アラフィフからの育児

子育てに育てられる親(その時親はどうするべきだったのか?)

投稿日:

 

 

子育てなんて、偉そうなことを言っているけれど、

実は子供に育てられているのは自分の方だった!

 

ニューヨークで育児中、子育てに育てられている超高齢ママのこりんごです。

 



 

さて、親は子供の手本となって、子供の明るい未来の為に、子供を導く役目がある!

 

なんて、もっともなことを言っているが、

自分が子供にやっていることは、

果たして全てプラスとなっているのか?

 

実は、先日、自分の行動を、反省する出来事が起こった。

あの時の自分の、子供に対する対応は、間違えだったと思うし、

 

今、客観的に考えると、本当に、アタシの影響で、子供の性格って、どんな風にも傾いてしまう恐れがあることにゾッとする。

 

自己肯定感をあげるとか、

自分自身を受け入れるとか、

 

全く出来てなかったな・・・

 

アタシの行動が、子供に大きく影響を及ぼすことに恐れを感じれど、

今、こうやって気づけたことに感謝しよう。

 

失敗から、反省を経て、成長に繋がる。

超高齢ママこりんごよ、頑張れ!

 

一体、何が起こったのか、自分の記録の為と、

今、子育て中の皆さんに、何かしらの共感やら学びをシェア出来たらいいなって思いを込めて、ブログに書き残そう。

 



 

寒い日が続いたニューヨーク、

それでも、太陽に当たること、外遊びすることは脳に刺激を与えると聞いたので、

本格的な冬になるまでは、なるべく息子を外で遊ばせたくて、かなりの厚着をさせて出かけるのだが、

ちょっと寒い日は、やはり公園に来ている人も少ない。

 

けれど、その日は比較的、暖かかったので、公園に来る人も、少し多めだった。

 

やはり誰もいない公園で遊ぶよりは、息子のテンションも上がる。

 

他の子供たちがブランコに乗れば、ウチの子もブランコに乗りたがる。

 

しばらくブランコに乗って遊んでいたのだが、

 

一人の男の子が、ブランコから降りて、自宅から持って来たであろうミニカーで遊び始めた。

それを見た息子は、彼が遊んでいるオモチャの車を指さして、自分もそれで遊びたいと言い出す。

 

それは、あまりにも自然な欲求だった。

 



 

ウチの子だって、おもちゃの車が大好きだ!

車で遊びたいに決まっている。

 

「車で遊びたいんだね。

でも、あれは うたちゃんの車じゃないね。

車で遊びたいなら、自分の車を家に取りに行こうよ。」

 

アタシは、そう声かけて、遊びたいと騒ぐ息子をなだめた。

 

 

ぎゃぁぁ〜、何言っとんじゃ!

 

今、そこにある、あの車で遊びてぇ~んだよっ!

 

 

その車で遊ばせないアタシに、激オコで泣きだした。

 

しまった、これはヤバい展開になるぞ、

 

「うん、分かった、車で遊びたいよね。

じゃあ、早く、家に自分の車を取りに帰ろう!

あれは、他の子の車だから、遊べないんだよ。」

 

アタシは、ウチの子が他の子が車で遊んでいるのが見えないように、息子をそこから遠ざけようとした。

 

そして、車のことはなかったことにでもしたかったのか、

息子を抱え込み、無理やりブランコ乗り場から遠ざかった。

 



 

車で遊びたいのに、その意思を無視されて、無理やり移動させられた息子。

鎮まるどころか、手足をジタバタさせて、激しく体全身で訴え泣きじゃくる!

 

 

ぎゃぁぁぁぁぁ!

今、車で遊びたいっ!

 

 

激しく抵抗して、アタシを振り払い、またブランコ乗り場に駆け寄って、車で遊びたいと泣いて欲求を露にする。

 

「あの車は、うたちゃんのじゃないからダメなんだよ。

車で遊びたいなら、家に自分の車を取りに行こうよ。」

 

そんな事言ったって通用しないのは知っていた。

だって彼は、今、そこにある車で遊びたいのだ。

 

まだ感情や欲求をストレートに爆発するお年頃2歳児である。

説明してきいてくれる年齢ではない。

 



 

ウチの子がギャン泣きしているのを見て、

その車の持ち主のママが、

 

「一体、どうしたの?

何をそんなに泣いているの?」

 

と、アタシにではなく、ウチの息子に声をかけてくれた。

それに、アタシが息子の替わりに答える。

 

「実は、貴方のお子さんの車で遊びたいと泣いているんです。

私たちは、おもちゃの車を持ってこなかったので、家に取りに行こうとなだめてるんですが・・・」

 

「If you want to play with the car, you have to ask.

車で遊びたかったの?

だったら、車で僕も遊びたいから、その車、貸してって、聞いてみなきゃ。

 

そのママは、アタシに話しかけるのではなく、あくまでウチの息子にそう説いた。

 

アタシは、慌てて、取り繕うように、

ウチの息子と、そのママの会話に参入して、

 

「すみません、私が、ウチの子の車を持ってくればよかったんですが。

だから、今から、車を取りに帰ろうって言ってたんです。」

 

「そんなことよくある事よ、

たくさん持って来てあるから、うちのを使って全然大丈夫よ。」

 

「すみません、じゃあ、お言葉に甘えて使わさせていただきます。

ボールは持って来てあるんですけれど、まさか車は持って来ずで、

次回からは、ちゃんと車も持参します。

ホント、私のせいで、ご迷惑おかけします。」

 

「謝らないで、貴方は悪くないわ。

こんなこと、よくある事よ。

こんなにたくさん車あるんだから、借りればいいだけのことじゃないの。」

 

そう言ってくれたあと、

 

「さぁ、どの車で遊びたかったの?

ちゃんと、これで遊びたいよって、自分の口で聞かなきゃ。

You should speak out!」

 

と、また息子に話しかけてくれた。

 

その言葉に、アタシはハッとさせられた。

 

あぁ、これが自分の気持ちを他者に伝える教育だよ。

 



 

ともあれ、その子のおもちゃで遊んでいい許可が降りた。

 

ところが、ウチの息子は、遊びたいという純粋な気持ちを、母がブロックしてしまったことで、

車で遊べないことで泣いているというよりも、その気持ちを無視されて押さえつけられたことに対してギャン泣きしていたようで、

 

車で遊べることになったのに、その願望が許されたとたん、

自分でも、一体なんでこんなに泣いているんだという思いにでも駆られているようで、

 

車を差し出されても、受け取りもせず、アタシの足に絡みついて、困惑しているようだった。

 

あぁ、これは、完全に、アタシの対応が100%間違っていた。

 

アタシはなぜ、そんな行動をとってしまったのか?

 

子供が、他の子の車で遊びたいと言った時、

そのママさんが言う通り、

「貸して!」

って一言聞けばいいだけの事だった。

 

アタシは、何故、その車で遊んではいけないと思ってしまったのか?

 

とっさに、この年代の子は、まだオモチャをシェア出来ない年頃で、

どうせ貸してもらえないなら、ウチの子も可哀そうだし、

かと言って、ウチの子が勝手に車で遊び始めたら、相手も嫌な気分になるだろうし、

そういうのめんどくさいから、だったら自分の車を取りに行った方が早い!

 

また、おもちゃの持ち主のママと絡むのもメンドクサイって思ってしまったのかもしれない。

(しばらく英語を話してないので、英語でのスモールトークが億劫になっていた事実)

 

そんな風に、親の都合と勝手な解釈からの、あの時のアタシの行動だったと思うけれど、

 

何を、面倒だと思ってしまったんだろう。

 



 

何度も言うけど、本当に一言「貸して」って聞くだけだったじゃないか!

 

貸してと聞いたら、もしかしたら貸してくれたかもしれない、

そしたら、それはそれで丸く収まるし、

 

貸したくない、嫌だって言われたのならば、

その時に、じゃあ、使えないから、どうしようかと考えればよかったのに、

 

人様のおもちゃを使ってはいけない!と決めつけて、

しかも、子供の気持ちを優先せずに、貸してもらうという提案も与えないまま、ダメだと言ってしまった。

 

確かに、まだ2歳だから、貸してとか、シェアしようとか、そう言う感覚は確立されてはいないんだけれど、

自分の欲求を、人に伝えるチャンスを握りつぶしてしまったアタシの罪は重い。(ちょっと罪は言いすぎだがw)

 



 

素晴らしかったのは、そのオモチャの持ち主の子のママ。

 

アタシにじゃなくて、常にウチの子に話しかけて、

ウチの子の目線で彼の気持ちを聞いてた。

 

そう、これはアタシの問題じゃない、ウチの子の問題なのだ。

 

なのに、アタシは、お節介にも、この子の代理人ぶってしゃしゃり出て、

子供の世話をする、子供の監督をする、それが子育てだとでも思ってるのか?

 

そんなの子育てなんかじゃない!

 



 

公園は、子供の社会性を育む絶好の場所。

まだ幼稚園に行っていないウチに子にとっては、

そう言うのを学ぶ大事な場所だ。

 

なぜ、もっと自分の子供を尊重しなかったのだろうか。

 

本当に、10分前に戻れるのならば、

ウチの子が、あの子の車で遊びたいと言い始めた時に戻って、

 

「じゃあ、貸してって聞いてみよう。」

って言える自分でありたかった。

 



 

2歳児と言えば、イヤイヤ期であるが、

このイヤイヤ期というものは、こんな感じで、自分の自我や意思が芽生えてきている証拠だけれど、

それを言葉で伝えられないから、そのモヤモヤがフラストレーションとなって過敏に泣くという行動に出るわけで、

それは十分に理解していたはずなのに、

 

そう、最近は、何でも自分でやりたがるのだが、

何だか、大人の勝手な思いで、子供にそれやらせたらめんどくさいとか、

今は、それやって欲しくないとか、

それで、子供の自我を無視した時に、泣いて訴えられるので、

 

イヤイヤ期で泣いている時は、何故泣いているのか、大抵察しは付くので、

その欲求や、本人の意思を尊重して対応していれば、

イヤイヤ期もそんなに大変ではないと思っていたのに、

 

ここに、他人様が入ってくると、

「他人に迷惑をかけてはいけません!」

という日本の道徳で育った母ちゃんは、

ついつい、おもちゃの持ち主が嫌がるかもしれないからと、

自分を抑え込む、つまり自分の息子まで抑え込んでしまったのだ。

 

他人に迷惑をかけないって・・・

 

たかがオモチャを貸してって聞いてみるだけじゃん、

何の迷惑なんだよ!

 

長い人生、誰にも迷惑かけずに生きる方が難しいって・・・。

 



 

子育ては、本当に自分の学びである。

 

これからは、もっと自分の息子の自主性や意思を尊重して、

 

って、ここでちょっと迷いも出るけどね。

 

ほら、彼の意思を尊重って思い過ぎて、欲望ばっかり叶えてあげたら甘やかしなんじゃないかってご意見されそうじゃない?

 

ここも難しいところだよね。

 

ほら、2歳児は、大人の言っていることを理解はすれど、

まだ感情をコントロールするのは難しい年ごろだから、

 

感情を尊重し過ぎて甘やかしになってしまうのか、

躾の一環で、感情を親が強制的にコントロールするのか。

 

まぁ、そんな事もあったので、イヤイヤ期の自我とママの向き合い方、これからも注意深く、そして自分の都合を持ち込まず、ちょっと客観的に向き合っていきたい。

 

こう言う気持ちは、ブログに書いて見るのが一番!

自分自身を客観的に見れるからね。

 

本当に、人間を育てるのって大変だと。

育ててるつもりが、こっちが育てられてるってのは、こう言った時に実感させられる。

 

それでも、50を過ぎて、こう言った経験や学びを得れることには、常に感謝してる。

 

我が人生で、最高の学びですよ。

 

超高齢ママは、今日も育児の修行に励むのでありました。

 

 

今日は、ミニカー持って来たぞw

 



 

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