第254回NYこりんごラジオ、
昨日ライブ配信されました!
4月1日、遂に始まった日本での不妊治療保険適応!
はじまったばかりで、患者も医療側も、
大きな変化に戸惑っているようですが、
まずは、この保険適応が、どのように変わったのか?
胚培養士で、NY不妊相談センター
STORK TALKSの山野辺千沙さんに伺いました!
日本で、自費治療だった不妊治療!
20年越しに、遂に健康保険が適用されるようになりました!
これは、大きな第一歩ですね!
これで、やっと不妊治療の経済的負担の軽減が望める!
と諸手を上げて喜びたいところですが・・・
実際は、まだまだ大手を上げて喜べないようです。
都内大手クリニックも、
保険対応はしないとブログで告知しておりました。
一体、どういうことなのか?
まずは、保険適応になる不妊治療の年齢制限はあるのか?
なんと、タイミング法、人工授精は、
年齢制限なく保険適応するそうですっ!!!
やったね!!!
しかし・・・
肝心のIVF(体外受精)に関しては、
40歳未満6回まで、
40歳~43歳では3回まで保険適応、
44歳以上は体外受精の保険適用はないそうです。
えっ?!
高齢妊活者にとっては、人工授精、ましてタイミング法なんて、
やや時間の無駄になってしまい、
直ぐにステップアップが必要と思う人も多いはず!
これは高齢妊活者から、かなり不服が出そうです。
今回の保険改定、不妊治療の保険適応は、
高齢妊活者と、政府の考え方に多きなズレがありまして、
また、これまで、高い治療費をかけて不妊治療をしていた人たちにとっては、
もしかしたら、納得のいかない保険改定になるかもしれません。
クリニック側もまた大きく混乱すると思います。
しかし、政府側にとっての考え方としては、
若い人にたくさん子供を産んでもらうための措置
これまで、高額な不妊治療を受けたくても
経済的に受けられなかった若い人たちに、
そのチャンスを与えているのです。
今まで、自費診療でも治療を続けて来れたのは、
そこそこ経済的余裕のある人たちだけでした。
そう考えれば、経済的に余裕のない若いカップルでも、
保険を使って不妊治療が出来るようになるというのは、
大きな改革であります。
今回のライブ配信では、
保険適応になる条件(年齢。婚姻形態)
保険がどの程度カバーするのか、
- タイミング法
- 人工授精
- 体外受精
と詳しく、カバレッジを説明していただきました。
いちばんクリニックを悩ませているのが、
保険診療と自費診療を合わせた
混合診療が出来ないという事!
一体、何が保険でカバーされて、
何がカバーされないのか?
また、いったん決めた治療計画書を途中で変更して、
保険診療に変更することも不可能であるという。
クリニック側も、一体、何がカバーされるのか、
保険請求をしてみないと分からないところもあり、
保険で出来ると思ったやった処置が、保険に通らず、
保険からの支払いがされないパターンも出て来る可能性が高くなっているという。
まだ始まったばかりの不妊治療保険適応ですので、
これから大いに改定されていく余地はあると思われますが、
少なからず、これから不妊治療を検討している方、
また、保険内で不妊治療をしたい方、
今回の放送は必見ですので、ぜひ聞いて見てください。
そして、クリニックと慎重に相談することをお勧めします。
それでは、第254回NYこりんごラジオ!
不妊治療保険適応について!
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