That’s New York!

NYC渋滞税が取り消された?(賛成派、反対派から見る未来)

投稿日:

 

 

人間は、やっぱり自分勝手な生き物。

だけど、物事を考える力があるはず。

 

自分だけの視野に留まっていると、

本当に世界は狭まってしまうんだなと・・・

 




 

ニューヨークで育児中、超高齢ママのこりんごです。

 

毎日、育児と言う修行を積んで人生勉強中のワタクシ、

もう、いろんな学びで、ブログでも報告したい事は山のようなんですけれど、

 

その報告をする時間がない!

 

そして、そのネタは溜まっていく一方で・・・

 

今、やっと少しの時間が出来たので、

書きたかったブログを書きなぐりたいのだが、

ネタはたまりすぎてて、どれから着手すればいいのか分からず・・・

 

しかし、ブログは生ものですから、

今すぐ思ったことをブログしないと色あせてしまうし、

かと言って、あまり古いネタを書くのもしのぎない、

 

という事で、今日は、ニューヨーク在住らしいネタを報告しようと思う。

 

(実は、これ昨日書き始めて仕上がらず、翌日に今日投稿です。)

 




 

さて、アメリカは、新しい大統領が先月から就任して、大暴れしておりますけれど、

 

何故この大統領に投票してしまったのか?

でも、こんな感じでこの人に投票したのかなって、

一瞬、感じてしまったことがあったんです。

 

現在、大暴れのトランプ大統領、

いろんな法案にサインしては世間を騒がせておりますけれど、

 

昨日、彼は、先月から始まったNYCの渋滞税の認可を取り消したと・・・。

 




 

NYCは、2年連続で、世界で最も渋滞の激しい街No1になってしまってるんですよ。

それで、2年前に、NY州のキャシーホークル知事が、この渋滞税を提案してたんですが、

企業やら通勤者から反対の声が上がり、なかなか進展しなかったんですね。

それが遂に、今年から、この渋滞税が導入されたんです。

 

アタシは、NYCに22年住んでおりますが、

Cityへの通勤も お出かけも、全て地下鉄でしたし、

経済的な事でタクシーすら使わず(使えず)

だってタクシーなんか乗ったら、渋滞でいくらチャージされるのよって、

もっぱら徒歩か地下鉄のみでしたので、

NYCの渋滞に関しては、そんなに深刻には思ってなかったんですね。

 

で、このNYCの渋滞税が施行されることが決まった時、

 

あれだけ車の乗り入れがあったマンハッタンですから、

通勤の人や、企業の人、配送の人とたくさんの人に影響が出るよなぁ、

しかも、そのエリアに住んでいる人も その料金を払わなければいけないそうで、

他人事ながら、可愛そうにって思ってたんですね。

 

そもそも、アタシは、マンハッタンの交通量が多かろうが少なかろうが、何の影響もないので、

何故、この法案が必要なのか、そう言う重要性を知りもせずにいたんですよ。zおっぽ

本当に他人ごとだったんですね。

 




 

で、昨日、ジョンさんが仕事から帰って来て、開口一番

 

「また、トランプが、とんでも発言してるよ。

NYCの渋滞税を取り消したってよ。」

 

「え、そうなんだ、

でも、それに関しては良かったんじゃない?

だって、通過するだけで、9ドルも取られるんでしょ?

通勤者や住民はたまったもんじゃないし。」

 

「何言ってんだよ!

渋滞税は素晴らしいアイデアだ!

俺はマンハッタンになんか絶対、車で行きたくない!

お金払われても行きたくない、それほど醜い交通渋滞事情だよマンハッタンは、

だいたい人も車も多すぎる!

交通量少なくなったら、交通事故も、大気汚染も、騒音問題も、みんな少しはマシになる。」

 




 

あ、そうか、もう交通渋滞に全然関心がなくて、

また税金という名の通行料を政府に取られるのかと、

お金のことしか考えてなかったんだよね。

 

それで、今回の件で、ちょっとこの法案のニュースをちゃんと読んで見れば、

 

車両に課金して、マンハッタンの渋滞の緩和や、公共交通機関の利用促進、

排気ガスの削減、老朽化した公共交通機関の整備資金を調達することなどを目的にしている。

 

という事らしい。

 

本当だ、これはみんながWin Winだし、

今更ながらに、渋滞税は取り入れるべきなんて思っちゃったよ。

 




 

片や、渋滞税に猛反対しているのは、保守党の皆様で、

 

NYのとある共和党下院議員は、

「この馬鹿げた渋滞料金の収奪をきっぱりと終わらせる」

ようトランプ大統領に要請したとか、

 

連邦道路管理局のダフィー運輸長官は渋滞税を

「車を使う労働者階級のアメリカ人や小規模事業者に対する侮辱だ」

と批判しているそうで

 

(車を使う労働階級者はアメリカ人だけではないんですけど?)

 

そして、一応、ニューヨーク市民であったはずのトランプ大統領であるが、

ニューヨークの競争力を阻害するものだとして反対してて、

大統領就任前から、大統領になったら廃止すると言い張っていた。

 

なので、NY州は、この渋滞税を彼が就任する前の1月5日にスタートさせたわけだけど、

 

それを、公言通り、大統領の権力を使って取り消しして来たというわけね。

 

有言実行は素晴らしいことではございますけれど・・・

 




 

問題は、もう、このアメリカは独裁国家なのかよって言うような恐ろしいポストを、ホワイトハウスがやっててさ、

 

 

この「LONG LIVE THE KING」って、「王様万歳!」って意味なんだけれど、

 

いつから、この国は君主制になったんだよ。

 

それに対して、NY州ホークル知事は、

「We are a nation of laws, not ruled by a king.」

我々は法治国家であり、国王に支配されているわけではない。

 

と反論してた。(かっこぇぇ~)

 




 

とまぁ、この渋滞税から考えさせられることは、

 

論点が違うから交わらないんだよなと。

 

これってさ、本当に、みんなのことを考えて、ベストであろうとしているんだろうけれど、

本当に、違う立場や、違うものの見方で、どうしたって誰もが平和に穏便に丸く収まらない。

 

反対派は、労働者や住民の金銭負担にフォーカスしてるけど、

賛成派は、環境の改善にフォーカスしてるじゃない?

 

よく考えよう。

どっちが大事なのかって。

 




 

みんな自分だけが幸せになりたいって思いがちだから、

マンハッタンに車で乗り入れなければならない人にとったら、

毎日9ドルも支払いしたくない!

渋滞税なんて断固反対って思っちゃうよね。

 

だから、そう言う視点からしか見てないと、

この法案を、バカげた渋滞税とか労働階級者への屈辱としかとらえられなくなっちゃう。

 

きっと自分だって、毎日9ドル払わなければならなくなったら、不満で渋滞税を反対するだろうけれど、

 

自分の事だけじゃなく、排気ガス量とか、交通渋滞緩和とか、

老朽化した公共交通機関整備資金とかを考えれば、

周り回って、それは自分にも巡ってくるわけで、

 

人生って妥協も必要だし、

世界があって、自分は生かされてるんだから、

 

自分だけのエゴで、世界が死んだら、自分が生きてく場所がないじゃない?

 

環境汚染や、温暖化、これは本当に、人間のエゴが続けば、

生きている世界 (環境)からのしっぺ返しがいつか来るよね。

 




 

バイデン元大統領が、守って来た自然保護、環境保護を、大いにひっくり返して、

石油や天然ガスを、掘って掘って掘りまくれって言っているトランプ大統領。

 

これもさ、見事に人間の為(人間がよりよく暮らすためのエゴ)のエネルギー開発再開と、

人間が生きている地球、自然を守る環境保護の対立だよね。

 

人間が豊かになるために、環境保護は無視して大丈夫なのか?

 

小さなとこで言えば、

 

トランプ大統領は、バイデン大統領が導入した紙ストローも廃止して、

プラスチックストローに戻したんだよね。

 

確かにさ、紙のストローはフニャフニャになって、プラスティックストローの方が使いやすいだろうけど、

 

人間の為に使い勝手を優先にして、環境は二の次で、本当にいいのだろうか?

 

自分たちが豊かになるためにフォーカスするのか、

自分たちが生きていく環境を保護して豊かにするのか、

 

結局さ、今回の大統領選は、たぶん自分たちが豊かになりたくて経済効果を期待した人々が、人間のエゴに突き進むトランプ大統領を選んだ人が多かったのかなって思うんだけど。

(もちろん、女性大統領を認めたくない人も多かったんだとは思うけどさ、)

 

なんか、そんなことまで考えた、マンハッタンの渋滞税ニュースでございました。

 




 

アタシは、もちろん経済的に豊かになりたいけれど、

これから、自分の子供が生きていくこの地球の環境を守ることの方が大事な気がするのよ。

 

なんか、年寄りは、余生が若い人より短いから、

今を豊かに暮らせれば、未来なんかどうなってもいいってことで、

石油を掘って掘って掘りまくれなんて言えちゃうのかもしれないけれど、

 

これから、長く生きていく若い人々に、

環境汚染や温暖化の問題押し付けていいのだろうか?

 

 

あぁ、考えさせられる。

 

国王ぶってる人がいますけれど、

大統領制あと任期4年でよかった。

 

だけど、この4年で、どれだけの人が私腹を肥やし、

どれだけの環境が破壊されるのか・・・

 

まだまだ心配事は続く。

 

 




 

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