2020年は、とんでもない年である!
本当に歴史的な年だよ。
コロナウィルスの中、
やっとニューヨークも感染者のピークを過ぎて、
落ちつき始めていたのだが・・・
5月25日に起こったミネアポリスの、
白人警官による黒人男性の不当な取り押さえで
死亡させてしまった事件。
こう言った白人警官による黒人差別の対応は、
これまでも、幾度とあったのだが、
25日から、ミネアポリスで始まったプロテスト、
人種差別撤廃の抗議デモは、暴動に発展して、
瞬く間に、アメリカ全土に広がった。
アメリカは、何か問題が起こると、
国民がキチンと声を上げる民族!
プロテスト(抗議デモ集会)は、
その意見や気持ちの発言の場で、
- 大統領への抗議
- 女性運動
- LGBTQ
- 銃規制
- 雇用労働
- 人権問題
これまでも、様々なプロテストが、
街ではよく行われていたことだった。
今回の人種差別問題は、アメリカでは根強い問題なので、
プロテストが行われることは当然のことであるが、
今回、問題となってしまったのは、
コロナ禍に、ソーシャルディスタンスも取らずに、
数千人もの人が集まってしまったこと、
そしてプロテストが、暴動化してしまったことである。
このプロテストの訴えは、本当に大事なことだ!
出来ることなら、この世から人種差別なんてなくなって欲しいと、皆願っているし、
だから、この運動は、アメリカのみならず、
イギリスやニュージーランド、オーストラリア、ドイツにカナダと、
国を超えて賛同を上げる人が多い。
ところが、やはり島国である日本は、
肌の色の違う人種が、ひしめき合って暮らしているわけではないので、
人種差別はそれほどないせいか?
日本では、この報道はあまりされていというではないか!
事実、ウチの家族は、
娘の住む NY、ブルックリンで、これほどまでの大暴動が起きているというのに、
なんの連絡もしてこなかった。
つまり、1日中テレビを見ているはずの年金暮らしの母にすら、
このことは、ほぼ、テレビ報道はされていないということだろう。
それは、日本には人種差別が、ほとんどないから
伝えるほどのニュースでもないというのであれば、
それは差別がないことを喜んでいいのかもしれないけれど、
少なからず、このブログを読んで下さる人は、
ニューヨーク、アメリカに興味がある人で、
一般人である こりんごがNYでどのように暮らしているのか、
そんなことにも興味を持ってくれている読者が多いはず、
そして、アタシは、ニューヨークで生きていることを、
このブログに記録していかねばならぬので、
自分のキモチと、今のアメリカの状況を、
自分なりの思いで吐き出していくよ。
ってね、そう言っても、あまりに事のスピードの速さと、
膨大なニュースの量で、何から話し始めたらいいのか・・・
ただ、自分の中では、この思い、
なんだろう、怒りなのか、不安なか、悲しみなのか、驚きなのか?
もうごちゃませなんですけれど、
とりあえず・・・
5月25日、ミネアポリスで、
白人警官による黒人男性のジョージフロイドさんが拘束死させられた。
(New York Timesより)
ミネアポリスで、プロテストがはじまり、
それが暴動化して、瞬く間に全国に飛び火。
ニューヨークにも、その週末には大規模デモが行われ、
正当にプロテストを行っている人々がいる中、
一部の人々が暴動に走ってしまい・・・
プロテストなのか、暴動なのか、
いや、プロテストを利用して、
公然に強盗強奪放火という犯罪を行っている。
こんな週末だったニューヨーク。
これを受けて、ニューヨークは、昨日6月1日(月)に、
緊急非常警告を出して、夜間外出禁止を発令した。
携帯に緊急警告届いてたよ!
暴動は、夜行われるようなので、
月曜日の午後11時から、翌朝の午前5時まで、外出禁止令でてたけれど・・・
夜間外出禁止の夜11時の門限の前に、
既に強奪に入る人々たち・・・
(ABC7より)
今日、火曜日から一週間は、この夜間禁止の門限を、午後8時にするって・・・
さっき、このアラートが届いた。
門限を決めたところで、
暴動や強奪は収まるか?
これ、イタチごっこじゃないい?
警察も倍の8000人に増やして警備に当たるらしいけれど・・・
ここまでお伝えすると、
正義にかこつけて、盗みを働くアメリカ人って思われてしまうんだけれど、
本当は、正義をもって、正当にプロテストを行っている人たちが多いのよ!
いつも、領事館から送られてくるメールで、
今日、行われる抗議デモ集会の日時や場所の連絡が届くの。
つまり、抗議デモ集会には、主催者がいて、
キチンと、前もって、抗議集会しますと伝えてあるということで、
本当に、暴力や犯罪ナシの、プロテストを行っている人たちがいる!
シッピングモールTarget に押し入ろうとしていたLooterたちを、
身体を張って、阻止したプロテストオーガナイザーたち!
(LATEST GIST 24/7 より)
こういう人たちがいるから、まだ希望はある!
タダね、アメリカの人種差別・・・
こんなアメリカに18年くらい住んでる小娘には理解できないくらい
深く根強い人種差別の歴史があるわけよ。
実は、約30年前にも、LAで、
同じように白人警官による黒人虐待が発端で、
LA暴動が勃発したらしい。
その暴動は、もちろん、アメリカ全土に広がったらしいけど、
アタシは、LA暴動が起こった時は、
日本の田舎の高校生だったわけで、
そんな暴動があったことも知らなかった。
だから、今回も、このことを知らない日本の中高生が、
大人になって、アメリカに来た時に、
同じような暴動が起こらないとも限らないよね。
歴史は繰り返される。
しかし、いままで、何故に、白人警官による黒人男性の虐待は沢山あったのに、
今回の件が、これほどまでに大規模なプロテスト、
そして、暴動にすら変わったのか?
はじめは、平和的に行われていたプロテスト、
どうやら、そこには、覆面警官や白人至上主義の人々が、
暴動を焚きつけるような行動をわざと取って促し、
あたかも、黒人の皆さんが暴動を始めたように仕向けているという。
もう、この時点で、人種差別は永遠に消えないよね・・・。
ニュースで取り上げられているのが、
こちらのUnbrella man
(whodroppedthefruitより)
雨でもないのに、傘をさし、
全身黒ずくめで、高級毒ガスマスクを付けている白人男性が、
率先して、お店のガラスを叩き割っていった。
どうやら、この人は、ミネアポリスの警官ではないかという!
アメリカのSNSでは、もう、名前も顔もモロ出しだった。
ちなみに、ジョージフロイドさんを死に至らしめた、
白人警官ディレク ショーヴァインは、その後、解雇されたが、
人を殺しておいて、解雇で済むのかと非難を浴び、
やっと逮捕されたんですけれど、
なんと、その刑罰が、The Third Degree Murder(第3級殺人罪)と、
殺人罪でも一番軽い刑にされた。
ちなみに、第3級殺人罪とは、
「殺害の意図はないまま、不道徳な考えから人命を無視し、
著しく危険な行為で他人を死亡させた」
場合に適応されるんだって。
いや、息が出来ない!と訴えていた人の首に、
膝を8分以上押し付けてたんですよ!
同僚の警官に、
「脈がないから、体を起こそうか?」
と言われても、
「このままでいい!」
と言った元警官容疑者
周りの通行人からも、フロイドさんの動きがない!
足をどけろ、殺す気か?と言われていたにもかかわらず、
彼が、息を引き取った後も、
3分間は、膝を離さなかったディレク元警官。
これで、殺人の意図はなかったと?
もっと重い刑にするべきだとの声が上がっているそう。
そして、この件にかかわった他の警官3人も、逮捕されるべきだと。
(っていうか、まだされてなかったのか?)
そんなこともあって、
警官には甘い国の体制が、
国民の怒りをどんどん買っていくわけよ!
そして、暴動はエスカレートしていく。
ニューヨークの街を強奪していたのは、
ティーンエイジャーの若者たちが多かったという。
周りがやっているから、俺も的な?
今、プロテスト抗議デモに便乗して、強盗に入る。
そんな最悪なケースが、実際に、行われているわけで・・・。
そんな矢先に、
フロリダの警察は、自宅に強盗が入ったら、
強盗を銃で撃ってよいと推奨する発表を出した。
正当防衛ってのは分かるけれど、
もう、フリップ(寝返り)ステイトのフロリダですから、
銃社会サイドに立っているトランプと、
政治的絡みがあったんちゃうの?って、
なんて言ったって、暴力美化する大統領ですから。
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で、そう言えば、最近トランプ見かけないんですけれど、
どこ行ったん?
なんと、
ホワイトハウスの
緊急シェルターに隠れてたっ!!!
(゚Д゚;)
当然、ホワイトハウスの周辺、
ワシントンCDは、大大規模のプロテストが行われており、
Twetterで、いらん事ツイートして、
国民 (特にデモクレイト)を逆なでしている、
大人げない大統領で・・・
暴動が悪化したら、シークレットサービスのエスコートで、
緊急シェルターに逃げ隠れるって・・・
今、アンタが、率先して、国をまとめにゃイカンちゃうの?!
まじ、子供やんっ!
口は達者で、逃げ足も早いっ!
もう、開いた口がふさがらない。
この国の未来はあるのかよ?
とまぁ、ざっとこんな感じで、
アメリカは、先週から大騒ぎでございました。
NYこりんごラジオYouTubeチャンネルで、
プロテストの様子とか、レポートしたかったんですが、
いや、マジ、プロテストは、暴動に変わってしまって、
身の危険ありっ!
というか、今、コロナウィルスのパンデミック中で、
自宅待機中のはずでしょ、みなさん?
ですから、この5月末のプロテストにより、
6月1日の時点で、アメリカは、
なんと、コロナの新規感染者が、この24時間の間に19000人増加っ!
上記のビデオでも言っている通り、
まだコロナパンデミック中だというのに、
数千、数万人単位での人々がソーシャルディスタンスも取らず、
マスクもつけず、抗議活動したら、
この状況で、どうなるかは分かりますよね?
感染者も、そりゃ増えるわっ!
何だったんだよ、今までの自宅待機やマスク装着は?
マジ、人類は、一体、何と戦っているのか?
アメリカ~~~
なんか、ガッカリなニュースばかりだけれど・・・
今日、6月2日は、Blackout Tuesday と呼ばれ、
音楽業界が率先して、今回のジョージフロイドさんを含め、
過去に白人警官たちに死に至らしめられた黒人男性たちへの追悼企画を立てたらしい。
仕事から遠ざかり、人のために何が出来るか、
黒人コミュニティを助けるために何が出来るかに取り組む日なんだって。
コチラ、ウチの近所のストリートに書かれてた、
今や、トレンドワードになってるね。#BlackLivesMatter
アタシも、幸い、今日も仕事お休みで、
アタシに出来ることって何かを考え、
このブログでこういう事態がアメリカで起こっている事実を、
一人でも多くの人に伝えなくてはと!
なんですけれど・・・
先日、クオモNY州知事が、
6月1日からの歯科医院の再開を認めると表明を発表したのよ。
つうか、アタシ、その前から、ずっと働かされてたし~。
急患対応と偽り、普通に仕事してた~。
でも、患者が嫌がってキャンセルしてくれたおかげで、
週に2回くらいの勤務で済んだけど、
早速、ウチのボスから、
正式に、歯科医院の再開が認められたので、
患者に連絡をしまくっている!
と連絡があった・・・。
Blackout Tuesday なのに・・・。
では、本日のビデオは、
まさか、あんなに大規模なプロテストが行われているとは、
あとからニュースで知ったのですが・・・。
そのころ、普通に、食料買い出しに出かけていました。
こんな大騒ぎなアメリカですが、
普通に生活は出来ております。
NYこりんごラジオYouTubeチャンネルでは、インタビューの他にも、
今、不要な外出禁止になったニューヨークの街の様子や、
自宅待機の様子など、毎日YouTubeでリポートしております。
サブスクライバー1000人目指しておりますので、
よかったら NYこりんごラジオYouTubeチャンネル登録してくだされっ!
それから、このブログにメアドを登録すると、
アタシがブログを更新するたびに届きます。
(ウザい?)
メアド登録して下さった皆様には将来的に、
何か面白いイベントやら、告知を日頃の感謝を込めて、
贈ることも検討中なので、
ぜひ、ブログの方もサブスクライブしてね。