運気というものは、
その一つ一つの瞬間が、
思いもせずに織りなしている。
迷いに迷った14回目の採卵。
- 子宮内膜炎の再検査の結果
- 採卵担当医の変更
この2つが揃わなかったら、
採卵をキャンセルしようと決めていたのに、
採卵当日になっても
まさかの内膜炎再検査の結果が出ず、
リクエストしたドクターLが出社しているか分からないと。
もうキャンセルしかないじゃないですか!
時間に追われ、決断に追われ、
14回目、慣れた採卵とて、
今回は、妙な緊張感が走る。
「ドクターLいました!
出勤しているそうです!」
よかった〜!!!!(*´ω`*)
しかし、内膜炎再検査の結果が出てないのに、
ドクターがいると言うだけで、
つまり条件2つ揃ってないのに、
採卵をやる方向で流れていた。
とは言え、自分の中でも、
この採卵はキャンセルしないと、
随分前から腹をくくっていたところもあった。
なので、何の抵抗もなく、
採卵に臨んだ。
いつもなら、手術着に着替えた後、
ブログの皆さんへの意気込み写真とか撮るんですが、
なんせ、ナース面談終わった時点で、
もう予約の7:10am
いつもは、採卵前に、しばらく待たされるのだが、
着替え終わった途端、
採卵のため、ナースに呼び出された!
IVF待合室で待つ暇もなく、
更衣室から、慌てて待合室を突っ切って、
ナースの元へ。
その様子を見ていたナースが、
「トイレ行かなくて大丈夫?」
「あ、行ってきていいですか?」
「どうぞ!」
そして、遂に採卵室へ。
いつもの事だが、何度も身元確認で、
ナースと培養士が名前と生年月日を確認。
採卵台に上がって、足を固定され、
ドクターが来るまで天井を眺める。
いつも通り、採卵室の天井は緑色の星が照らし出され、
今日のプラネタリウムは、
また天井1/4の面接ほどしか光っていなくて、
プロジェクターのセッティングが甘いぞとツッコミたかったが、
ともあれ、今まで実は、
そこまで気にしていなかった天井の星だったが、
よく見てみると、
微かにそれぞれの星が動いていた。
特に、1つの星が、まるで精子のように動いていて、
じっと緑の精子を眺めていた。
すると、
「Hi, How are you?」
と、リクエストした元担当医で、
香港俳優風のドクターLがやって来た、
相変わらず、香港映画勝りの笑顔は健在で、
「今日は、*&▲@/$❤︎○★#%€.」
「えっ、先生、何とおっしゃいました?」
相変わらずの中国訛り英語は聞き取りづらく、
必死で、ドクターLの会話に耳を傾ける。
「新鮮初期胚移植ですね。」
「その予定ですが、まだ内膜炎の結果が出ていないそうで、」
「結果は出てますよ。」
「えっ、さっきまだ結果出てないって、
ナースの言われましたけど、
もう出てるんですか?
炎症は消えていましたか?」
「炎症は見られます!」
「えっ!じゃあ、移植は出来ないってことですか?」
「炎症あるから、妊娠の確率は下がるよね。
あと3日待って、移植しないなら5日で凍結でよろしいですか?」
「はい、それでお願いします。」
検査結果は、陽性だったけど、
移植までの3日、炎症が治るか様子を見て、
また初期胚移植か胚盤胞凍結か決断するのか。
そう思い込んでいた。
「じゃあ、採卵始めます。
ちょっとチクッとしますよ!
息吸って、ハイ止めて!」
うぅぅ、ジンワリ麻酔が痛い。
「はい右から行くよ!」
右の20mm越えの卵胞に針が刺さり、
吸引されていく。
30秒もしないで、
「One!
1つ取れました!」
と培養士が言った。
さすがドクターLである。
ものの30秒もしないで採卵。
腕は確かである!
「前のスクリーンを見てごらん、
Eggが見えるよ。」
はい、見えますよ!
前回のドクターは、首席卵胞なのに、
何度も吸引しては、また吐き出しての繰り返しを、
何分も永遠に続けていた。
よかったドクターLにやってもらって!
「次は左ですよ。
こっちはちょっと小さいのは理解してますね。」
つまり取れる確率がやや低いってことですね。
「はい。承知してます。」
左は17mmと少し小さかったので、
1回の吸引では、取れなかったようだが、
ドクターの慌てる感が無くて安心出来た。
しかし、少し時間がかかって、
今回は1個しか取れないかもと頭を過ぎる。
ドクターも、何度かトライしてから、
「ちょっと小さい方をトライしてみよう。」
まさか10mm以下のやつを取ると言うのか?
ドクターがそう言った瞬間に、
「One!」
「お、2つ取れたね。」
17mmも取れたらしい!
そして、採卵は事なく終了した。
予定通り2つ取れるなんて!
朝一番に予約で、スムーズに採卵が終わったので、
今回は、喜びと時間の余裕に包まれ、
リカバリーチェアーで寛ぐことにした。
すると、リクライニングされたリカバリーチェアーを、
カーテンでプライベートに覆っているそのカーテンから、
突如、ドクターLがやって来た!
普段、採卵後にドクターがやって来る事はなく、
一回だけ、変性卵だった時に、
ドクターが悲報を知らせに来たことはあったが、
また悪い知らせでもあるのかと一瞬焦りながら、
不意打ちに、寛いでいたリカバリールームに、
ドクター登場だったので、
ちょっと飛び上がって、
「今日は、採卵ありがとうございました!」
と感謝を述べる。
「内膜炎の検査、今月やったの?」
「はい、先週やりました。」
「ごめん、ごめん🙏
まだ結果出てなかった!」
どうやら、先々月の検査結果を見て、
炎症があると言ってしまったドクターLだった。
さすが、採卵の技術は最高なのに、
相変わらず、おっちょこちょいで、
書類や指示を間違えるところは変わっていなかった。( ̄∀ ̄)
それも可愛くていいが、
主治医としては困るよね。w
担当医は変更したので、
昔のよしみで、
今後も採卵よろしくお願いします!
全てがスムーズに行った14回目の採卵でした。
(また無料ジュースを頂いて。)
では次回、卵胞の成長と、
内膜炎の結果をお伝え致します。
本日の動画は、
えっ、もうコロナ収束したの?
ワクチン接種が進むNY、コロナ規制も緩和中!
だけど、やっぱりビックリしたよ、夜のブルックリン、
アタシ、どんだけ引きこもり?
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