NYこりんご歯科医院 とんでもアメリカ生活

赤ちゃん同伴は常識、非常識?

投稿日:2023-05-21 08:24 更新日:

 

 

皆さん、自分の歯医者の予約に行く時、

自分の子供も一緒に連れて行きますか?

 

今日のブログはとっても興味深いよ!

 

では、先にお題提出!

 

 

これについて語るんですけれど、

 

アタシは、どちらが正解で、どちらが間違っていると問うのではなく、

あくまで中立に、この件を見守りまして、

 

このブログで、子育て中のママを攻撃するような意味合いで、

今回のブログを書くつもりではない事、ご了承下さい。

 




 

 

さて、ワタクシ、NYCの歯科医院に勤務しているんですけれど、

 

乳飲み子を抱えて居るママだって、歯科クリーニングや定期健診、

妊娠中に出来なかった歯科治療が必要な方もいらっしゃいます。

 

アメリカでは、子供を家に置き去りにするのは法律で禁じられているので、

小さい子供を持つママは、子供の面倒を見てくれる旦那さんのお休みの日である土曜日に予約を取るか、

ベビーシッターさんのスケジュールに合わせて予約を取るか、

 

それでも、どうしても都合がつかない時は、

ドクターの承諾を得て、子供を連れてくるって感じでした。

 




 

前もって、赤ちゃんを連れてくると分かっていれば、

万が一赤ちゃんが泣いても、

手が空いているスタッフがいれば、

少なからず、対応が出来るし、

他の患者さんと被らないスケジュールで予約を取れるからだ。

 

しかし基本は、子供は連れて来ない。

これが暗黙の了解で、

 

何となく、みんなそうやって歯科医院に来ていました。

 

これは、たぶんNYCだけで、しかもマンハッタンのオフィス街、

ミッドタウンのクリニックのみの話かもしれませんけれど、

アタシが働いた4件のクリニックでは、みんなそんな感じでした。

 




 

ところが、先日、出産したばかりの日本人女性が、やって来たのですが、

 

ストローラーに生後3ヶ月の赤ちゃんを乗せて来院されまして、

オフィススタッフ一同、やや仰天、凍り付いたんですね。

 

え?

乳児連れて来たの?

泣かないでしょうね?

 

って言う空気が流れましたよ。

 

アタシ的には、自分も妊娠してるので、

乳児は、なんか縁起がいいのでWelcomeなのだが、

確かに、ママが治療中にギャン泣きとかしたらどうしようって思ったりもした。

 




 

歯科医院に赤ちゃんを連れて来てはいけないと言うルールはありませんが、

本当に、今まで、誰も赤ちゃんを連れて来たことがなく、

連れて来たとしても、別の大人の付き添いが必ずいましたので、

日本人母一人で、付き添いもなく、乳児を連れて来られた方は初めてで、

ベビーシッターの風習が根付いていない日本から来たばかりの駐在員の奥様だからなのか?

 

そんなんで、アメリカでは、珍しく、

空気読めてねぇなって言うような雰囲気がクリニックに漂ってたんですよ。

 




 

で、ですね、不安は的中するもんで、

 

 

ふんぎゃぁぁぁ〜!!!

 

 

赤ちゃんギャン泣きが始まったんです。

 

スタッフ一同、オロオロですよ。😰

 




 

でもね、母親強し!

 

その日本人ママ、全然、動じず、

泣いてる赤ちゃんに、おしゃぶり咥えさせ、

 

あら、不思議、泣き止んだ!

まぁ、物理的に、おしゃぶりが口に入れば泣き止むわな。

 

だけど、すぐに、ぺっと吐き出して、オギャ〜!

 

それで、そのおしゃぶりトリックを習ったので、

別のスタッフが、おしゃぶりを口に加えさせる。

 

一時凌ぎで、治療はスタートしたのだが、

おしゃぶりトリックは、一時的なもので、

赤ちゃんも、馬鹿じゃないから、

おぎゃ〜、これ違うねん!!!

って泣いてる感じだ。

 




 

「あの、どうしましょう、泣き止みませんが・・・

お腹空いてるんですかね?

それともオムツ交換ですかね?」

 

すると、そのママは、

 

「そのまま、放っておいていいです。

そのうち疲れて寝ます。」

 

スゲ〜!

ママの貫禄!!!

 

全スタッフがオロオロしてる中、

泣きっぱなしでいいと・・・

 




 

ギャン泣きの乳児の鳴き声が響く中、

少々ドクターは気が散ってイラッとしているようだし、

他の患者様にご迷惑もおかけしているのだが、

 

子供を、育てるって、

このくらい強くならなアカンのねと。

 

しかし、あまりのギャン泣きで、

全く泣き止む様子はなく、

 

子育て経験のあるチーフが、

「お腹空いてるんじゃない?」

ってことで、

 

「あの〜、何かミルクとかあれば、飲ませましょうか?」

 

と言うことで、ミルクをママに出してもらって、

哺乳瓶にミルクを詰め、そのスタッフが飲ませてみた。

 

一時的に、またミルクを飲むが、

ずっとグズグズしている赤ちゃん。

 




 

全員が動揺している中、

ママだけは、マジで落ち着いてて、

 

「いつものことです。

そのうち寝ます。」

 

カッコえぇ〜

 

日本人は、こう言う状況になったら、

絶対に、周りにご迷惑かけちゃってってオドオドするけど、

 

オドオドしてるのはスタッフの方で、

ママは全然、落ち着き放って治療続けて下さいって感じだった。

 

あっぱれ!

 

しかし、ドクターも他のスタッフも、

もう子連れは勘弁して欲しいって感じだった。

 




 

確かに、周りにご迷惑かけてしまうんだけど、

でも、このくらいの度胸なかったら、

赤ちゃん育てられないし、

こう言った周りのサポートがなかったら、

ママは歯医者も美容院にも行けない。

 

まぁ、だからアメリカではベビーシッター雇って、

そう言う予約はやりくりするんだけどね。

 




 

でね、このママに聞いてみたのよ。

 

「あの、この赤ちゃんは一人目ですか?」

 

「いえ、二人目なんです。」

 

「あ、子育ての経験がおありなんですね。

だから赤ちゃん泣いても、

物凄く冷静でいらっしゃったのですね。」

 

「そうですよね、初めての子だと、

慌てちゃいますけれど、

もう上の子で慣れたので。」

 

あっぱれでしたが、

乳児は連れて来ない暗黙の了解を、知ってか知らずか、

 

知らぬが仏ですよね。

 




 

しかし、日本人ママが帰られた後、

スタッフ一同から、

 

「こりんごが日本語で、なるべくベイビーは連れて来ないように遠回しに言ってよ。」

 

「そんなこと言えませんよ!

それじゃ、治療拒否じゃないですか!」

 

「ベビーシッターに頼んだらって聞いて見たら?」

 

「それも、同じことです!」

 

「じゃあ、私はもう面倒見ないわよ!」

 

という事で、妥協策で、次回の予約は、

赤ちゃんがお昼寝するであろう時間帯に予約を取らせていただいた。

 




 

これね、日米では、環境や文化、常識の違いで、

価値観や考え方が、大きく分かれると思うんだけれど、

 

ましてや、アタシは、育児の経験がないんでよくわかりませんが、

 

日米、乳飲み子を抱えたママたちは、

歯医者とか、どうやって行ってますか?

 

たぶん、アメリカは、ご主人のお休みの日、

もしくはベビーシッターさんにお願いするケースが多いと思いますが、

 

アメリカほどベビーシッターが普及していない日本のママは、

ご主人も仕事でいないだろうし、

どうやって歯医者に行ってますか?

 




 

随分前ですが、神田うのちゃんが、

ベビーシッターに赤ちゃん預けてパーティーに出かけたら、

 

育児放棄だ!

 

とかバッシングされたニュースが流れてたけれど、

 

これも、アメリカのママたちに取ったら仰天で、

 

ベビーシッターに子供預けて、

たまには夫婦だけでデートに出かけないのか?

ベビーシッターに預けただけで、育児放棄とは?

 

って、日米の温度差があったんだよね。

 




 

ちなみにね、これも日米の差だと思うんですが、

アメリカ在住の日本人が妊娠すると、

出産は、日本の母にヘルプに来てもらうことは割と普通で、

よく出産前の皆さんが、お母様とNY観光してる写真とか、

出産に立ち会われた写真とか羨ましく見てて、

 

アタシも、妊娠したら、ウチの母にNYに来てもらいたいってずっと憧れてたのよ。

 

異国で暮らすから、出産で一番大変な時は、

やっぱり、旦那側の家族ではなくて、

自分の親が近くにいてくれると安心なわけね。

 

こっちに住む周りのみんなからも、

お母さん来てくれるの?

なんて、それは当たり前のように聞かれるんですね。

 

でも、これ、日本に住んでいる人には理解できないようで。

 

「孫の世話をさせるために、

わざわざ高齢のお母さまをNYまで呼びつけるのは、

ちょっと自分勝手すぎると思いました。」

 

と言うコメントがついて、

 

あぁ、これも日米の温度差だなって思いましたよ。

 




 

決して、親をメイドの様に使うために呼び寄せるのではなく、

ただ一緒にいてくれるだけでいいんです。

 

慣れない土地に高齢の親が来て、

逆に、余計に大変なことも多いと思うのですが、

孫の面倒を見てもらうとか、

家事手伝いさせるために呼び寄せるというよりは、

精神的安定の為が大きくて、

 

もちろん、自分は親に会える、

親は、娘と孫に会えるでWin-Winなんですが、

 

これは、日本で言う、ベビーシッターを雇ったら

育児放棄と取られたように、

 

親をメイドとして無理やり渡航させている肉親虐待と思われているのか?

 




 

もちろん、親が超高齢過ぎて、

本当に、身体的にアメリカに来れないという状態ならば、

そんなお願いはしないのだが、

まだ幸いにも、母は、それが出来る人だったので、お願いしたまでの事なんですね。

 

きっと、日本にいる人には、海外で出産の気持ちは、あまり頭にないので、

いつでも会える親だからこそ、

そんな都合のいい時だけ呼び寄せやがってと思われてしまったのかなと。

 

ですが、そう言うつもりで来てもらうわけじゃなくて、

割と、そういうことは、海外在住者には多いですよってことを、

日本在住の方にもお知らせしておこうかなと、

 




 

場所や環境が変わると、

その価値観や考え方も変わるので、

自分のシチュエーションだけで、

相手の環境や状況を把握せずにジャッジしてしまうと、

それは単に押し付けになってしまうので・・・

 

あぁ、この違いで、前回のブログ揉めたしねw

 

Dear 清貧教徒さま。 感覚、価値観のズレ、そこに生産性はあるのか?(アンチバトル最終回)

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ほら、アメリカでは、無痛分娩がスタンダードだけど、

日本では、それスタンダードじゃないとか、

 

出前のベビーシッターさんを使う使わないも、

お国柄で、なんとなく違うけど、

どっちが間違ってるってわけじゃないので、

 

自分の立ち位置だけで、他人をジャッジしてしまうのは、気をつけた方がいいよねと。

 

憧れの出産前後の母との生活も、

場所が違えば、自分勝手と取られるのだと。

 

(多分、自分の説明が足りなかったから誤解を招いたんだと思いますが。)

 




 

で、ですね、海外出産の時、各家庭によって、

日本から親がヘルプに来れないケースもあるんですが、

 

そんな時は、ドゥーラさんを雇ってる方もおられます。

 

ちなみに、無理に高齢の親を呼ぶのは自分勝手とコメント下さった方が、

ドゥーラを使う方法もありますよ。

とコメント下さったのですが、

 

こちらでは、親が付き添えない人が、

ドゥーラさんをお願いすることが多かったりするみたいです。

 

アタシも、母が来れなかったら、

ドゥーラさんにお願いしようかなって思ってたんですが、

 

幸い、母もYesと言いましたので、

思いっきり母に甘えますよ!

 




 

という事で、明日、5月21日(日)に、

NYの日本人ドゥーラ、伊東清恵さんをゲストにお招きして、

NYこりんごラジオ6周年記念放送第3弾をお届け予定でしたが、

 

 

なんと、清恵さんのクライアントさんが、

今日、破水されまして、

どうやら、今から陣痛が来るような状況でして、

 

今夜から明日にかけて、出産になるだろうと!!!

 

ステキ!!!

また新しい命が生まれるんです!

 

という事で、清恵さんは、産前、産中、産後ドゥーラなので、

残念ですが、新しい命を迎えるために、

清恵さんのインタビューは、しばらく延期させていただきます。

 

こんなハッピーなリスケはウェルカムね。

 




 

と言うことで、明日のライブ配信が急遽中止になりまして、

代理配信を、ソロで発信するか、どうするか検討中でございます。

 

 

とりあえず、手短に、ライブ配信延期のお知らせライブは配信します。

 

5月21日(日)NY時間9AM、日本時間10PMより

 




 

卵子提供についてのブログはnoteにお引越ししました!

興味のある方だけ、おいでください!

 


こりんご卵子提供の部屋で!

 




 

偉そうですが、アタシが一肌脱いで、

未知の領域 卵子提供の情報交換出来たらと、

 

卵子提供コミュニティを作ってみました!

 

情報交換サークル!

 

卵子提供ぴよぴよプラン

(月140円・入会月の有料記事読み放題)

 

 

有機卵プラン(月400円)

(有料過去記事まで全て購読無料)

 

メンバー同士の、オンラインオフ会とかもやりたいと思います。

 




 

そして、有料サークルには入りたくないけれど、

無料のグループには入りたい卵子提供妊活者の諸君!I hear you!

 

discordで、卵子提供を目的とした参加者同士で

情報交換や、愚痴をこぼせる吐け口作りました!

 

 

参加条件は、卵子提供を検討している、

実際やってる、既にやった方のみです。

 

参加者を批判したり、

輪を乱すような発言の方は退会して頂きます。

 

参加希望の方は、招待状送りますので、

直接、nykoringoradio@gmail.comまでご連絡下さい。

 

本当に情報の少ない卵子提供の現場なので、

有意義な場所になることを願っております。

 




 

 

それでも、プライベート厳守の人は、

アタシと差しでトークも可能です。

 

歯のお悩み、妊活プライベートTalkありましたら、

こちらも、ぜひどうぞ!

 

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どんどんメール送ってください。

 




 

 

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