高齢妊活

心と体の決断劇。(46歳の採卵はいずこ?)

投稿日:2020-02-02 07:37 更新日:

 

ココロの声、聞いてますか?

 

では、カラダの声もちゃんと聞いてる?

 




 

アタシは、心ばかり優先することが多いんだと思った。

 

だから思い立ったら、

なんでも行動しちゃうんだよ。

 

人生、気持ちに従って、

ここまで来ちゃったな。

 

今回の44歳からの妊活だって、

ちゃんとカラダの声を聞いてたら、

 

もっと早くに動いたのかもしれない。

 

だけど、アタマは、まだ大丈夫って・・・

 




 

では、昨日のブログの続き。

 

LPSの決断
46歳妊活の決断は?ストレスMAXからの教訓。

    考えることが多くて壊れた。   考え過ぎて何も導けないのに、 時間だけが過ぎて行く。   でも、今、決断しなくちゃいけないんですっ!   &n ...

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46歳、今年最初の採卵は、LPSに決まった。

 

LPSって何?

 

同じ周期に2回採卵するんだけれど、

 

LPSの詳細は、こちら。

 

LPSって何?
高齢不妊治療のストレスと男性不妊について考えよう。

    カリフォルニアからNYに帰って来た日から、   今週は、毎日、不妊治療クリニックに通いっぱなしっ!( ̄∇ ̄)       しかも、衝 ...

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先週一週間、ほぼ毎日クリニックに通ってモニタリングして、採卵を行った。

 

そして、その翌週も、ほぼ毎日通わされ、

遂に、先週の採卵から一週間後の、

1月31日(金)に次の採卵が決まった。

 

残念ながら、5つほどあった卵胞は、

またしても、1つだけが勝ち逃げ、

24mmまで大きく成長してしまって、

他の子は10mm前後と、どうしても均等に育ってくれない。

 

今回の採卵も1個と思われる。

 

しかしですね、前の週に2つ取れて凍結まで出来たんですよ。

 

多分、この2つとも凍結出来たって事実が、

 

2度目の採卵1個だけに、

追加料金23万円払うことに、やや躊躇したんだよね。

 

アタシは、結婚していないので、

パートナーに不妊治療費は負担させてないのよ。

 

男は、不妊治療にそんなにお金がかかることに女より怯みやすい。

 

そんなにお金をかけてまで不妊治療しなくてもいいんじゃないかと思いがちだ、

 

そんなことで不妊治療を断念するなら、

サッサと自分の力でことを片付けた方がいいと思ってしまう女で。

 

夫婦だったら夫婦の問題だけれども、

 

独身は、まだ自分の領域は自分でという、

責任は、お互い自分にあるという気楽さがいいのである。

 

だから、不妊治療費もその一環だよね。

 

じゃあ、ジョンさんと結婚すればって、

 

不妊治療費払って欲しいから結婚するのって変だし、

 

ジョンさんが、あまりの不妊治療費に、

少し加担しようかと言ってくれたが、

 

長期戦になれば、そんなに無理して子供を持たなくてもって、

男は、簡単に思ってしまう生き物だ。

 

お金でパートナーを縛り付けない代わりに、

とても不妊治療には協力的だ。

 

だから、妊娠するまでは、

なんとかアタシの経済力で賄って、

 

妊娠したら、結婚していなくても2人の子供なので、

ジョンにも責任が出てくる。

 




 

そんな、変なルールと思われようが、

 

そんなんで、アタシには、2万ドル(約210万円)までのバジェットで臨んでいる。

 

多分、体外受精をアメリカでした人ならば、

それは、とても低いバジェットであることはお分かりで、

 

バジェットはいつか勝手に引き上げられると思われる。

 

ほら、後悔しないよう、IVFを一回だけトライすると言っていたアタシは、

もう、4回も採卵をしているわけで・・・。

 

ただ、年齢的にも、もう2020年で決めないと、

肉体的にも、経済的にも破綻するであろう。

 

読者の皆様からも、

お金であきらめるなと励まされるが、

 

ここは、他人が思うほど、簡単にはクリアできない個人の問題でもあった。

 

 




 

 

ただね、46歳ですから、

もう1つの卵胞も無駄に出来ない現実ですよ。

 

だから、気持ちは、

 

1個採卵23万円!

採卵できなくても、15万円!

 

これに臨むつもりでした。

 

ただ昨日のブログでも言った通り、

 

アタシのカラダは、妊娠出産出来るのか?

 

この採卵周期は、いつも以上に疲労が重なった。

 

そりゃそうだ、

いつもの周期より、1回余分に採卵するわけだから、

 

採卵前の、余分なストレスも2倍だ。

 

採卵事態はストレスじゃないのだが、

 

採卵前に、いつ採卵になるんだ、

ドクターは誰に当たるんだ?

卵胞は成長するか?

 

そこにストレスが出てくる。

 

いつも以上にモニタリングに通わされるのもストレスだった。

 




 

モニタリングの日は、

いつもより1時間半早起きしなければならない。

 

そのあと仕事に行って、

フルタイムで働いて、

 

家に帰って、ご飯作って、

 

また翌朝、早起きしてモニタリング。

 

このサイクルが、思った以上に体力を消耗させ、

 

心身ともにクタクタな自分がいた。

 

もう不妊治療に血眼になってる自分がいるのが分かったし、

 

それで思考回路が狂って、

判断力が鈍っている自分がいた。

 

この状態マズイなと、

客観的に見れる自分がまだいたのだが、

 

頭だけが急速に回転しているのに、

体は、拒むように何も出来ない、

 

いや命令が下りすぎて、何をしたらいいのか分からない状態だった。

 

だから体が動かなくて行動にならない。

 

多分、何とかそれで身体バランスをとっていたのかもしれない。

 

しかし、アタマは、容赦なく、

 

今日、トリガーショットを打って、

明日、またモニタリング、

明後日、採卵と、

 

バンバン命令してくる。

 

ここまでは、全くもって採卵に揺るぎはなかった。

 




 

不妊治療費のセーブのため、

とある薬のディスカウントプログラムに申し込み認証されたので、

 

いつもマンハッタンの特別薬局にピックアップに行っていたが、

このディスカウントが効くブルックリンの薬局に取りに行くことになった。

 

家がブルックリンなのだが、

ブルックリンは広くて、ウチのエリアより遠いところだったので、

地下鉄を乗り継ぎ、手間が掛かったが、

25%割引きだもの、遠回りでも行きますよ!

 

閉店ギリギリに、その薬局に到着したが、

 

もう、そこの薬局で働く店員の対応が、

本当に接客かって思うほどの横柄な対応で、

 

薬局ピックアップカウンターのヒスパニックのお姉ちゃんが、

顎をしゃくり上げて、

 

「What you want?」

 

聞き取りづらい英語で、対応してきた。

 

「薬をピックアップに来ました。」

 

「名前、生年月日。」

 

ぶっきら棒に聞いてきた。

 

「92ドル。」

 

金額だけ言って、請求して来た。

 

「すみません、このディスカウントプログラム使って頂けますか?」

 

「分からないわよ、そんなの。」

 

えっ、ちゃんと対応しろよっ!

 




 

別の店員を呼んできて、

アタシのディスカウント情報を見ると、

 

「これはクーポンをプリントアウトして来なきゃ使えないわ!」

 

「え、そんなこと書いてませんけど?

しかも、これクーポンじゃないと思いますけど?」

 

「あぁ、これは、あっちの薬剤師に聞いてみて。」

 

なんだよ、そのテキトーな対応は!

 

で、25%割引のため、薬剤師に聞きに行く。

 

意地悪そうな、めんどくさそうな顔をした薬剤師が、

 

「How can I help you.」

 

とやる気なく言った。

 

「このディスカウントプログラムを使って頂きたいんですが?」

 

アタシの情報に目を通す、

 

「これはもう適応されてます。」

 

「Excuse me?

お電話した時、オビドルは92ドルだと言ってましら。

そこから割引するって言ってましたけど?」

 

「割引された値段が92ドルです。」

 

「そんなはずありません!

マンハッタンの薬局では、定価99ドルですから!」

 

「ウチのプライスは120ドルだから、

もう割引された値段です。」

 

ブルックリンの値段がマンハッタンの値段より高いなんて、そうそうないことだし、

 

絶対に、この薬剤師はめんどくさくて嘘ついてる!

 

揉めてみたが、嫌なら買うなという態度で出て来やがった、

 

オビドルを、午後9時20分には打たなきゃ行けないから、

今、こんな横柄な薬局で、まもなく8時になる。

 

揉めている時間はなく、

悔しいが購入せざるを得なかった。

 




 

こんなに悔しい思いをしたのに、

とんでもない接客は続く!

 

出されたトリガーショットのオビドル。

 

この薬は、要冷蔵である。

 

いつもマンハッタンの薬局では買う時は、

キチンと保冷剤の入ったアルミの冷蔵庫パックに入れて渡してくれるのに、

 

ただの紙袋に入れられていた。

 

しかも、その紙袋には要冷蔵のステッカーが貼られている。

 

「すみません、

この薬は、要冷蔵ですけれど?」

 

「大丈夫よ。」

 

 

はぁ?!💢

 

何が大丈夫なんじゃっ!

 

 

「いえ、要冷蔵って書いてあるじゃないですか!」

 

「数時間くらいなら大丈夫です。」

 

「え、数時間くらいって、

今までは冷蔵保管してましたよね?」

 

「さっきまでは冷蔵庫に入ってました。」

 

すると、さっきの意地悪薬剤師が

 

「24時間は常温でも大丈夫だっ!」

 

と言ってきた。

 

どこまで嘘つき薬剤師!

 

ニューヨークにお住まいの方のためにも、

どこの薬局かお知らせしておきます。

 

ブルックリンのフラットブッシュAveの、

Kings Pharmacy は要注意!

 




 

わざわざ割引のために、遠回りな薬局に来たのに、

 

割引されないは、

横柄な接客されるは、

要冷蔵の薬は常温処置だは、

 

もう、この対応に怒りが込み上げてきて、

 

やるせない思いで薬局を後にした。

 

怒りのエネルギーってよくないね〜。

ネガティブの塊がお腹の中でフツフツしてて、

 

悪いことばかり考えちゃう。

 

やだ、こんなんじゃ卵胞によくないじゃない!

 

大体、LPSに決まってから、

凍結前提なのでトリガーショットはルプロンを打つよう指示されたんだけど、

 

クリニックで85ドルで買わされて、

これ2本入りなんだよね。

 

 

2回目の採卵でまた使えると思ったら、

 

「次の採卵は、オビドル打って下さい。」

 

えっ、この前、買ったルプロンの無駄じゃん!

 

だったら1本を半額で販売せぇよっ!

 

その上、まだLPSやってないのに、

2回目の採卵代の請求450ドルがメールで送られて来て、

 

未払い扱いの対応。

 

まだやってもいないのに、

未払いを責めるなっちゅうの!

 




 

薬局から、家に帰るのに、

乗り換えの電車が全然来なくて、

 

もう、踏んだり蹴ったりだった。

 

9:20pmにトリガーショット打たなきゃなのに!

 

翌朝、早朝モニタリング行かなきゃなのに!

 

慌てまくっていると、

ふと、こんなアイデアが降りて来た。

 

明後日の採卵、

そんなに無理してやらなくてもいいんじゃない?

 

どうせ1個だし、取れない可能性もあるし、

24mmにも育っちゃってるのよ。

排卵する前に破裂しちゃってる恐れもあるじゃない?

 

2個は凍結出来たんだから、

今回は見送って、次回のサイクルこそ、

新鮮胚移植のため、自然サイクルがクロミッド半量で行けば良くない?

 

今日買ったオビドルは、来月に使えばいいよ。

 

すると別の自分が、

 

いえいえ、あんた何歳だと思ってるの?!

貴重な1個だから、何が何でも取っていった方がいいよ!

 

そう言う1個がミラクルだったりするもんだよ!

 

でもね、予算がもう半分になってるから、

お金なかったら継続出来ないんだよ。

 

でも、この1個で決まるかもしれないじない?

 

そんな保証ないでしょ?

 

お金の問題じゃないよ、

後悔しないかどうかだよっ!

 

もう、どっちの言い分も当たってて、

 




 

ただ、不妊治療を悔いなく終了するために、

新鮮胚移植と、凍結胚移植の両方をやりたいのだ!

 

ただ高齢のため、卵胞が受精しない。

 

そんな中で、今回の初凍結!

これで凍結胚移植はなんとか出来るわけだが、

 

新鮮胚移植を目指すには、

また、何度か採卵を繰り返さなくてはならない。

 

今回のLPSは確実の凍結になるので、

 

自分の予算で治療プランを決めるのは得策じゃないが、

 

今回の2回目の採卵を、

次回の新鮮胚移植に回したいと思ったのだ。

 

分かってる、1個でも卵胞無駄に出来ないことは、

 

だから悩むんだよ。

 

本音を言えば、

体も頭も疲れてて、もう考えるのも苦痛で、

 

解放されたかった。

 

経済力がもっとあったら、

卵胞がもっとあったら、

あと15歳若かったら、

 

そんな無駄な タラレバは意味もなく、

余計の疲れさせて、

 

こんな時は、専門家に聞いてみよう!

 




 

胚培養士で不妊相談センターの山野辺千紗さんに聞いてみた。

 

「卵胞が少ない人には、LPS勧めます。

 

ただ、24mm以外の10mm前後のものも、

採卵してもらうとドクターに交渉するのはどうでしょう。

 

ただ本人が、経済的にキャンセルしたいのであれば、

それも致し方ないと思います。

 

確かに、1個取れるかどうかの採卵だったら、

次回の新鮮胚移植にかけたいと思う気持ちも理解出来ます。

 

ただ、最終的な決定は、自分で導けるはずです。

人に言われたから決断したのだと後悔が残ります。

 

こりんごさんが決めたのであれば、

どちらも正しいし、後悔しませんよ。

 

ただ、今夜のトリガーショットは、

採卵してもしなくても打って下さい。」

 

「え、採卵キャンセルするなら、

次回の採卵に取っておこうと思ったんですが?」

 

「いえ、もしその24mmが排卵しなかった場合、

次のサイクルに その卵胞が残ってしまうと厄介なんです。

 

残存卵胞のせいで、新しいサイクルの卵胞の成長の邪魔をする可能性があるので、

トリガーショットで確実に排卵させてしまって下さい!」

 

おおお、これは良いことを聞いた!

 

つまり、トリガーショットは、どのみち打つので、

採卵の決断は翌日まで持ち越せるわけだ!

 

トリガーショットを、またジョンさんが売ってくれて、

 

悶々と考えても決断が出ないから、

その日は、決断しないまま寝ることにした。

 




 

翌日の朝。

 

モニタリングに間に合う時間に目が覚めた。

 

やっぱり貴重な卵胞だもの、

1個だって採卵しなくちゃっ!

 

よし、採卵に行くぞっ!

 

しかし・・・

 

えっ、どうしたんだ?

 

 

頭は採卵に行くと言っているのに、

体が、ガンとし、ベッドから起き上がろうとしない。

 

なんだ、この、ストライキみたいに、

モニタリングに行くのを拒む体がいた。

 

これにはビックリしたよ。

 

今回ばかりは、頭が決断ではなくて、

体が決断したのだ。

 

しかも、採卵キャンセルの決断。

 

これ凄い決断ですよ。

 

だって46歳の分際で、

時間も卵胞も、もう残り少ないのに、

 

それをキャンセルするんですから!

 

読者の皆様も、呆れるであろう。

 




 

もったいないという言葉が当てはまり、

人からしたら、バカな決断と思われるかもしれない。

 

ところが、この決断をした後、

心がとっても軽くなって、

 

朝から、お風呂掃除をして、

ゆっくり浅いバスタブに、

じっくり浸かったのよ。

 

なんという極楽か。

 

体の声を、もっと聞こう。

 

前日のもらった、妊活アドバイザーの先生の声がこだまする。

 

「治療ありきではなく、まずは自然妊娠を狙う。

それが自然な生殖だと私は思います。

 

妊娠するではなく出産する!

 

生児獲得、元気な赤ちゃんを産める人。」

 

46歳なので、絶対的に医療の力が必要なんだけれど、

治療だけに頼るのは、お金の無駄かもしれない。

 




 

まず、ガチガチな自分を解放せねば。

 

絶望感を味わった日から、

 

食生活が、やや変わり始め、

穀物類、パンを食べなくなった。

全体的に食べる量も減った。

 

睡眠が、いつもより1時間増えた。

 

それだけで、体重が2キロ減った。

 

すげぇな。

 

もうちょっと、時間の使い方を、工夫して、

ブログ書いてる時間に、運動したいよね。

 

苦し紛れに出た決断ですが、

 

頭じゃなくて、体が決断しましたよ。

 

後悔はしてません。

 




 

次回のサイクルは、新鮮胚移植を狙いたいと、

頭はすでに思ってるんですけれどね。(笑)

 

これも、体に聞くべきですよね。

 

アタシの卵巣が、いつく卵胞を作ってくれるかによるものね。

 

いろいろ応援して下さった、読者の皆様には、

納得いかない決断だったかと思いますが・・・。

 




 

さて、次回のNYこりんごラジオは、タイムリーなインタビューよ!

カリフォルニア、サウスベイスペシャル!

 

こちらは、その告知よ!

 

 

来週オンエアのNYこりんごラジオ、お聞き逃しなくっ!

 

 

 

    

 

 

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