先週、大快挙をあげて、
ホルモンサイクルが悪くてキャンセ寸前だった卵胞たちが、
予想外の頑張りを見せて、採卵可能の兆しを見せていた。
いきなり、45歳で、
右卵巣、12mm、7mm、5mm
左卵巣、8mm、8mm、6mm、5.5mm
と、7個も卵胞ちゃんが、いい感じで育っていた。
内膜を薄くするクロミッドを少量ではあるが飲んでいるにもかかわらず、内膜も8.1mmと移植には十分な厚さで、
めっちゃ希望が広がった!
ブログでも、諦めちゃダメよ、なんて余裕のコメントまでしていたが、
人生、山あり谷あり。
今回、まさかの逆転で、採卵4つくらいイケるかも?
しかも、4つとも受精したら2つは新鮮移植で、残りは凍結してもらえるか?
なんて、そんな心配までしていた。
人生、必要以上に期待したら、ヤケドすること、この時の自分は知る由もなく。
そして、今週も、その卵胞たちの成長を楽しみにクリニックへモニタリングに出かけた。
月曜日は、お休みなので、ゆっくり午前11時くらいに到着。
(いつもは仕事前にバタバタと早起きして7時頃出かける。)
クリニックのおやつも、ウォールナッツのパウンドケーキで、悪くないよ。
全てがスムーズに、待たされることなく血液検査がはじまり、
そのまま、ソノグラム検診も、ほとんど待たずに順番が回って来た。
さぁ、7つの卵胞ちゃんたちは、どのくらい育っているのか?
「Hi、じゃあソノグラム見ます。」
あっ、一瞬凍りついた!((((;゚Д゚)))))))
あの、イマイチ腕のないソノグラム技師だったのだ!
ついてないなぁ、あの人かぁ〜
ちょっと嫌な予感がした。
「右は、18.5mmと、9.5mm
左は、8.5mm、8mm、あと4mm以下のが3つ。」
えっ?!((((;゚Д゚)))))))
1個だけ成長してて、他は全然、成長していなかった! ( ;´Д`)
これじゃ、1個しか採卵出来ないではないかっ!
なんで、他の子、育たなかったの?!
そういえば、先週は、めっちゃ運動した、タップクラスはダブルで取ったし、アフリカンダンスが、スゴイ全身運動だった。
で、その後のモニタリングで、急に好成績をあげたから、
いい気になって、忙しさにもかまけて、
イベントやらラジオ編集、ブログに明け暮れて、デスク作業ばかり、
汗をビッショリかく運動をしなかった。
だから、血液や栄養の循環が良くなくて、
卵胞の成長を妨げたのか?
もう、自分を責める。
「内膜は、どのくらいありますか?」
「7.8mmです。」
「えっ、前回8.1mmだったのに、縮んだってことですか?!」
「8.1mmも、7.8mmも、一緒よ。」
一緒じゃねぇ〜よっ!( *`ω´)
「先週は、7個あったんですよ!
なぜ、他の卵胞は、ほとんど育たなかったのですか?!」
と問い詰めつつ、
お前のスキルが足りないせいじゃないのか?
もう一度、測り直してくれっ!
と言う気持ちもこもっていた。
と言うのも、この人がやるソノグラム検診は、
モニターで患者もその様子が見えるんだけど、
微妙にハッキリ見えないで測定してるから、
大きさ測定ミスや、卵胞見逃しがあるんじゃないかと思ってしまう検診なのだ!
しかし、彼女にも、ソノグラム技師と言うプライドがあるだろうから、そんなことも言えず。
思えば今回のサイクルは、ずっと彼女にモニタリングされてて、調子悪かったのだ。
で、先週は、違う方がやってくれて、逆転ホームラン打ったと思っていたら、
また、このイケてない技師に当たって、空振り三振バッターアウト食らった感じだ。
もうガッカリで絶望的な顔してると、
「ナース面談したいですか?」
と問われ、
「Yes, Please!!!」
納得がいかなかった。
なぜ、主席卵胞以外の卵胞が6個もあったのに、ほとんど育たなかったのか?!
「How can I help you?」
ナース登場!
「えっと、先週7つもあった卵胞が、主席卵胞以外、全然育たず、
このままだと、一つしか採卵出来ないですよね?」
「そうね。
残念だけど今回は一つだけね。」
「なんとか薬で、排卵を長引かせて、他の卵胞育てられないですか?」
「薬で排卵を長引かせても、主席卵胞の成長は止められないから、他が成長するまでに主席卵胞が排卵しちゃうのよ。」
あぁ、そうか・・・
「せっかく、今サイクルはホルモン数値も悪くないし、7つも卵胞出来てるんですよ、なんとかして、2〜3個取れる方法はないですか?」
「う〜ん、主席卵胞だけ採卵して、2〜3日後に、他の成長した卵胞を取る方法もあるけれど、
その場合、凍結胚移植になるから新鮮胚移植が出来なくなるの。」
いや〜、それは、1回のサイクルで2回採卵で、主席卵胞じゃない子を無理に取り出しても、確率低い上、費用も2倍だから得策ではない。
「1つだけ採卵してもいいけれど、その一つが受精すると言う保証はなくて、
でも、クオリティーが良ければ、その一つでも妊娠するんだけれど・・・」
「血液検査やホルモン数値、ソノグラムなんかで、クオリティーを知ることは出来ませんか?」
「出来ないのよ。
採卵して、受精させるまでは 分からないの・・・。」
「いつもよりE2の数値が良いような気がするのですが、
卵子の質がいいと期待出来ますか?」
「あれは、成熟した卵胞の目安にはなるけど、
クオリティの保証はないのよ。」
「じゃあ、1個しか採卵可能な大きさの卵胞がないから、
まず無事に採卵出来るか、
それが受精するか、
とんでもなく、無謀な賭けに出るってことですよね?」
「そうなのよ〜。
だから、今回は、自然に任せて、
次の採卵のために、ドクターに別のプロトコルを考えてもらうってことも出来るし。」
「今回もキャンセルで自然で行くなら、
前回の採卵で買わされたエステロゲンとプロゲステロンの薬、
前回は、結局、受精しなくて使わなかったので、
多分、私は黄体ホルモンが足りてないと思うから使ってもいいですか?」
「あれは、自然交渉の時は使っても意味ないわよ。
こちらで受精させて移植した後だったら、もちろん、妊娠維持のためにその薬を使ってもらうんだけれど、
結局、問題は、老化した卵子の外側のシェルが硬くなってしまうことが多いので、精子がそのシェルを突き破れず、受精に至らないのよ。
だから、ホルモン剤を投与したところで、受精しなければ意味なくなっちゃうでしょ?
あの薬も安くないし。
だから次回の採卵まで取っておいた方がいいわよ。」
そっかぁ〜
黄体ホルモン不全で妊娠しないと思ってて、
安易に、黄体ホルモン足せばいいじゃんて思ってたんだけど、
問題は、アタシの老化した卵子の膜が硬くて、
ジョンさんの精子の侵入を妨げているわけだ!
ジョンさんの精子だって、20代、30代じゃないんだから、もう肉体労働だよね。
こうなると、自然妊娠を期待するなんて、とんでもない話で、
絶対にIVF(対外受精)をお願いしたいと切に願うわけよ。
あぁ、卵子の外側の幕を柔らかくする薬とかサプリ開発されてないのか?!
だから、自然妊娠なんて時間の無駄と思えてくるから、
頑なな卵子を一個だけでも取り出して、
そうそう、ウチのクリニックは顕微受精をタダでしてくれるんだよ!(ラッキー!)
でも、この1個に、3000ドル近くかけて、採卵するべきか否か、
採卵出来る保証もなければ、
顕微授精で精子を入れてくれたって、卵子も老化してたら受精しないわけだし、
その賭けに、3000ドルって高くない?
せめてさ、300ドルとかだったら、バンバン、採卵したいんだけれど・・・
あぁ、体外受精は、ギャンブルだぜっ!
もうアタシなんて、ジャックポット出さなきゃ妊娠しないぜっ!
それでも、賭けに出なきゃ、当たるかどうかだってわからない!
んだけども・・・
経済的なことを考えたら、
金は天下の回りものだって言うけれど、
そりゃ金に糸目をつけてる場合じゃない超高齢ですけれど、
取れるものなら1個でもって思いはあっても、
確実に取れる保証とかないわけよ。
取れても受精するかも分からないし・・・。
でも、やってみなきゃ、それも分からないんだけれど、
不妊治療に使えるバジェットってもんがあるから、
今、確率低い採卵に踏み込むより、
やっと中刺激での治療も検討してくれるらしいから、
今回、45歳でも、7つも卵胞があったのと、
新鮮胚移植のためレトロゾールを使ったが、それほど効果がなく、
クロミッドを少量使ったが、内膜に影響をきたさなかったので、
今回、卵胞たちが育たなかったのも踏まえて、
飲み薬だけじゃなく、注射も使っていこうと、
だから、ガッカリしないで次のサイクルで頑張ろうと、励ますナース。
今回のナースは、とっても患者思いある いい人に当たってよかった。
ナースになだめられて、
とりあえず、今サイクルは、泣く泣く見送ることになりました。
その日の午後。
別のナースからメールが届いた。
「ドクターMが、貴方はPRPのキャンディディトだと考えています。
PRPをやることをお勧めします!」
へ? 何、PRPって?
しかも、アタシの担当医は、セレブドクターZだけど、彼に変わってドクターL に任せているのに、
何故に、急に、ドクターMが しゃしゃり出て来たんだ?
以前、モニタリングにレビューを、いろんなドクターがやるので、
統一性がなく、混乱させるような指示が出たことがあったので、
あれ以来、アタシのレビューは、ドクターZか、ドクターL 以外はしないと約束だったのに、
ドクターMは、このクリニックのナンバー2 らしいのだが・・・
で、PRPってなんやねん?
どうやら、腕から血液を採って、それを卵巣に注入して、卵巣を若返らせる処置らしい。((((;゚Д゚)))))))
(ちなみに、通常40歳以下が対象って言ってるけど、アタシ45歳ですよ。)
何故に、急に、こんな処置を指示してくるんだ?
ドクターMは、白人のドクターなのだが、
白人ドクターというのは、たいてい、ザ西洋医学みたいなところがあって、
こういった斬新な処置をしたがる傾向がある。
ウチの白人口腔外科医も、腕から血液採取して、その血液を遠心分離器にかけて、口腔内の組織に注入するとか、そう言う処置をしたがるので・・・
なんていうの、画期的で、好奇心旺盛はいいんだけれど・・・
アタシは、やっぱアジア人なので、もっとコンサバティブな処置を求めちゃう。
(IVF自体がアグレッシブかもしれんが。)
このドクターMは、噂によると、オゾンサウナもよく勧めるらしい。
このオゾンサウナで、卵子のクオリティーを高めると。
アタシも、お試し無料チケットもらったので体験もしましたが、
うむ〜、1回コッキリだったので、
ぶっちゃけ効いているのかわからないし、値段が高すぎ!
で、その仰々しいPRPをやるのかやらないのかって、
アタシの中では、もう、そういう小細工やめてくださいよって感じでしかないんだけれど、
ドクターが勧めているのに、反対したら、患者の印象が悪くなるので、
メールで返信すると、悪い印象が文面で残ってしまうから、
クリニックに電話して、ナースに聞いてみた。
「先ほど、メールで、ドクターMが、PRPを勧めれいると言われたんですが、
私の担当医は、ドクターL でして、ドクターL のご意見を伺いたいと思います。
それから、血液検査の結果がまだ届いていないので、そちらも送ってください。
それから、それから、前にも申し上げた通り、いろんな先生が指示を出すと混乱しますので、
出来れば、今後もドクターL が、指示を出してくださるようお願いできますか?」
「わかりました、ドクターL に聞いておきます。
そして、血液検査の結果と、ドクター指示を直ぐに送ります。」
大手のクリニックになると、ナースもドクターも、沢山いるので、本当に混乱する。
アタシは、アジア人なので、セレブドクターZも、ドクターL もアジア人で、
その点では、同じアジアの感覚の治療方針を仰ぎたいと思っている。
そして、血液検査の結果が来た!
ちょっと~、E2が、298って、これ、今までで最高にいいじゃん!
いつもは、160から185くらいなのよ!
つまり、1つの成熟卵胞が200だとして、
アタシは低めのE2なので、今回300近いってことは、成熟卵胞が2個あるってことではないか?
やっぱり、あのソノグラムが間違えで、採卵可能な卵胞は2つあるんじゃないか?
そんな風に疑いたくなった。
その後、直ぐに、さっき面談したナースから電話が掛かってきて、
「こりんご、混乱させてしまってごめんなさいね。
さっきこりんごが受け取ったメールは、別のナースが送ちゃったんだけれど、それは忘れてね、
私が、ドクターL にちゃんと確認取りました。
PRPは、悪くないですが、今の段階では、まだこりんごはやらなくても大丈夫だとドクターLが言ってます。
私が、面談で、こりんごの意向も聞いてあるので、ドクターL に、その旨を話して、
これから、私がドクターL の指示を送るので、待っててね。」
バースコントロールピルで卵巣を休ませる間に、
一緒にエストロジオール(エストロゲン)も投与されることになった!
すったもんだしたのだが、来月の新しいプロトコールで、新たに頑張るぞっ!
と、意気込んでいたのだが・・・
つまり、今サイクルは、自然交渉で、自然妊娠を、とりあえず期待してって・・・
ジョンさん、今月も硬くて入って来れない可能性大である。
ほら、しかも今月の卵子って、来月の卵子よりも一ヶ月若いわけじゃん?
来月は、また一ヶ月分、老化するので、
益々ジョンさんの精子が、卵子に侵入しずらいのに、
指をくわえて、自然妊娠不能をわかっていながら試すなら、
やっぱりIVFで、ササッとジョンさんを入れてもらいたいっ!笑
あぁ、現実って、いろんな壁がはばかってるよね。
とりあえず、今日から、プロゲステロンクリームを塗り始めますよ!
黄体ホルモン弱いので購入しましたが、
1/4テースプーン、キッカリ計量したわよ!笑。
1/4テースプーンって、結構、たっぷりの量なのね。
でも、これで、卵胞の外側の幕が柔らかくなるわけじゃないしねぇ・・・。
妊活は、一筋縄では行きませんなぁ。(´・∀・`)
でも、今やってる全てのことが未来に繋がると思って頑張ろうっ!
本日のNYこりんごラジオ、過去放送ピックアップは、
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マサチューセッツ、ガラス工芸職人の松本幸美さん後編インタビュー!
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