2020年の不妊治療ニューシーズンが、
46歳になって帰って参りましたっ!
さあ、開幕戦の新春、46歳 最初の採卵は・・・
えぇぇぇっ!
そんなドンデン返しいいんですか?
って事態に・・・。
2日連続でモニタリングに行って来まして、
先週までは、左右に1個ずつ、
計2つの卵胞があったんですが、
今週に入って、左右に3個ずつ、
計6つの卵胞が急に出現。
まさか増えたの?!
それシストちゃうん?
ただね、左の16.5mm以外は、小さ過ぎてサイズも測ってもらえないほどで、
まぁ、今回も採卵1個狙いですよ。
火曜日の血液検査の結果、
どうやらLHサージって言うの?
それが上がり始めて排卵まっしぐらになりそうだったので、急遽 ganirelix を打てと指示があり、
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無茶苦茶なニューヨークと超高齢不妊治療
なんかもう、滅茶苦茶ですよ。 アタシのスケジュール、 アタシの不妊治療、 アタシの人生、 そして、ニューヨークの物価・・・。 &n ...
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翌日の水曜日も、モニタリングに来いと、
も〜、毎朝6時起きで、睡眠足りてんし。😭
クリニックのおやつ、また昨日と同じウォールナッツパウンドケーキだった。
これ前日の写真の使い回しじゃないわよ。笑。
文句言っても食べるけれど。
血液検査を済ませて、
次はソノグラムだが、
昨日の今日でモニタリングだから、
血液検査のホルモン数値が急激に変化したんだろうなと予想してた。
でも卵胞は、1日1〜2mm成長するから、
翌日にそんなに大きくは、ならないよね?
「21mmですね。」
What?!?!
((((;゚Д゚))))))
1日で5ミリ近く大きくなっちゃった訳っ?!
これじゃ、明日、明後日に直ぐ採卵って感じじゃないの?
「えっ、卵胞ってこんなに急に大きくなっちゃうモノなんですが?!」
「他の卵胞から栄養を吸収して1つだけ急に大きくなることはあります。」
確かに、自然で行けば、1個だけ大きくなるもんだもんな。
「内膜はどうです?」
「6mmね。」
「えっ、じゃあ新鮮胚移植出来ないってことですか?!」
「う〜ん、それは血液検査とドクターが決めることだけど、
6mmでも出来る場合もあるはず。」
やだよ、無理にフカフカじゃない内膜に移植するのっ!
やっぱクロミッド倍増だったもんな、
これってドクター最初から凍結狙いで行ったのか?!
あまりの卵胞変化に動揺して質問攻めのアタシに、超音波技師さんが、
「貴方の担当医は誰?」
「ドクターLです。」
「よかった、ちょうど今日はドクターLがいるから、
ドクター面接するように言っておくわ。」
そう言えば、前日モニタリングに来た時、
私服のドクターとすれ違って、
「ハァ〜イ!」
って往年香港俳優風スマイルで、挨拶してくれたドクター。
白衣以外の時もアタシのこと覚えていてくれたのねぇ〜💕
かっこ良すぎてシビれた!
そして本日、白衣のドクターと再開。
「1つ大きく育ったね〜。」
「これ急に大きくなっちゃったんですが大丈夫ですか?」
「ちょっとこっちに来てね〜
モニター見ながら説明するよ。
LPSっていう処置なんだけど、
21mmのモノを、明日か明後日に取り出して、
残りの卵胞を育てて、また採卵するよ。」
「えっ?! 今、なんとおっしゃりました?
つまり、今サイクルで2回採卵するってことですか?!」
「そうです。」
えぇぇぇ、2回もやったら、追加料金だし、
(心配、そっちかよっ!)
首席卵胞じゃない子を育てても、上手くいくのか?
「それってやる価値あるんですか?!」
「いいですか、君の年齢では、もう時間との戦いです!
若くて卵のたくさんある人にはLPSは勧めませんが、
この年齢でしたら、限られた時間の中で、取れるだけ取らないとです。
時間切れになる前に、急がないと!」
とランナーのジェスチャーまでして説明してくれたドクターL
香港俳優風の演技を、こんなところで見れるなんて!笑。
笑っている場合ではない!
本当に46歳というタイムリミットを背負っている現実を突きつけられた。
「トリガーショットは持ってるね?」
「いえ、まだですが、今日、取りに行きます。」
「ここでも買えるよ。」
「いえ、オビドルですよね?
特別薬局に今日取りに行く予定で処方箋も出してもらったんですが?」
「いや、ルプロン使ってもらうよ。
だからここでも買えるよ。」
「え?!
新鮮胚移植の人はオビドルを打つようにって言われましたけど?」
「今回は、内膜が十分じゃないので凍結胚移植です。」
あ、やっぱりか、
あれだけクロミッド飲んだもんな〜。
「じゃあルプロンGetして帰ってね。」
ドクターは、極上の香港俳優スマイルを振りまいて去っていったが・・・。
新鮮胚移植を願っていたのだが、
ここへ来て凍結胚移植になるとは・・・
凍結胚移植と言うことは、凍結費用も嵩むなぁ。😭
ひとり取り残されて呆然とする。
いや、呆然としている場合ではない、
会計事務と、そこも相談しなくては・・・。
ウチのクリニックには、唯一、日本語を話す会計事務がいる。
彼女が分かりやすいくらい丁寧に説明してくれまして、
新鮮胚移植の場合、
採卵($1250)、培養($1500)と、$2750(約30万)を払い、
ここで受精すれば、新鮮胚移植は$1500(16万円ちょっと)
いつも、採卵、培養で撃沈していたこりんごですが、
これが、凍結になると、
上記の採卵&培養費に、凍結費用$1250(13万円)が加算され、
凍結胚移植は、新鮮の倍の$3000(約33万円)と跳ね上がる。
いや、安いから新鮮胚移植を希望していたんじゃなくて、
もともと、着床前診断までする予定の凍結胚移植で臨んだIVFでしたが、
45歳、46歳と超高齢は、
受精卵が3日も育たない現実にぶち当たり、
急遽、新鮮初期胚移植に移行したんですよ。
今回も、その予定でいたのに・・・
そもそも、倍量のクロミッドを処方されていた時から、
こうなる事態を予測しておくべきだったが、
あれだけクロミッド飲んでも、
内膜薄くならないかも?
って、なんで思っちゃったんだろう。
自分の体を過信しすぎっ!
もうさ、新鮮胚移植で行くと思っていたので、
そんな急にプランが変わったら、
精神的にも、経済的にも、そりゃ躊躇しますがなっ!
しかもよ、ただの凍結胚移植じゃなくて、
LPSなんていう1サイクルで2回も採卵しちゃう作戦に出たもんだから・・・
LPS追加料金が、$2100(23万円)だってよっ!
つまり、今回のサイクルは、採卵、培養、凍結、2回目の採卵、培養、凍結と、
全部無事に出来たとして、
$6100(約67万円)がすっ飛ぶわけだ・・・。
アメリカの一般的なIVFは、1万2千ドル(130万円)が、スタンダードだから、
まだ、安いって言えば、安いんだけれど・・・
それ、不妊治療の桁違いで錯覚に陥ってるだけで、
安くねぇ~よっ!
もう、こんなにお金かけて、1個しか取れないならキャンセルしたい!
なんて、悠長なことを言っている時間もなくてさ・・・
去年、45歳にもかかわらず、
そんな高飛車で採卵スキップしたアホな自分もいたな。
経験して、過去の自分が未熟だったことを知る、
こんなにお金費やすのに、
今回のサイクルも、旅行行ったり、ラジオ収録したり、
夜更かしもして、外食も多かった。
全然、卵胞のためによくない生活送ってて・・・
ジョンさんが、料金表見てぶったまげてた!
「俺が、こんなに大金はたくなら、
もう、絶対に、家にいて、このためだけに万全にするけど、
ベイビーは、よくこんな高額を払うの前提で、
そんなに疲れる生活を送れるなんて、凄いよ!」
おい、それは、褒めてるのか、けなしているのか?
不妊治療は、治療の過程だけではなく、
経済的な面でもストレスです。
ウチのパートナーは、経済面ではヘルプになりませんが、
精神面では、本当にヘルプになっている。
次回は、そんな話も交えながら、
なんと、採卵が、今日か、明日か、ホルモン数値で決めますと言う、
また厄介なスケジュールで、悩ませてくれますよ。
一体は、採卵はいつなのか?!
これを、どんでん返し採卵の後半としてお伝えいたします。
治療プラン、経済面だけじゃなく、
このスケジュールも、ストレスの種。
そこに、パートナーがどれだけサポートしてくれるかが大きく左右して、
アタシみたいに、なんでも自分でやり遂げたいと、自立心旺盛な女は、
自分で何もかも決められない不妊治療に、
そういう面でストレスを感じていることにも気づきましたよ。
しかし、今回の採卵決断が一番悩まさせくれたな、
それでも、今まで経験してきたことが、糧になって、
今回も乗り越えていけるんだろうなと、
そしたら、今回の採卵の経験も、
次回に繋がる経験と知識になって、
未来に役に立ってくれると信じてる。
全ての結果は過去、現在の積み重ねだからさ。
じゃあ今回の採卵は、1個狙いで、
その後、他の卵胞が育ったら2回目の採卵を同じ排卵周期にやって来て来ます。
その前に、いつが採卵日になるか、
その報告もするわね〜。
本日のNYこりんごラジオ、過去放送ピックアップは、
最新放送の好奇心と行動力だけで生きて来た三線奏者でシンガーの梨乃ちゃんの前編インタビューがYouTubeでも聴けるようになりました!
来週は、梨乃ちゃんの後編インタビューオンエア予定!