あぁ、人間は感情の生き物だから。
揺れる気持ち、今、冷静に辿って見るよ。
昨日のブログに、沢山のコメントありがとうございます!
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妊娠判定日の前日に起こった天国と地獄
4月15日は、感情が天国と地獄だった。 そう、今日は、妊娠判定日の前日だ。 友達から、 「フライングテストもちろんす ...
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46歳、初の胚移植。
判定日を前にして、
陰性とわかってしまうなんて・・・。
でも、人間って、割とポジティブよ。
いや、ポジティブというか、現実逃避か?
46歳だから、胚移植をしても、
着床する、妊娠する、
その確率が低いことは十分にわかっていたことで、
それでもポジティブに、もしかしたらと、
まぁ、その気持ちがあるから、ここまで来れたわけだけど、
ただ、理論的にも、医学的にも、生理学的にも、
その超高齢での成功率を知っていたわけなので、
陰性の結果に、ショックであれど、驚きはしない冷静な自分がいて、
判定日の前日に、フライング検査で陰性。
追い打ちをかけて生理になった。
そんな状態でも、人間ポジティブで、
読者の皆様から、
それは着床出血かも?
判定日前日で陰性でも、当日に陽性になることもある!
というコメントを頂いたりして、
ナイナイ!って思ってる自分とは裏腹に、
着床出血かな?と思いたい自分がそこにいた。
翌日にフライング検査もう一度ヤル気満々な自分もいた。
判定日 当日の朝。
生理二日目なのに、出血量がいつもより断然 少なかった!
こ、これは、もしかして着床出血?
そう思いたい自分がいるが、
これから大暴れで剥がれまくって来るであろう内膜たちが、
今か今かとその時を待っているのも知っていた。
だって、少な目の出血とは言え、
いつもと見覚えのある鮮血や匂いだったから。
フライングテストをやる予定だったのに、
トイレに行ったら、妹から、
「トランプの後を追って、
やっと阿部が10万円くれるって!」
との連絡が来て、
そうか、阿部も遂にやったか。
引き続き、あの2枚のマスクも送るのだろうか?
そんなこと考えてたら、
うっかり、朝一番の尿を全て放出してしまったっ!
ヤバっ!
フライングテスト2 出来ないジャンっ!
判定日の朝も、ジョンさんが出勤前に、
車でクリニックまでドロップオフしてくれた。
採卵以来、12日ぶりのクリニックだった。
いつもは、卵胞がいくつ育っているか?
どのくらい大きくなっているか?
クリニックに来るにも希望があった。
しかし、今回は、陰性の確認のために来ると言う、
なんとも切ない希望もない来院・・・。
しかも、見てよ!
いつも楽しみにしているクリニックのおやつ!
とうとうコロナで撤収されていたっ!
あぁ、切ない・・・。
しかも、「妊娠していません判定」をわざわざ受けに来てるのに、
会計事務に真っ先に呼ばれて、
未払いのモニタリング料金払えと言われた。
ウチのクリニックは、得に会計事務がおっちょこちょいなので、
請求が必ずと言っていいほど間違っているので、
その間違えをちゃんと、自分でクリアにしてからでないと、
えらい目に合う!
「次回、日本人の会計事務の方がいる時に払います!」
今、陰性判定で気弱な自分でも、
こんなところはしっかり者だ!
なので、支払いはパスさせてもらった。
血液検査を待っていると、
「こりんごさんっ!」
ブログ読者の方が声を掛けてくれた。
彼女はたった今、採卵したらしい。
ドラマチック採卵が行われていたようで、
少し興奮気味だった。
彼女の近況を、うんうんと聞く。
まだ30代の若い彼女だが、AMHが年齢の割には低くて、
採卵数が取れずに苦戦しているという。
みんな、それぞれ悩みがあるが、
もう、30代ってだけで、強みですっ!
年齢の差だけでなく、
希望に溢れる採卵の後だった彼女だったので、
ほら、陰性判定の確定を待つアタシからしたら、
もう眩しすぎる存在だった。
しかし、これだけ、動かぬ証拠が揃っているのに、
人間、貪欲。
逆転ホームランあったりするんじゃなかろうか?
なんて、微かな期待を抱いている自分もいて、
生理中でも、ストリップ検査で陰性出てても、HCG低くても、
妊娠してますよっ!
って言われる夢物語でも見ていた。
(あぁ、現実逃避。)
血液検査をしてくれた、医療アシスタントさんが、
「Good luck!」
と声を掛けた・・・
あぁ、気休めな言葉は全然響かず。
血液検査を終えて、帰宅する。
検査結果が出た後、ドクターから直々電話が来るとのことだった。
結果がわかっているだけに、
わざわざ電話連絡で、不合格連絡いいただくの申し訳ないよ。
大学受験のために、必死で尽くしてくれた家庭教師に、
不合格を伝えるのは申し訳ない気持ちのように、
アタシの今回の処置に、出来る全てを投入してくれたドクターから、
不合格通知を直接知らされるの、マジ申し訳ない。
結果がネガティブなのはわかっているから、
今更、それにガッカリしているわけじゃないんだけれど、
なんて言うのかな、気分は上がっていない。
上がるわけないよな、こんな状況で。
ドクターからの判定報告の電話を待つ前に、
そうだ、今朝出来なかったフライング検査2 やってみよう。
スゲェ~なっ!
(右4/16今日、左4/15昨日)
分かりやすいくらい陰性じゃないかっ!
ちょっとはさ、勘違いさせるような、
薄っすらと微妙なラインくらい、
おまけで出てくれてもいいのにっ!
しかし、なんなんだ、この気持ち悪いくらいに冷静な自分は?
家に帰宅して、まだ午前11時だった。
自宅待機だから、何もしなくていい、
でも、やることはいっぱいある。
ちょっとラジオ編集に没頭してみよう。
しかし、何だろうか、イマイチ、乗っていない自分がいる。
そんな時、アマゾンで注文したサプリが届いた。
あら~、もうじき切れかかってたDHEAと
既に玉切れだったCoQ10 が予定よりも早く届いた!
これは、若返り応援しますぜって、アマゾンからの励ましか?
意外に(陰性のくせに)元気なこりんごである。
(カメラ向けると笑顔作れるんです、まだ大丈夫!)
しかし、テンション上がりきらないわ~。
まぁ、陰性とわかっている判定を待っているわけですから、
そりゃ無理もないですなぁ。
そして、遂に、ドクターから電話がかかって来た!
「Hi コリンゴ!
ドクターL です。
今回は、全てをやりつくしたんですが、
残念な結果に終わってしまって、」
「いえ、いろいろして下さって、ありがとうございます。」
「新鮮胚も、凍結胚も移植しましたが、
どちらも、着床せず、
これはね、どんなに胚の見た目のクオリティーが良くても、
中身の問題なんです。
外からは、見事に分割していても、
インサイドでの問題は、私たちに見えなくて、
これは、老化によるものです。」
「はい、そこは重々承知しております。」
「で、ですね。
もう、貴方の卵では、(妊娠は)インポッシブルなので、
ドナーエッグを使うことをお勧めします。」
ズキンっ!
心臓にナイフが刺さったような衝撃だった。
何、この心を突き刺す痛みは?
今まで、妊娠に対して、この年齢を棚に上げて、
自信や余裕すらあった。(それも怖い。)
でも、そういった妊娠するぞっ!
って自信がなければ、体外受精なんて確率の悪い高額な治療受けない!
しかし、今、
このミッション、インポッシブルと言い切られ、
これまでの現実(超高齢妊活)を隠蔽しつつ、
穏便に、自信過剰で丸め込んで見えていなかったものが、
今、剥ぎ取られて、
恐怖に震え上がり鮮明に辺りを見回せるような、
うん、この感覚を、血の気が引くと言うのか?
その上、さっき笑って受け取ったサプリメントすら、
もう、そんなもんで、アタシの卵子が若返るかボケっ!
と、怒りすら薄っすら湧いてしまった。笑。
46歳だし、
いや、去年、いろんなクリニックにコンサルテーションに行った時、
どこのクリニックでも、ドナーエッグを使うことを真っ先に勧められてたし、
そういうチョイスがあることは知っていた。
ただ、今のクリニックに通院するようになって、
今まで、一度もドナーエッグを使うことを勧められず、
なんなら、46歳の癖に、
結構、卵胞出来ますねくらいに調子に乗っていた。
しかし、ここへ来て、遂にドナーエッグの提案が出たということは、
もう、手立てがないということか・・・。
胸が締め付けられて、苦しくなって来た。
もう望みはないのか?
この衝撃は、多分、自分を完全否定され、
自分が無能と言う風に言われた様でショックだったんだと思う。
今まで、何とかなるっしょと乗っていた船が、
急に泥船になって、沈没して行き、
海の底にもがき沈んで行く自分に不安が過る、
しかし、こんな時は、人間は最後まで助けを求め生き延びようとするものだ。
電話越しに話すドクターに、
泥舟から沈む自分は、珍しく感情を乱して、
「もう、自分の卵じゃ無理ですか?!」
命からガラ聞いてみた。
「可能性は、ほぼゼロに近いですが、
全くゼロではありません。
ドナーエッグは、来年でも、5年後でも利用出来ます。
ただ自分のエッグはそうは行きませんからね。」
「だから、先生!
何とか、自分のエッグがある限り頑張れないでしょうか?!」
もう、すがる思いで沈む海から助けを求める手を伸ばしヘルプを懇願。
「さっきも言った様に、
出来ること全てをやっても結果が出なかったので、
可能性はゼロに限りなく近いですが、
それでも本人がやりたい意思があるのであれば、
我がクリニックは全面的にバックアップ致します!」
あ、ビジネスだもんな。
海で溺れながらも、そこ冷静に受け止めた。笑。
あぁ、アタシ、完全に不妊治療の負のビジネス連鎖に溺れてるな。
「では、ドクター、
新鮮胚も凍結胚も移植してダメだった今、
全てのことをやり尽くしたと仰ってたし、
それでも続けたいと言う私に、
次はどの様な治療方針で臨みます?」
そこ、冷静なツッコミである。
「時間の問題もあるので、
次回も採卵して3日で移植がいいのではないかと思います。」
「ドクター、もう年齢がネックなのであれば、
ダメ元で胚盤胞になるまで5日待って、
次のサイクルで体調回復させて凍結移植はどうですか?」
「無理無理無理無理!
君の年齢から5日待って胚盤胞なんて無理です!
だったら3日で移植か凍結しなければ、移植になんか至らない!」
いや、3日すら厳しい状況だもんね。
「とりあえず、治療を続けたいのであれば、
明日もクリニックに来て下さい。
子宮の状態をチェックしてから決めましょう。」
と、一旦、話は折り合いついた。
あぁ、久々に感情取り乱したな。
そのあと、NY不妊相談センターStork Talksの千紗さんと電話カウンセリング。
あのね、不妊相談というよりは、
今後、不妊治療を続けるか、
終わりなき旅を、どう終わらせるか、
そう言った相談にも乗ってくださるよ。
シニアエンブリオロジスト(胚培養士)さんなので、
医学的な面からのサポートもしてくれる。
では、カウンセリングの重要ポイントだけ、
皆さんにもシェアしよう。
「諦めるって一番つらいことなんです。
妊活者は、登山家と一緒ですから。」
「え、登山家?」
「はい、登山家はエベレストなどの頂上を目指して突き進むんですけれど、
そこには危険がいっぱいあることは100も承知です。
それでも、頂上を目指して、この危機や苦しみを乗り越えればと、
山を登ることを諦めないんです。
それで、遭難したり、滑落、転落して命を落としてしまうことも・・・。
不妊治療も、妊娠までのゴールが果てしなく遠くても、
そのゴールのために、無理を押して経済的なこと肉体的なことを忘れ、
諦めることが出来ないんです。
諦める勇気って、難しいんです。
だから、諦めろと言っているわけではないですよ。」
そうだな、アタシ、エベレストよりも高い山を登りに行ってると思う。
「ドクターは、私がどうしてもやりたいなら、
次は、新鮮初期胚で行こうと言っています。
培養士である千沙さんだったら、
このシチュエーションどうおもいますか?」
「そうですね~。
私だったら、こりんごさんの年齢や経済的な事も考えて、
あと2~3回だけ採卵すると決めて、
取れた卵胞が3日まで育つことを願って、
全て凍結移植をするかなと、思います。
前回、こりんごさんは、新鮮胚と凍結胚をいっぺんに戻しましたが、
あれは、新鮮胚移植のサイクルでの移植ですから、
まだ凍結胚移植周期での移植を経験していないし。」
なるほどっ!
そうだよな、新鮮胚移植の方が費用的には安いが、
新鮮胚移植で取れる卵数も少ないし、
長い目で見たら、胚を出来る限り貯卵して、
体整えて採卵期と移植期を分けて凍結胚移植するのもアリだな。
これは、もう、残された時間の中で、
経済的、感情的な事を考慮したうえで行う、
ミッションインポッシブルやっ!
(え、トム・クルーズ気取り?)
考えなきゃいけないこといっぱいあるな。
まず、年齢的な事、
そして、精神的な事、
最後に、経済的な事。
マジで、このミッション、インポッシブルってドクターに言われたからさ~。笑。
映画の結末ってどんなだったっけ~?
トム・クルーズ、上手いことやってたよね?
(お前、トム・クルーズじゃないし、
アンタ、フィクションじゃなくて、ノンフィクションだから!)
こんなことがあっても、
また朝はやって来て、
これから、クリニックに行くか行かないか迷ってます。
つうか、今日も、急患対応で出勤だから、
どうせマンハッタン行くなら行ってくるかな。
では、本日の動画は、
えぇ、先週の火曜日も出勤してました。その時の街の様子と、
YouTubeアップは、ほぼ毎日してるので、
ブログより先越してるから、
コチラ、トランプが1200ドルのコロナ助援金を出した途端、
安倍総理も、国民に10万円支給に踏み切ったね~。
なかなか、その決断して下さらなかったので、先日、
ニューヨークに住むワタクシは、日本の家族に救援物資を送りました。
今、不要な外出禁止になったニューヨークの街の様子や、
自宅待機の様子など、毎日YouTubeでリポートしております。
よかったら、NYこりんごラジオYouTubeチャンネル登録してね。
それから、このブログにメアドを登録すると、
アタシがブログを更新するたびに届きます。
(ウザい?)
メアド登録して下さった皆様には将来的に、
何か面白いイベントやら、告知を日頃の感謝を込めて、
贈ることも検討中なので、
ぜひ、ブログの方もサブスクライブしてね。