝えておくものである。

 




 

で、レジン充填した後は、

プラスティックは熱を通しやすいので、

 

「詰めた後、2~3日はしみることありますけれど、

それは通常の事なので、心配しないでください。

そのしみるのが、日に日に強くなるようでしたら、連絡してください。」

 

って、患者さんに補足している立場なのに、

 

詰めた翌日、違和感があって、

3日目くらいから、メッチャしみ始めたのよっ!

 




 

 

ギャ~!

 

 

これは、神経にダメージ食らったに違いないっ!

 

あぁ、神経治療だわっ!

 

変な知識に振り回されて、

素人さん以上に、

ギャーギャー騒ぎ始めてしまいましたよ。w

 




 

「白い詰め物は熱を通しやすいので、

数日間は、しみたりしますが、

痛いがひどくならない限り様子を見てくださいね~、」

 

とかアドバイスする立場の自分よ。

落ち着けよ・・・。

 




 

フッ素塗布をいつも以上に多めに塗って、

もう、神経治療になった最悪のケースを考えて、

神経治療のドクターと治療費とか計算までし始めたよね。

 

だってさ~、冷たい水がメッチャしみて、

そのしみた鈍い痛みが数十分くらい続いているのよ。

 

これって、神経ダメージの兆候だったりするのよ。

 

歯って、しみても、一瞬だったら普通の事なんだけれど、

鈍い痛みがしばらく続くのは、よくない合図。

 




 

歯の痛みは、まず水にしみて、

神経が感染すると、お湯がしみてくる。

 

打診痛や、ジャンプしたりすると振動で痛かったり、

指で押したり叩いたりしていたいと、

炎症を起こしてる証拠ね。

 

膿がこもってるから、圧迫されると痛いわけよ。

 




 

まだ、お湯にしみない、打診痛もない、

でも、冷たいものに染みて鈍い痛みが続く、

 

嫌だ~~~!!!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

治療をしてくれたウチのボス(歯科医師)を恨めしく思ったりもしたよ。

 

妊活で忙しいのに、歯の治療が厄介になるなんて、

踏んだり蹴ったりだわっ!

 




 

そして、3日後。

 

あはは、あのしみる痛みは、完全に軽減!

 

だから、2~3日様子見ろって知ってたじゃん!

 

アタシの同僚の歯科衛生士は、

虫歯治療でかなり神経ギリギリまで削ったが、

どうしても、クラウンとか入れたくなかったので、

レジン充填をしたらしいんだけれど、

1年くらいしみてたって言ってたよ。

 

と言うことで、虫歯をレジン充填で、

治療後にしみるという方、

 

レジンは熱を通しやすいから、

治療後しみるのは、本当でした。www

 




 

治療後、しみるから、

直ぐに神経治療してしまうんじゃなくて、

 

歯医者にクレームする前に、

2~3日とは言わず、もう少し長めに様子をみてもOK!

 

自分の治癒力を信じよう!

 




 

でも、まだ、あのゴールドオンレーは、

角度によって噛めません。

 

この痛みの原因や対策を知っている人は、

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