所変われば品変わる?
外に出てみて、初めて中のことに気づく。
19年前に、アタシは外の世界、
アメリカにやって来た。
見るもの全てが別世界で・・・
Oops!
今日は思い出話をするんじゃなかったわ!
デンタルインプラントの話よね。^_^
これ、3年前に入れたアタシのインプラントだけど、
インプラントの見せしめで公開の
我がレントゲンですけれど、
プロが見たら、違ったポイントで気になるレントゲンだよね〜。
あぁ、この1枚のレントゲンだけでも、
- 骨吸収
- 歯根吸収
- 虫歯
とほほ・・・
さて、昨日のブログで書いた通り、
こんなアタシですが、
日米通算27年も歯科業界に居座ってるわけよ。
日米のデンティストリー、
根本的なことは世界共通だけれども。
めっちゃ土地柄出てるなって、
両国で働いてみて感じる。
シンプルに、日米で、
何がそんなに違うのかとザックリ言えば、
米・アグレッシブ
日・コンサバティブ
もうこれに尽きる。
日本で、歯科衛生士として働いていた時は、
「アメリカの医療は、日本の10年先を行く!」
と言われていたのよ。
一端の衛生士としては、
当時の日本の歯科治療の10年先って、
宇宙的なテクノロジー治療でもしてるのか?
と興味はあった。
アメリカに実際やって来て、
アメリカの歯科医院で実際に働いてみて、
あぁ、なるほど、
それは、上記のアグレッシブとコンサバティブの差に尽きるなと実感。
ようは、コンサバティブな日本は、
なんでも最先端医療への取り組みは、
慎重に行くんだと思う。
だから遅れをとるというか・・・
これ、あくまでアタシの感想ですけれど。
アタシが日本にいた19年も前の頃の日本では、
デンタルインプラントなんて、
好奇心旺盛な金持ちがやるくらいで、
一般的には普及していなかった。
アタシがアメリカに行くと決まった時、
当時働いていた病院の院長に、
「アメリカで、インプラントのドクターをスカウトして来てね。」
って言われたのを覚えている。
そう、アタシは、日本にいた時、
一般歯科医院じゃなくて、
総合病院の歯科で働いていたのだ。
総合病院ですら、
インプラントなんてやってなかったし、
今思えば、学生の頃、
インプラントの授業なんかなかったよね。
それでも、大学病院の口腔外科や、
インプラントを専門にするドクターもいたであろうが、
一般には、普及しておらず、
歯を抜いた後は、抜いた歯の両隣りを削って、
ブリッジを入れるのが一般的だった。
そこにインプラントと言うオプションなどは存在しなかった。
逆にアメリカでは、ブリッジなどと言うオプションが少なく、
抜いた歯の後はインプラントが普通であった。
どうしても、インプラントは抵抗があると言う人には、
勧めないけどブリッジというオプションもあるよ。
って感じだった。
あれから、約20年が過ぎたので、
今では、日本でもインプラントは普及して来ているかもしれないけれど。
現在の日本の状況を知らないので、
何とも言えないが、
昨日のブログで話した、
アタシのデンタルヘルプ企画に、
寄せられた相談は、
結構、インプラントの質問が多かった。
やはり日本では、勧めないインプラントを、
アメリカに来た途端、勧められるんで、
インプラントどうなん?
って悩む人が多いのであろう。
これまで、自己肯定感が低い自分、
闇雲に見知らぬ人の相談に乗ってたが、
相談に乗り疲れたので、
無料相談は止めました。
相談メール送ったのに返信来なかった人ごめんなさいね。
有料でもよかったら、またメールしてください。
お悩み1件に付き、45ドルです。
(すみません、メールのやり取りアンリミテッドで45ドルになりました。)
dentalhelpny@gmail.com
まぁ、有料相談にしておけば、
前みたいに捌ききれない相談メールが来ないだろうと想定しての有料です。w
でも、今後も、周りの皆様に振り回されずに、
自分がぶち当たった歯科問題に対して、
今後も、ブログでは、もちろん無料で、配信していきますので、
よろしくね。
では、前回のブログでお約束したように、
-
お金と能力の回し方。(自己肯定感と自己自信を上げる!)
ずっと誰かの役に立ちたいと思ってたんですよ。 誰に何をどうしたら役に立てるのかって、 迷いに迷ったこともある。 自分がしたことで、誰かが喜んでく ...
続きを見る
最後に、こちらの方の相談で、
ご奉仕デンタル相談は、
終了させていただきたいと思います。
=ご質問=
日本の歯医者はインプラントを勧めない傾向にあるのか、
これまでインプラントには悪いイメージがあったんですが、
アメリカに来てからインプラント以外の治療法が無さそうで、
不安はありながらやってみることになったもので
アメリカの歯医者の方が、日本の歯医者より技術が高いとか進んでいるという話は聞きますが、
実際にそうなのでしょうか?
答えは、既に、
冒頭で回答してしまってるんだけれどね。
まず、アメリカでも、インプラント以外のオプションが無いわけではないんだけれど、
あまり勧めてないってことね。
しかし、日本は、まだまだコンサバティブとは言え、
今でも患者さんに悪いイメージを持たせるほどインプラントを勧めないとは驚き。
例えるなら、
ほら、今や、アメリカは、多くの州でマリファナ(大麻)が合法化してるけれど、
日本で大麻所持なんて言ったら、
もうスゴイ重罪みたいな響きじゃない?
アメリカじゃリクリエーションで吸われてるのに、
日本じゃ、悪党だよ。
あんな感じだよね。
同じ大麻なのに、場所が違うだけで、
そのものの価値観が変わる。
日本では、悪いイメージのインプラントだけれど、
アメリカじゃ、当たり前にポピュラーに入れてる。
刺青とかも、そうだよね。
未だに、刺青の入った方は入場禁止とかある日本だけれど、
アメリカでは、タトゥーはファッション感覚だったりするでしょ?
マジ、ところ変われば品変わる。
じゃないけれど、
ところ変われば、
品の価値観も変わるってことかな。
アタシは、日本で歯科衛生士までやってたのに、
日本ではインプラントの症例すら見たことなかったし、
そんなアタシがインプラントなんて勧められないジャン?
でも、アメリカで、デンタルアシスタントやってて、
インプラントなんて、本当に日常茶飯事で行われてるから、
恐れ多い登り竜の刺青を、
ファッションタトゥーくらいの感覚で、
インプラントを捉えちゃってるわけね。
だから、インプラントは心配じゃないですか?
というご質問が多かったんだけれど、
ここの感覚が違ってくると、
大麻って悪いものですか?
って聞かれて、
日本だったら違法だけれど、
NYだったら合法だし、みたいな。( ̄∀ ̄)
何とも言えないですよ、
ってなっちゃうわけね。
で、日米の技量の差なんだけれど、
やっぱり数をこなしているドクターの方が腕がいいわけで、
インプラント勧めないくらいの日本だから、
当たり前にインプラントが行われてるアメリカと比べたら、
インプラント症例が日本では遥かに少ないんだろうと推測出来るし、
日本で、インプラントの症例の少ないドクターにやってもらうよりは、
アメリカで、毎日インプラントやってるドクターの方が技量は上だよね。
つまり、日米でのドクターの技量の差というよりは、
症例数の差だと思う。
日本でだって、インプラントをバリバリこなしているドクターがいれば、腕は悪くないと思うよ。
逆に、アメリカ人のドクターが全員、
インプラントの腕がいいわけじゃなくて、
アメリカは、歯科でも全て専門分野に分かれてるので、
インプラント専門のドクターにやってもらってね。
=質問の続き=
それと、コンサルでは抜歯から全部終わるまで9ヶ月かかるけど、
痛みは2、3日くらいと言われましたが、
実際にインプラントされてみて、そのような感じでしたか??
=答え=
インプラントの工程は、
ケースバイケースだったりする、
また、その症例の状況によって変わって来るし、
ドクターによっても方針が違うから、
何ともいけないけれど、
基本的には、抜歯後、抜歯窩がヒールするのに3ヶ月くらいかかって、
(炎症などなく、場合によっては、抜歯後の穴を利用して、
抜歯当日にインプラントを入れるケースもある。)
その後、インプラントスクリューを埋め込んで、
また癒着するまで3~4ヶ月かかって、
まぁ、最終的なクラウンが入るまでは、
半年から1年未満であるんだけれど、
一般的な痛みと言うのは、
処置をした日は、
つまり抜歯した日や、インプラント処置の日は、
歯茎を開いて骨にドリルでインプラントスクリューを入れるわけだから、
麻酔効いているので、処置自体の痛みはないとて、
切り傷として、麻酔が切れた後は、
炎症のピークが48時間なので、
2日ほどなんか違和感はあるよね。
で、痛みって、ホント個人差があるから、
少しでの痛みでも痛いと訴える人もいれば、
我慢強い人は、同じ痛みでも痛みと思わない人もいるわけで、
インプラント入れた後、炎症予防で抗生物質飲まされることあるけれど、
処置後、一週間前後経っても、
処置周辺に熱があったり腫れたり、
痛みを伴うようなら、処置をしたドクターに連絡しよう。
まぁ、これもやってみないと分からないところが多いので、
最悪なケースを想定しておけば、
実際やって、こんなものか、
って思っていたより簡単だったと、思う人の方が多い。
アタシも、まさかインプラントを入れる羽目になるとは思ってなかったんだけど、
あ、2度出し恐縮。(*´ω`*)
口腔内管理をしっかりしてても、
子供の頃に行った、昔の古い処置から、
歯を失うケースや、
アクシデントで、歯が折れたりヒビが入ったりで、
歯を抜かなくてはいけないケースってあるもんなんですよ。
アタシは、前者と後者のコンバインで、
昔の治療のところに、
アクシデント的な圧力がかかって、
ヒビが入り、保存不可になって、
歯を失う羽目に。
こちら過去記事。
3年前にインプラント入れた時の記事ね。
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今回の記事が、インプラントで迷っている方のお役に立てればいいのですが。
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フレンチブルドックのマイルズ君に癒されて〜
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