昨日、ニューヨークでは滅多に起こらない地震が発生したのだが、
マグニチュード4.7という事で、
地震大国日本に生まれた者としては、
そんなに大きくないなと見過ごしてしまうような地震であったが、
(この地震慣れの精神も、ちょっとアレだが)
地震など起きるなんてな国に住んでいる人にとっては、
そりゃもう、ちょっとした騒ぎなんでございます。
アタシ、NYに22年住んでるんですけれど、
たしか、2011年だったかな、揺れを感じたかどうか忘れたほどの地震がありまして、
この22年で、地震があったのは、これで2回目なんです。
そう考えると、いかにニューヨークが地震知らずかって分かると思いますが、
2011年の時も、皆さん大騒ぎだった気がする。
SNSでは、Survived The Earthquake（地震を乗り越えた）
って言うTシャツを作って来てた人がいたほどでｗ
つまり、本当に地震はニューヨークではレアな事なんです。
しかしですね、地震など起こるはずがないと思い込んでるニューヨーカーたち
今回の地震も、揺れを感じた人が多かったと思いますが、
それが地震と思った人は少なく、
ビルや、ストリートで何か工事でもしてるのか、
はたまた、テロか？みたいな、
それが地震だったと実感するのに時間がかかったそうです。
なんせ、地震を知らせるエマージェンシーアラートが発令したのが、
地震から40分過ぎくらいだったので、
それを見て、あ～、あれは地震だったんだと再確認した人が多かったらしい。
と言うか、アラートがそんなに遅れて発動されて、
意味あるんかいなってはなしですけれど。(苦笑）
アタシは、揺れを全く感じませんでしたが、
ウチのジョンさんは、人生で初めて地震を体感したようで、
地震王国ジャパン出身のワタクシと、
人生で初めて地震を体感したジョンさんとの、
大きな熱の差がそこにあったんですが、
今日は、そんなことまとめておこうかなと。
地震があった金曜日の午前10時23分ころ、
アタシは、出産後、ほとんど乗ることのなかった地下鉄に乗ってたんですよ。
いつも地下鉄なんか乗らないのに、
こんな地震が起こった日に限って、あえて地下鉄に乗っているという(苦笑)
地下鉄車内では、全く揺れを感じることはなかったのですが、
地震の恐怖より、地下鉄で偶然乗り合わせてしまった車両にホームレスらしき人がいたことの方が怖かったw
アタシ、この22年間、地下鉄に乗らない日はないほど毎日、地下鉄に乗ってましたが、
なんせ、コロナで、街がロックダウンした時も、
歯科医院勤務のアタシは、エッセンシャルワーカーとか戦士みたいに呼ばれちゃって地下鉄で出勤してましたよ。
あの時も、地下鉄に乗ってるのは、アタシとホームレスくらいだったな。
その後、出産を機に、仕事を辞めたので、
全く地下鉄に乗ることがなくなったんですが、
最近の地下鉄は、治安の悪さが悪化したニュースがよく流れたてので、
余計に乳飲み子を抱えて地下鉄なんか乗れないなって思ってたわけですね。
ただですね、NYCに住んでいると、車での生活ではなく、やはり地下鉄なしではどこにも行けませんで、
今回、マンハッタンで行われる「未就学児向け音楽とアートクラス」に参加するために地下鉄に乗ったわけですよ。
(そして地震に遭遇するという奇跡ｗ）
ストローラー(ベビーカー）を押しながら地下鉄に乗り込んで、
一瞬、悪臭を感じ、ホームレスがこの車両にいると、ここでアタシの中のアラートは鳴ってたんですが、
そんな時は、直ぐに怪しい車両は乗り換えるべきですが、
ストローラーで一旦乗り込んだ車両を、またヒョイっと下車して別の車両に乗り換えるのは至難の技。
とりあえず乗ってしまった車両で、どこにどんな人が乗ってるか一瞬で、さりげなくチェックする。
この、さりげなくが重要で、あからさまにキョロキョロしてはいけない！
向こうに、足を座席の上に乗せて行儀悪く座っている風貌の悪い青年を発見、
たぶん臭いの原因は、その人かもしれないと、
その人をわざわざ避けて、少し向こうの方まで行って、空いている席に着席したのだが、
座った瞬間に、やっちまったと後悔する。
目の前に、こちらも、行儀悪く座席にもたれて寝ている青年がいたが、
一見、着ている服は、ホームレスほど汚れの目立つものではなかったものの、
生活習慣病がたたってか、大きい体形の上に、足などが浮腫んで年齢の割には不健康そうな風貌、
そして、あの悪臭は、彼から発生していた。
昔は、ホームレスと言えば中年以降の高齢者が多かったが、最近はホームレスの若年化を感じる。
しかし、なんで、よりによって、自分からちょっと危険な人に歩み寄ってしまったのか！
しかし、座席に座ってしまったアタシ、
ここで、あえて、席を立ったり、車両を変更しようなどと、過敏なアクションを起こしてしまうと、
場合によっては要注意人物を返って刺激し、
「お前、俺の事、避けやがっただろ！」
とか、いらん因縁を付けられたりするので、
ここで下手に動いてはいけないのだ！
なるべく、相手を逆なでせずに、気づかれないように自然に、その場を離れるのが鉄則。
もしかしたら、要注意人物ではないかもしれないが、
長年、NYに住んでいると、なんとなくホームレスでなくても、薬中とか、精神的に病んでる人とか、大体の見当がつくもんで、
ともあれ、そう言った要注意人物は、危害を加える加えないにかかわらず、もう悪臭を放っているだけでも普通ではないので避けて通るに越したことはないのだ！
それで、あと2駅我慢したら、何食わぬ顔して下車して車両を乗り換えようと思っていた。
こういう時は、一人だったらサクッと動けるものの、
ストローラーに乗ったベイビーと一緒だと、動きに制限がかかるので、慎重かつ的確に動かねばならんのだ！
そして、やっとその下車を目論む駅に着こうとした時、
逆に彼が座席から立ち上がったのだ！
その動きで、悪臭が、また漂い、
それでも、要注意人物からの下車してくれるので、ちょっと安心していたのだが、
なんと、その彼は、駅に到着しても下車することはなかった！
何？！？！
ただ起立しただけかい！！！
また暗雲立ちこむ中、
彼がポケットの中に手を突っ込んだので、
アタシは、見て見ぬフリしながら、彼が銃を持っていないかを確認する。
日本の人が聞いたら、そんな大袈裟な、過敏すぎるって思うかもしれないが、
これは長年この街に住んで培った防御反応である。
特にアタシは今や自分だけでなく、
自分以上に守らなければいけない存在がいるのだ！
ポケットに銃がない事は確認したが、
今度は、その手が、彼のズボンの中の股間に伸びて、公衆の面前で、掻きむしり出した！
もう一刻も早く立ち去りたかったが、
ここでも不要で過剰な行動は禁物！
股間を弄る彼が、それ以上、異常な行動を取らないことを願いつつ、
何か会った時の対策を頭の中でグルグル考え出す、
しかも、その不安を一切、顔には出さぬようにだ！
ジロジロ見たり、オロオロしたり、
そういう行動は、全て、相手を刺激しかねない行動なのである。
そんな不安の中、その彼が、アタシが降りる駅の2つ前で、やっと下車したので、ホッと胸を撫で下ろす。
そんな状態でしたんで、
その頃、地震が起きてたなんて、
変な話し、地震の不安よりも、違う不安に陥れられてたわけですね。
しかし、おかげさまで、「未就学児向け音楽とアートクラス」には参加出来ました！
こちらのリポートはまた次回行いますね。
朝の10時半から始まったこのクラス。
クラスが始まって、しばらくした頃に、
けたたましく参加者みんなのiPhoneのアラームが鳴り響き
そこで初めて、地震があったことに気づきました。
これは、日系人会主催のイベントだったので、
参加者は全員日本人でして、
このアラートで、皆んな初めて地震を知らされたんですが、
「えっ、地震？！
感じませんでしたよね？
私たち、飛んだり跳ねたりしてたからかしら？」
アラート音のけたたましさに驚いたくらいで、
誰一人、地震でうろたえる人はおらず、(さすが日本人）
その場で、地震を体感しなかったので、
そんな、呑気なこと言ってたんですが、
それ以上に、単に地震を知らせるアラートが40分も遅れてると言う、
このアメリカの呑気ぶり！
そりゃ地震感じないわけですよ、
30分前のことですからw
実際には、地震が起こっていたであろう40分前の、地下鉄車内の方が怖かったわｗ
こういうところは日本凄いね。
アタシ、正月に日本帰国した時、
1月1日に、とんでもない揺れを車内で感じたんだけど、
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体感した直後、直ぐに車内テレビで地震津波警報、
そして避難命令出てたからね。
警報が40分も遅れたら、シャレにならない。
そして、この呑気なアラートのあと直ぐに、
ジョンさん血相かいてTextと電話して来まして、
無事か？！？！( ﾟДﾟ)
安否確認の電話をしたのに繋がらないから、
もう地震に巻き込まれたに違いないと！
いや地下鉄乗車中だったんですけどねw
「もう、地下鉄なんか乗らないワイフとベイビーなのに、
よりによって、そんな2人が地下鉄に乗る日に地震が起こるなんて！
もう、気が気じゃなかったよ！
ちょうど、行ってらっしゃいって、2人を見送った後、
家で、片付け事をしていたら、アパートが揺れてさ、
俺、地震だとは思わず、なんか外で工事でもしてるのかって思っちゃって、
そしたら、後にアラートなって、地震だっていうから、
もう、ワイフとベイビーが心配で心配で！」
人生、はじめての地震で、家族と離れ離れ、
相当、不安に陥ったジョンさんだったらしい。
「地震で、地下鉄に問題があるようだったら、
俺がいつでも迎えに行くから！」
地下鉄止まるくらいの地震が起きたら、
車で迎えに来れる余裕はないと思うのだが、
ジョンさんの優しさを、ありがたく受け入れました。
と言うわけで、地震など来ないニューヨークで、
地震が来たら怖いのは、
来るわけないと思い込んでしまっている呑気さと、
地震に対する対策や対応が遅いこと、
それよりも治安の悪化した地下鉄の方が怖いかもって言うオチまでつきました。
ちなみに、
未就学児向け音楽とアートクラスを無事終えて、
その後、セントラルパークまで行き、桜も見て来まして、
家に帰って来たのが午後4時くらいで、
疲れてベッドで授乳してたら、
ガタガタガタ・・・
あ、地震だ。
しかし、今回はアラームすらならなかった。(爆)
まさかの授乳中に地震。
災害とは、いつ何時来るか分からないものですからね。
用心に越したことはないですな。
地震で騒がしかったニューヨークですが、
翌日の今日、土曜日は、
NYこりんごラジオがライブ配信されます！
NY在住の日本人ママなら知らない人はいないNYママサロン！
ベイビーたちの成長の場、ママたちの交流の場、
そんな場所を作って下さったNYママサロン代表のNaokoさんをゲストにお迎えして、
産後のキャリアチェンジや、人と人とを繋げるチカラ、
ママ達を輝かせるプロデューサー力
Naokoさんの育児や人との繋がりをガッツリ伺いたいと思います！
これからママになる貴方も、
育児中の貴方も、
育児を終えた貴方も、
貴方の人生は続くので、他人を輝かせ自分も輝く人生で、
何か参考になると思うのでぜひ聞いてね！
ライブ配信なので、Naokoさんにも質問出来ますよ！
NY時間4月6日(土)午後7時より
日本時間4月7日(日)午前8時より
アタシも、子育てエンターテイメントを手がけたいので、Naokoさんのインタビュー楽しみ！
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更新遅れてますが、
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