高齢妊活

7度目の採卵に未来を見つめる。

投稿日:2020-06-21 08:43 更新日:

 

 

今の自分、どんな気持ちなのかを分析してみる。

 

なんで、そんなに冷静なのか?

 




 

今回のサイクルは、最悪な状態で始まり、

最悪な事ばかり続いた。

 

最悪なサイクル
最悪の中、希望の光は見えるのか?(46歳IVFジャーニーの行方)

  人生って、希望が無いと生きて行くの辛いじゃない?       46歳の不妊治療に希望はあるか?   あると信じてなかったら、 ここまで来れてないよ ...

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そして、最悪な状態でも、

今回は、採卵に踏み切った。

 

結論から言えば、

 

今回の採卵は、

とんでもない採卵に終わった。

 




 

今、ブログ書きながら、

この結果には訳があって、

何かを気づかせるメッセージなのかもしれない。

そんな風にも思える。

 

いや、そんなメッセージだったら、

過去に何度ももらったはずだけれど、

 

今回のメッセージは、ちとデカイぞ!

 




 

それでは、引っ張りまくった採卵報告。

 

採卵直前まで運が無かったですね。

 

運ナシ採卵前
採卵前の一悶着

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でも、今日の採卵は、ドクター変更したばかりの、

ドクターOが担当してくれるのよ!

 

ドクターOとの出会い、面談はコチラ。

 

主治医変更
出会った人で人生は変わる(不妊治療担当医を変更するの巻)

    人生は、出会った人で変わってくる。   人との出会いは大事。   その出会いが遅かれ早かれ、 運命に従うしかないのだが・・・     ...

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今日も、採卵室は緑のプラネタリウムだった。

 

いつもの男性アジア人培養士のブランドン君(仮名)がいるんだけれど、

白人の女性培養士さんが、担当するようで、

 

「Hi、培養士のエミリ(仮名)です。

今日は貴方の培養を担当します。

名前と生年月日を確認させて下さい。」

 

本人確認を済ませて、

ドクターOの登場!

 

彼が担当医になったので、

ポンっと肩を叩き、

 

「Are you ready?」

 

「Yeah!」

 

とライブショーでも始まる勢いだ。

 




 

「右の1つは、もちろん取るけど、

左は、ちょっと成長してないので、取る価値があるか分からない。

とりあえず、右を取ってから、

左の採卵を決定しよう。

 

じゃあ、(器具を挿入のため)プレッシャーかかるよ。

はい、ちょっとチクっとするよ。」

 

 

局部麻酔 来たぁぁぁ!

 

 

右隣りのモニターで、23mmまで育った卵胞に、

針が刺さって、吸い取られて行くんだけれど

なんか、いつもより、吸引針が卵胞に深めに刺さってる気がして、

そんなの刺していいものなのかと思いながら、

首席卵胞は吸い取られていった。

 

目の前のスクリーンに見えているのがEggだよ。

 

と言って、確かに卵胞らしきものが見えるんだけど、

いつもなら、培養士が、One(ワン) って採卵で来た卵の数を呼びかけるのだが、

無言なんだよね。

 




 

でも、とりあえず1つは取れたみたいで、

 

「じゃあ、左をチェックして、

リスクを負ってまで採卵する価値があるか、

見てみるよ。」

 

そして、ソノグラムでチェックし始め、

 

「取る価値はありそうだから、取ってみるね。」

 

よかった〜。

 

そして左の13mm〜14mmの全然成長しなかった子も取ってもらえることになった。

 

なんか、いつもよりも吸引針が卵胞ちゃんに突き刺さり、

ジワジワと吸い取られて行った。

 

確かに見ていただけでは、2つとも取れたのに、

培養士も、Oneと採取出来た卵胞の数を声にせず、

ドクターも2つ取れましたよとは言わず、

 

「これから培養士がクオリティをチェックするからね。」

 

なんて言うの、お茶を濁すような言い方だった。

 

え?

2個取れたんですよね?

 

「とりあえず、リカバリー室で休んでね、

結果は、培養士が確認次第、僕から伝えるから。」

 

え?

結果って?

採卵、出来たか出来ないかに結果判定なんてあるの?

 

もう採卵も7回目ですから、

いつもと対応が違う感じ分かるんですけど?

 




 

さっきの白人培養士エミリが、

多分、先輩培養士であろうアジア人男性のブランドン君に、

見当たらないけど確認して欲しいと言うようなやり取りが、採卵チェアーから起き上がり時に見えた。

 

2個取れたのに、2個取れましたと誰も言わない。

 

なんか嫌な予感するよ。

 

採卵からいったら、2個見えていた卵胞が、

2個とも取れるなんてパーフェクトなのに、

 

何故か、喜ばしくない感じの空気を読み取ってしまった。

 

リカバリー室で、全然リカバリーいらないくらい体は元気なのだが、

 

メンタル的なところで、瞑想でもしたくなった。

 




 

カーテンで仕切られ個室になっているリカバリーチェアーの、

そのカーテン越しに、外でナースとドクターの話し声が聞こえた。

 

「I’ll do it.」

私が行くから。

 

いつもは採卵後の説明にナースが来るのだが、

 

ドクターOがやって来た。

アタシの担当医に変わったから来てくれたのかなと思いたかったが、

 

もっと深刻な報告があるらしい。

 




 

「お疲れ様。

2つとも採卵出来たんだけれど、

残念ながら、2つとも死んでしまっていた。

だから、精子を掛け合わすことも出来ないんだ。」

 

 

えっ?!?!

 

取り出した卵が死んでいた?!?

 

 

これまで、すべての卵胞が、培養まで行き、

受精までは出来たのに、

 

ジョンさんの種を掛け合わせることも出来ないで、

取り出した時点で死んでいたって?!

 

そんなことってあり得るんだ。

 




 

かなりビックリしたのだが、

この現実は変えることは出来なくて、

 

悲しいとか、泣くとか、

そう言ったエモーションよりも、

 

こんなに親身になってくれているドクターに、

採卵の時、針刺し過ぎたから死んじゃったのか?

 

新米培養士だったから、セーブ出来なかったのか?

 

と、一瞬にして、この残念な結果を、誰かの責任に仕立てようと言う人間の自己防衛と傲慢さが、

悲しいよりも先立ち、

 

これは、悲しみでも怒りでもないんだけれど、

なんだろうか本能なのか?

 

自分は強い!

 

と言う能力以上の生命力で、

まさか自分に落ち度があるはずがないと、

 

精一杯、自分を守りたいがために、

そう思いたい自分がいたのだろう。

 

そしてやっと、この結果は、

やはり自分の高齢が原因であると、

 

人を疑ってから、やっと自分を受け入れ認められた。

 

そうでもしなかったら、

気持ちが持たなかったのかもしれない。

 




 

「残念な結果でごめんね。」

 

「いえいえ、とんでもないです。

ドクターのせいではありません。

 

あの2つは死んでしまって、

培養することも出来ないと言うことは、

もう土曜日に予定していた移植の心配すらしなくていいってことですね。」

 

「I’m sorry,  that’s right.」

 




 

新鮮胚移植の予定だったので、

今回の卵胞が3日まで育てば、

土曜日に移植の予定だった。

 

しかし、土曜日は仕事だったので、

移植のスケジュールがハラハラだった。

 

通常、移植は、昼くらいに行われるのに、

ナースに無理を言って早い時間にして下さいとお願いしていた。

 

そんなスケジュールの調整してたから、

 

卵胞ちゃんたちが、

 

「かーさん、忙しいなら、無理しないでね。」

 

って、移植にならないように、

身を張って死んでしまったのか?

 

と、申し訳なく思った。

 




 

 

ドクターOが、

 

「さっき君のチャートを見て、

今までは、バースコントロールピルを飲んで、

クロミッドや、卵胞刺激注射を打つと言うプランだったので、

今度は、新しいプランで臨もうと思うよ。

一週間は、そのまま普通に生活してもらって、

一週間後から、エストロゲンのお薬を一週間飲んでもらって、

6/30にモニタリングで様子を見せに来てね。」

 

「分かりました。

新しいプランで、また頑張りたいと思います。

ただ年齢的には、この新しいプランでも上手くいかなかったら、

次は、何か策はありますか?

それとも、やはりもう卒業も考えなくてはですかね。」

 

「そんなに先まで、まだ考えないで、

とりあえず、次回はエストロゲンで準備して進めよう。

次の次のサイクルのことばかり考えないで、

それは、その時が来たら、また考えればいいことだから。

月末に、また顔見せに来てね。

じゃあ、この後、ナースから指示があるから。」

 

「ありがとうございました。」

 




 

そして、ナースがやって来て、

 

「I'm sorry...」

 

と言いながら、いつも通り採卵後の指示と説明してくれ、

採卵後の指示プリントをくれた。

 

 

あ、本当に2個取れたのに、

Degenerated って書かれてる、

 

これって、日本語で言うと、

変性卵って言うのね。

 

調べてみたら、高齢の人には、よく見られるらしいから、

今まで、変性卵が一度もなかったって、

自分スゴイな!

って逆にポジティブ。笑。

 

ですが、とうとう変性卵が出現したということは、

46歳、公式の公式、オフィシャルで卵子老化を痛感。

 

残念な結果に終わった採卵でしたけど、

一気に、3000ドル近くがすっ飛びましたから、

 

リカバリールームのジュースと、

グラハムクラッカーも合わせて、

 

 

しっかり、ガッツリ頂きました。

 

こりんご、全然メゲテない・・・笑。

 




 

何なんだろうね、

 

今回の採卵、確かに残念な結果に終わったんですが、

 

自分でも驚くくらい冷静!

というか、このシチュエーションに慣れて来たのか?

(そんなん慣れんでえぇっ!)

 

今までも、残念な結果になっても、

いつも、そこまで落ち込まないのよね。

 

そんなに悲しまないなんて、

本当に子供欲しいんですか?って突っ込まれそうだよね。

 

残念だったという思いはあるのよ。

 

でも、いつか妊娠するしって余裕こいて自意識過剰だったのか?

はたまた、血も涙もない、冷血女なのか?

 

ただ、さすがに今回の変性卵は、

ヤバイっ!

って思たけど・・・

 




 

まぁ、いろんなことで、ダメダメな今サイクルに加えて、

結果は変性卵で残念採卵に終わったけれど、

 

これだけ悪い方向に流れると、

人間、もう笑うしかないというか?

 

でも、返って、全く後腐れなく、Move on 出来て、

次に進める感じ。

 

現実問題を考えれば、

遂に、変性卵が出てくるくらいだから、

マジで体の老化や、徐々にIVFの成績が悪くなってきてるわけで、

 

なのに、全然、焦りがないって・・・(汗)

(ちょっと焦らにゃヤバくない?って自分に突っ込んでるくらいだもん。)

 




 

このね、次こそはって気持ちの方が強いみたい。

 

じゃあさ、年齢も年齢だし、

毎回、こんなに大金欠けてるんだから、

毎回の事から、学ぼうよ。

 

睡眠時間は、7~8時間と確保できてるんだけれど、

消灯時間はいまだにミッドナイトなんだよね。

 

成長ホルモンは午後10時から午前2時に出てるそうだから、

10時には寝て欲しいところだけれど・・・

 

ここが、己に甘いんだよね。

 




 

Anyway...

 

何で、こんなに冷静でいられるのか?

 

スゴイ自信過剰で、絶対妊娠すると思い込んでるのか?

はたまた、言葉にしたくはないか、諦めの整理が付いているのか?

 

ここは、自分自身の事なのに、よくわかってないんだよね。

 

とにかく分かっていることは、

妊活の残り時間が少なくなってきていることだ!

 

担当医も変えて、

治療のアプローチも変わったから、

 

クリニックばかりに任せきりにならず、

自分に出来る事、心の甘えにメゲずに、

気を引き締めて、次回の周期に備えたいと思います。

 

今まで、血流や温活を必死にやってたんだけれど、

水分補給が足りてないことに気づいたんで、

 

今更ですが、水活も始めますっ!笑。

 

温活、流血にばかり気を取られていたけれど、

水の流れが滞ったら、体内ドロドロしちゃうしね。

 

さぁ、もう、残された時間は少ないから、

後悔のないように、妊活を勧めていかねばっ!

 

って、考えてたら、ほら、落ち込んでる暇もないでしょ?

 




 

年齢的に、時間がないのに、

経済的に、妊活に使える妊活貯金も、

底を突くのはそう遠くないのよ。

 

あ、そう言えば、

今回、残念ながら、変性卵だったわけで、

 

つまり、精子と受精もさせられないってことでしょ?

 

アタシ、採卵費1250ドルと、培養費1500ドル、

合計で、2750ドルの支払いしたけれど、

 

受精させてないなら、培養費払う必要ないんちゃう?!

 

経済観念は、しっかりしてるぜっ!

 




 

はい、まだ、いろいろガタガタしてますけれど、

こりんご46歳、前向きに妊活続行いたしますよ!

 

目の前の、残念なことにばかり目を向けていると、

キモチも下がって来るしさ、

 

いや、貴方に時間があるのなら、

もう、とことん残念だった結果に泣き崩れて、

悲しい感情を吐き出すのも手だと思います。

 

ただ、高齢の妊活はそうはいかない!

 

本当に、卵胞がゼロになって、

閉経を迎えた時に、

思いっきり泣けばいいけれど、

その時は、卵胞も、涙も尽きてるかも?笑。

 

そんなジョーク言ってる場合じゃない!

卵胞も涙も尽きる前に、

 

なんとか、妊娠、出産で、

うれし涙流したいわ~。

 

さぁ、

 

やる事多くなってくるし、

もう、街は再開し始めて、

自宅待機でのんびり妊活出来る状態ではなくなってきておりますよ。

 

よっしゃ、気合入れて、行くわよっ!

 




 

 

では、本日の動画は、

なかなか水活でも、水を飲めないこりんご、

水分補給のために、スイカ買ってみました!

 

 

アメリカのスイカって、丸くないのよね。

 

NYこりんごラジオYouTubeチャンネルでは、

今、不要な外出禁止になったニューヨークの街の様子や、

自宅待機の様子など、毎日YouTubeでリポートしております。

サブスクライバー1000人目指しておりますので、

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メッチャ高額のジョンさんのLINEスタンプ、

メゲズに販売中!(苦笑)

 

ジョンさんスタンプ 

 

手違いで、高額プライスを付けてしまって、

値段変更出来るらしいのですが、

こんなにボッタくり高額スタンプを購入してくれた人がいたので、

なんか、今更、定価変更しずらくなってしまいました・・・。

 

すみません。

そして、購入して下さった方、

本当に、ありがとうございます!

 

 

    

 

 

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