やっとこの日に たどり着いた。
なんか、もう全て納めて今年を悔いなく終われる。
(まだ12月にも入ってませんよ。)
超高齢だと言うのに、2ヶ月も立て続けに採卵をミスってしまって、
2ヶ月前は、予定前に排卵が来てしまい、
先月は、卵胞が1個しか育たず 採卵 Give up
また、今月も、何かハプニングで、採卵を阻止されるのかと、気が気でなかった。
でも、悠長に採卵を見送る時間も卵胞も ない高齢妊活。
妊活ヤル気あるのかよっ!
って、なんか、もう採卵も出来ず、
まして移植や着床なんてレベルに到達することなどないのかと思ってた。
だから、この日を無事に迎えられて、
なんだろうか、非常に言葉には表せない、
感謝なのか、安堵なのか、
大船に乗って静かな海を漂ってるような、
肩の荷すら下りたような、そんな気持ち。
折しも、採卵は、11/11 ベテランズDayで祝日のアメリカ。
11/11だなんて、
まさに、この1ヶ月後に、アタシは46歳になるのだ!
採卵日の前日は、当日とは裏腹で、無我夢中、ソワソワと落ち着きのない子犬が、知らない街に迷い込んだような、
ちょっと冒険したいけど、ちょっと不安が付きまとうような、
好奇心と不安と焦りの入り混じった、そんな気持ちだった。
慌てん坊の野良犬の採卵前の様子は、前日のブログでどうぞ!
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採卵前の前途多難。(期待禁物 妊活)
あぁ、人生 山あり谷ありだけれど、 本当にいい事もあれば、悪い事もある。 今回、45歳最後、2019年最後の採卵に向 ...
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朝の7:20amの採卵予定なので、クリニックに7時には到着するよう、ブルックリンを朝の6時に出発。
まだ夜が明けてない。
採卵には、唯一、ジョンさんと一緒にクリニックに行けるので、早朝も兼ねて、これからバケーションに出かけるような、そんな朝の匂いがたまらなく好きである。
7時ピッタリに、マンハッタンのクリニックに到着!
チェックインを済ませ、早速、おやつチェック!
今日も、ウォールナッツとバナナのパウンドケーキだ。
もう、これは、ブレックファーストになっている。
実は、12時間おきに、Ibuprofen を飲まなくてはイケなくて、
これは、普通痛み止めに使う薬だが、採卵前に使うIbuprofen は、排卵をさせないよう引き延ばす効果があるらしい。
ちょうど、朝晩7時に飲む予定で、
空腹を避けて服用しなくてはいけないので、
クリニックの おやつが、大いに役立った。
まだモグモグしているのに、チェックインした後、すぐさま Billing department (会計事務局)に呼び出されれる。
そう、採卵費用を、キッチリ支払いさせるためだ。
IVF(体外受精)は、保険が効かないので、ガッツリと払ってきましたよ。
入金が済むと、すぐさま、ソノグラム検診で、
採卵前の卵胞ちゃんたちを確認する。
ソノグラム技師さんが、診察室に入ってくると、
すぐさま、その後から、あの、香港俳優風ドクターLも やって来た!
こりんごは、この香港俳優の大ファンである。
(いや、香港俳優ではない、メディカルドクターである。)
生まれて初めて採卵をしたのが、今年の6月で、
たまたまドクターLが採卵をしてくれた。
採卵なんて、やったことなかったから、どんなものなのかよくわからなかったのだが、
なんせ、局部麻酔での処置なので、一部始終を目撃しているわけよ。
で、へ~、採卵って、こんなものなのかぁ。
と思ったのがだ、
8月に2回目の採卵に臨んだ時は、別のドクターで、
既に6月に採卵の経験があったので、採卵とは こういうものだという知識があるわけね。
しかも、比較対象出来る記憶があるから、
前回のスムーズな採卵に比べると、モタモタとしたその採卵、
しかも、しかも、結果が、主席卵胞取れず、と来たもんだから、
一般素人の患者は、
「下手くそっ!
ヤブ医者っ!」
と思ってしまうわけよ。
同じ金額を払って、この大きなサービスの違いに、
支払金額が支払金額なだけに、黙っちゃいられないわけよ。
それで、最初にドクターLにやってもらった採卵が、どれほどスムーズだったのか思い知らされた。
なので、今回の、今年最後、45歳最後の採卵は、なんとしても、ドクターL にやってもらいたかったわけだ。
しかし、採卵のドクターなんか、選べないと思っていたのだが、
「Hi, Good morning!」
と、ドクターLが、モニタリング室に入って来た。
そしていつものごとく、舞台俳優、映画俳優並みの、握手を求めてくる。
(これは、彼にとっては、Hug と一緒の行為だと思われる。)
「今日は、私が採卵するからね。
卵胞を、まず確認しようね。」
採卵前のソノグラムは、排卵していないかのチェックになるだけなので、
いつものように、大きさを測ったりグリグリとチェックはしてくれない。
「まだ排卵せずに、2つあります。」
「OK, じゃあ、この後、直ぐに私が採卵しますからね、
See you in a minute!」
そう言って、また握手を交わして、ドクターは去っていった。
そう言えば、先週の土曜日にモニタリングの時、
日曜か、月曜が採卵になるのに、日曜日がオペ担当医とされていたが、月曜日はオペ担当ではないドクターLなのに、
「I'm here just for you!」
(君のためにいますよ。)
という殺し文句を言ってくれたんだよね。
(ファンクラブ入ろうかと思ったよ!)
さぁ、2ヶ月ぶりの採卵に挑むっ!
あぁ、懐かしいピンクのガウンとブルーのキャップ。
では、いざ、採卵へっ!
ナースに誘導されて、採卵質へ。
今回も、プラネタリュウムの部屋で採卵することになったが、
星を天井に照らしてみても、
オペレーションルームというものは殺伐感、隠せない。
ナースの指示で、診療代に座らされ、
大股を開いて、足をがっちりベルトで固定される。
ひょろっとした眼鏡をかけたアジア人の若い胚培養士がやって来て、
「今日、担当させていただくブランドン(仮名)です。」
おお、彼は、最初の採卵の時も担当してくれた子だ。
「名前と生年月日を述べてください。
目の前のスクリーンに映し出された名前と生年月日も間違えありませんか?」
「はい、間違えありません。」
そして、遂にドクター登場!
また、患者に歩み寄って、目線を患者に合わせて、握手を求めてくる。
なんて言うか、選挙の立候補者っぽい。
握手を、また交わして、
「では、これから採卵に入ります。
採卵可能な卵胞は2つです。ただ、場合によっては、一つしか取れないこともあることは了解して下さい。
その後、受精したら、3日後に新鮮胚移植の予定です。
使用する精子は、フレッシュスパムですか?」
「はい、パートナーも、今朝、精子の採集にきております。」
「了解です、
では、処置は10分から15分くらいです。
その後は、リカバリールームでナースの指示に従ってください。
では、はじめましょう。」
ニッコリとほほ笑んで、ドクターは、アタシの股座に消えていった。
あの微笑み、清き一票入れちゃうよね。
「はい、少しプレッシャー感じますよ。
はい、少しチクンとするよ、
息を吸って、吸って、吸って、
はい止めてっ!」
あっさり、一個取れたらしい、
右斜め前のソノグラム画像から、卵胞の黒い影が何かに吸い取られているように消えていき、
目の前に移りだされたスクリーンに、黒い影がスポイトのような針に吸い込まれていくのが見えた。
「はい、プレッシャー感じるよ、
ちょっと、チクっと痛いよ、
はい、息を吸って、吸って、吸って、止めてっ!」
まだ5分もたってないのに、もう2つ採卵されてしまったらしい。
神業だな。
スムーズ過ぎて、怖いわ。
「じゃあ、2つとも採卵出来たよ。
上手く受精したら、3日後に新鮮胚移植をしますね。
では、リカバリールームでナースが術後の説明しますからね。
お疲れ様。」
その微笑み、
めっちゃ香港俳優。
そして、また握手。
もう、当選確定って感じ? 笑
術後、リカバリールームに連れていかれるのだが、
全然、リカバリーする必要ないくらい元気で、
もう帰りたいんですけれど・・・。
やっとナースからな術後の説明がなされ、解放!
そして、もちろん、忘れてませんよっ!
ジャジャンっ!
リカバリールームのオレンジジュースとアップルジュース1本づつGet!
あぁ、無事、採卵終了しましたよ。
あまりに無事に終わり過ぎて、痛みも痒みもありゃしない。
月曜日は、お休みだったので、
家に帰って、また断捨離はじめた。
買い物にも出かけて、
ユニオンスクエアにあるTrader Joe’s とWhole Foodsで、いつも通り、一週間分の食料を買い込み、
女性ホルモンを上げる薔薇の花束買ってみました!
もう、ユニオンスクエアでは、クリスマスモールの建設が始まってたよ。
買い物から帰宅するころ、
キリキリと下っ腹辺りが痛んだ。
あ、採卵後は、重い物を持ってはいけないらしい。(汗)
一週間分の買い物袋2つは、かなり重かったな・・・(;´д`)
普段の生活に、戻り過ぎっ!
しかし、なんだろうか、この達成感は。
これから、卵胞ちゃんたちが受精しなければ、移植にも至らないのだが、
やれることはやった。
あとは、卵胞ちゃんたちが頑張っている間に、
女性ホルモン上げて、
体にいいもの食べて、
よく運動して、
睡眠も十分取って、
自分の好きなことも夢中でやろう!
(時間が足りねぇ〜ぞっ!)
今日は、ニューヨーク、気温が氷点下まで下がるらしい。
温活も忘れずに!
本日のNYこりんごラジオ、過去放送ピックアップは、元JALのシニアパーサー Masami Layさんです。
おもてなしの心〜
女性ホルモン上がりそう〜
Masamiさんのレッスンも体験したで〜。