静まり返るニューヨーク。
明日辺りに、市長が街をシャットダウンするかもしれない決断を下すんですけれど、
おいおい、外出禁止になったら、
不妊治療どうなるの?
それより仕事どうなるの?
が先じゃねぇ?
ほら、ジョンさんが先日、
こんなメッセージを送って来て、
「コロナウィルスのパンデミックが終わるまで、
不妊治療クリニックに行くの控えた方がいいんじゃない?」
「いえ、パンデミックが終わる前に、
卵胞が尽きるかもしれないので、
(続行します。)」
こんなやり取りがあったんだよね。
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と言う事で、コロナウィルスの感染者が増え続ける中、
昨日、今サイクルのキックオフ!
モニタリングに行って来ましたよ。
まさか、こんなにコロナウィルスが蔓延るなんて、
こんな状況で、クリニックに行くこと事態も、
なんだか抵抗あるけれど、
46歳っ!
もう卵胞を無駄にしている時間は無いのです。
ラッシュアワーなのに、
ガラガラの地下鉄を乗り継ぎ、
午前8時にはクリニックに到着!
エントランスのビルの1階にも、
ハンドサニタイザー設置されてました。
そして、クリニックに着くと、
ビックリ!
「Clean your hands.
Use this!」
入り口で監視メディカルアシストらしきが、
ハンドサニタイザーマシンの横に門番のように立っていて、
クリニックに来た人に、全員、アルコール消毒をする事を促していた。
コロナ門番?
そして、スタッフ全員がマスクをしていた。
受付の人もマスク!
しかもグローブまでして、
受付業務をこなしていた。
そして、気になる おやつなんだけど、
この調子だと、おやつなんか用意している場合じゃないよなぁ。
あっ!
おやつ、こんな状況でも用意されてた!
しかも、コロナ対応?
ジャジャン!
1つづつ包装されたクッキー!
しかも、デルタやアメリカンの飛行機に乗ると、サーブされる、あのクッキー!
コロナウィルスで、旅行にも行けなくなって、
せめてクッキーだけでも、飛行機乗ってる気分になったよ。
さて、前回の採卵は、派手に撃沈しましたが、
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その数日後からバースコントロールピルを半錠10日間服用しまして、
また振り出しに戻って、モニタリングの開始です。
今回は、今度どのように巻き返していくか、
ドクター面談付きですよ。
まずは、血液検査を終えて、
ソノグラムで、今回は卵胞ちゃんたちが、
いくついてくれるのか?
シストはいないか、チェックです。
今日は、アジアンアメリカンのソノグラム技師さん。
「はい、検診します。
左は、ここに小さいシストがあるけれど、
卵胞も小さいのが3つあるわ。
右は、13mmのシスト1つと、
小さい卵胞1つです。」
「あの13mmのシストって大きくないですか?」
「大きく無いわよ。」
大きくないんだ。
でもシストが残ってたら、
卵胞ちゃんの成長を妨げないのか?
後でナースに聞いてみよう。
「あの内膜はどのくらいですか?」
「6mmね。」
今の時点で6mmだけど、
バースコントロールピル飲んでたから、
これやめたら、また生理来るんだよね?
これもナースに聞こう。
ナース面談の予約を取ってもらおうと思ったら、
「今日、この後、ドクター面談になりますね。」
あ、自動的にドクター面談入れられてた。
まぁ、前回の採卵の時も、珍しく、
次回3/18モニタリング & ドクター面談って書いてあったし、
先日も、ドクターLから電話連絡があった。
前回の卵胞3つ全滅を受けて、
46歳と言う高齢もあるから、
ここはクリニックサイドも面談して、
次にどう進めたいか患者と決めたいところであろう。
いや〜、でも出来ればナース面談がよかったんだよね。
ドクター面談って、忙しいドクターの合間を縫って、
ソノグラム検診室の外の廊下に設置してあるコンピューター見ながら、
立ち話しなのよ!
井戸端会議じゃないんだし、
これ面談って感じ全然しない。
しかも、廊下ですから、
他のナースや技師、患者が、
入れ代わり立ち代わり、
通過、行き来している訳で、
気が散るわけよ。
そんなんで、ドクターに言いくるめられ、
中国語なまりの英語も聞き取りづらく、
なんとなく、自分の意見も言えないまま、
廊下面談は終わりパターンが多いんだよね。
だからナース面談だと、
カウンセリングルームで出来て、
しかも聞き取りやすい本物の英語だから、
そっちの方がいんだよね。
「呼ばれるまで待合室で待ってて下さい。」
結構な時間待たされたので、
おやつのクッキーが進むわ~。
「こりんご!」
ナースに呼ばれて、ドクターのところまでエスコートされる。
あぁ、やっぱり廊下面談だよ。
隣には別のドクターと患者が、同じく廊下面談してるし、
「Hi コリンゴ
ドクターLですっ!」
あ、ドクターもマスクしてるっ!
しかもピンクっ!
不妊治療クリニックだから、女性スタッフが多いので、
このクリニックはピンクのマスクをオーダーしてるんだと思うけど、
ほら、前回の採卵から患者にも着用させられることになった、このマスク!
これを、香港俳優風のドクターLがしていたので、
めっちゃカワイイですっ!
「じゃあ、これからのこと話し合うよ。」
しばらく廊下のコンピューターを見ながら、
多分、アタシのチャートに目を通して、
数多くいる患者の誰がコリンゴだったかを照合してたんだと思う。
すると、
「○○で話しましょう。」
と、ドクターLが言った。
よく聞き取れなかったが、
「手短にお話ししましょう」
って言ったのかな?
「はい、分かりました。」
と、質問の内容を推測して答えるこりんご。
「じゃあ、こちらへ!
私の部屋ですよ。」
あら~、今日は廊下面談じゃなくて、
ちゃんとドクタールームで面談っ!
「○○で話しましょう。」は、
My room(ドクタールーム)で話しましょうってことだったんだ。
チャイニーズアクセントの英語、
聞き取れねぇ~ぞっ!笑。
でも、よかった、ちゃんと個室での面談は、
それだけで、気が散らないし、
落ち着いて質問も出来る!
「○○でサプライズだったね。」
えっ、何がサプライズだったのか?
コロナウィルスのことか、
それとも、アタシのシストと卵胞の数か?
今回は、質問も分からず、
そうですね~って調子合せるわけにはいかないぞ。
「すみません、何がサプライズだったのでしょうか?」
「だから、前回の採卵のあと、
3つともDay3まで育たなかったことです。」
あぁ、そうですね。
サプライズというか、まぁ、46歳ですからね・・・
「この年齢になってくると、
受精が上手くいかないのは、
卵子のクオリティー、精子のクオリティー、
培養の状況、いろんな原因があるんです。
だから、今回は、卵子の質をしっかり育てるために、
薬を変えてみようと思います。」
いいですね~。
前回と、同じことしても、進歩がないですしね。
「前回は、膣から入れる薬を使いましたが、
今回は、注射に変えようと思います。」
「えっ、膣から入れる薬って、Orilissa のことですか?」
「そうそう!」
「でも、あれは、排卵を引き延ばす薬じゃないですか?」
「そうですよ。
今回は、膣から入れずに注射タイプに変えようと思います。」
「えっ、つまり Ganirelixってことですか?」
「そうそう、それ!」
つうか、排卵を遅らせる薬よりは、
卵胞を刺激する薬を変えるのかと思ったよ。
排卵引き延ばしの薬を変えることで、
卵胞にも刺激与えられるのか?
しかも、今年、最初の採卵の時使ったじゃん!
まぁ、その時は、2個凍結でしたしな。
「Ganirelixまだ持ってる?」
「前回、1/3だけ使ったので、2/3残ってます。」
「Perfect!十分です!」
「それから、モゴモゴF を使おうかと思います。」
えっ、今、なんとおっしゃいましたか?
モゴモゴFって、
もしかして、
ゴナールFのことですか?!
「そう、ゴナールFです。」
来たぁ~~~!!!
ゴナールF
ドクターの ”ゴナールF” の発音、全然聞き取れなかったけど・・・。
憧れのゴナールFよっ!
もう、超々高齢過ぎて、
不妊治療のゴールデンショットを打っても、
体が反応しないでしょうと、
いつも経口投与だったんですけれど、
そして、そう言った妊活花形ショットを、
高齢では打ってもらえないの知ってて、
それを承知で、去年最後の11月のサイクルで、
あえて、この低刺激クリニックで、
高刺激、もしくは中刺激でゴナールFを打ってくださいと、
懇願して、おまけで打ってもらったことがあったよね。
しかし、このゴーナルFも、
とんでもないミスを犯したけれどね。
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今となっては笑い話!
結局、そんな思いまでして、
お情けで打ったゴナールFでの採卵も、
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木っ端みじんに散ったんだよね。
だから、今更ゴナールFを使っても、
無駄じゃなかろうかと、
ただ、前回は、ぜひゴナールFを使ってくださいと、
でなければ、高刺激クリニックに移転するぞ!
くらいの勢いで、自分からリクエストしたんだよね。
でも、今回は、アタシも、もう46歳で、
どんな薬を使っても、それほど効かないのは経験済みで、
でも、クロミッドはよく反応するなとは思ってたけれど、
内膜が薄くなっちゃう副作用もよく出るんで、
それでも、卵胞数が増えるとか、
クオリティーが上がるわけじゃないんだけどね、
だから、経口投与でいいと思ってたんだけれど、
今回は、ドクター側から、
卵胞刺激注射を打ちましょうと持ち掛けて来たから、
これは、素人判断ではないし、
前回のサイクルと、全く違うプロトコールでやってもらえるのは、
実に進歩があって、やりがいあるよね。
「先生、注射と経口投与も併用しますか?」
「そうですね。」
「今回は、新鮮胚移植で行きたいんですけれど、
可能でしょうか?」
「うん、大丈夫だと思います。」
「では、クロミッドの量を少し減らしてもらえますか?
それで、前回、内膜が厚くならずに、新鮮胚移植出来なかったので、」
ニッコリうなずいた。
それは、Yesってことですよね?
「ゴナールFは持ってる?」
「えっと、Folistimならありますが・・・、」
「That's Great!
どちらも同じ効能だから、Pearfect ですっ!」
「でも、もしかしたら、10月に使ったものなので、
もう期限が切れてるかもしれません。」
「あ~、大丈夫、大丈夫!
ちょっとくらい期限切れてても問題ないっ!」
えっ、そんなに簡単に肯定しちゃっていいのか?
でも、ホルモン注射は高いから、
使える薬は使いたい。
忙しいドクターは、いろいろと話しているうちに、
喋り過ぎてマスクがズレ下がり、
ドクターの丸い鼻が少し見え隠れし始めたころ。
そうね、賞味10分くらいの面談だったと思うけれど、
そろそろ、次の患者や処置に行かなきゃならない感じで、
腰を中腰にして椅子から立ち、面談を終わらせる雰囲気だった。
それなのに、
「今回は新鮮胚移植希望ですが、
万が一、内膜が十分の厚さ出なかったら凍結して下さい。
今回のサイクルは採卵と新鮮移植ですが、
来月からは、いつくらいから凍結胚を移植しましょうか?
再来月、採卵して、凍結胚を移植することも可能なんでしょうか?」
バババババっと、最後の最後に質問の嵐!
「今回は新鮮胚移植、了解!
凍結胚の移植は、君の好きな時に出来るよ。
採卵と移植を同じサイクルですること可能です。」
「えっ、採卵と移植を同じサイクルで出来るもんなんですか!」
「はい出来ます!」
「知りませんでした!
よかった、では、今月よろしくお願いします。
これから送ってくださるであろう指示メールを待ちます。」
「はい、じゃあ、あとでメールしますからね。」
と、無事に面談を切り上げたドクターL
そして、忙しいのに、エスコートして待合室まで付き添ってくれた。
で、バタバタと次の処置に向かっていた韓国俳優。
採卵した月でも、移植出来るんだ~。
はっ、それって、新鮮胚移植ってことじゃんっ!
アタシ的には、採卵した月に、凍結胚移植も出来るのかって聞いたつもりだが、
まぁ、今考えたら、採卵しても、内膜が十分だったら、
新鮮胚だろうが、凍結胚だろうが移植は可能なんだろうな。
ただ、新鮮胚移植じゃない限り、
そんな慌てて、移植する必要ないよね。
しょうもない質問しちゃったなと・・・。
その後、ナースから、ドクター指示のメールが送られてきました!
長々とコロナウィルスの管理ケアのメッセージから、
やっとドクターの指示が、
1、Folistim を3/20、2/22、3/24打ってください。
2、レトロゾールを1錠3/20〜3/24間飲んで下さい。
3/25にモニタリングに来て下さい。
おおお!
今週は、卵胞育てるウィークじゃん!
折しも、3/20は、こりんご母の誕生日!
母への誕生日プレゼントに、
クオリティいい卵胞作って、
孫に合わせたいわ〜!!!
10月に使ったFolistim、今月期限切れになるので、
グッドタイミングだわ!
本当に最初のIVFで使ったレトロゾールも、
効果がなかったので、1サイクルしか使わなかったのが、バッチリ残ってる!
コロナ騒動で、街は大騒ぎなんですが、
妊活は踏ん張って行きたいと思います!
では、次回は、コロナ騒動で、
国や州が下した決断は?
仕事はどうなる?
妊活続けられるのか?
をお伝え致します。
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