That’s New York! とんでもアメリカ生活

NY危険回避はさりげなく!(地下鉄車内で知っておきたいルール)

投稿日:2021-10-29 10:50 更新日:

 

 

今日は、NYで19年生きて来て身についた、

NYでの危険回避について皆さんにもシェアしたい。

 




 

アタシは、幸運なことに、

19年間この街に住んで、

一度も、引ったくり、強盗、強姦などの

犯罪に巻き込まれたことがないラッキーな人です。

 

いや、ホームレスに、突然、後ろから蹴られたことと、

別のホームレスに地下鉄車内で唾を吐きかけられた、

 

そういったマイナーな災難は2回あります。

 




 

しかし、被害がなかったからとて、

毎日のほほんと暮らしている訳ではなく、

 

NYに住んで本能で身についた危険回避術で、

極力、危険に巻き込まれないよう気をつけいる。

 

気をつけていたって、

危険に巻き込まれない保証はないのだが。

 

70年代、80年代の凶悪犯罪都市NYに住んでおられた人からすれば、

2000年の初めにNYに移住したアタシなんて、

まだまだ甘ちゃんではあるが、

 

まぁ、時代は流れ、

人や文化や世界も変わり、

流行や犯罪傾向も変わるじゃない?

 




 

Anyway,

 

知っておいて無駄なことではないと思うので、

読者の皆さんにもシャアするわね。

 

NYの地下鉄で、危険に巻き込まれないための心得。

 

結論から言うと、

  • 動じない
  • 状況把握
  • 気づかれずに避難

 

では、今朝起こった地下鉄車内での騒動をシェアしながら

詳しくお伝えします。

 




 

午前11時半、ラッシュアワーの過ぎ去った地下鉄車内。

 

車内は、一列に3人づつ座れる6人掛けのシートに、

3〜4人と適度な空席が見られる状態。

 

(こんな感じ)

 




 

アタシの座ったシートも6人掛けに3人と、

 

目の前のシートには、

30代くらいの白人の若い父親と、

4〜5歳くらいの彼の2人の娘さんが座っていた。

 

しつけの良さが出ていて、

姉妹は静かに仲良く座っていた。

 

若いファミリーが多いブルックリンである。

 




 

 

ビビビビっ!

 

 

こりんごレーダーが反応した。

 

マンハッタンに入る1つ手前の駅で、

50代くらいのヒスパニック系男性が、

フラフラっと騒ぎながら乗り込んで来た。

 

もちろんマスクなどしていない。

 

酒に酔っているか、ドラック中毒か、

やや精神異常的に、姿勢は斜めに傾き、

 

ウチらの前を、フラフラ通り過ぎ、

白人の若い父親と姉妹の座る席から、

乗車ドアを挟んで、隣に座った。

 

つまり、アタシからはやや遠い斜め向かいに座った。

 




 

座りこんだ後も、その男は騒ぎ立て、

 

「Hey、そこのミセス!

おい、アンタのことだよ!」

 

と大声で彼の目の前に座っている婦人に話しかけている。

 

目の前に座っている幼い姉妹たちは、

じっとその男の様子を見ている。

 

親としては、そんな要注意人物を小さな娘から遠ざけたいし、

いつその男の厄介なアテンションが、

自分や娘に向けられるか分からない。

 




 

こんな時は、何も気づかないフリをするのが一番だが、

子供は、素直に、その要注意人物が騒ぎ立てていることにテンションが行ってしまう。

 

男は、目の前の婦人にひたすら話しかけてている。

 

「そのマスク、イスラム教のヤツな訳?」

 

みたいな訳のわからないことを言っていた。

 

婦人も、余分な挑発に乗らないことは心得ていて、

気が付かないフリをしている。

 




 

こう言う、常識に欠けた行動を取っているタイプは、

感情的になりやすく、

何をしでかすか分からないので、

 

こう言った場合は、とにかく、

何事もなかったように振る舞い、

出来るだけ関わらないように無視して、

穏便にやり過ごすことがベスト。

 

話しかけられている女性も、

応対はせずに、気づかないフリをしている。

 




 

時と場合によって、

シカトすることにカチンと来て、

発狂してくる人もいるが、

とにかく、挑発に乗らず穏便にして、

 

エスカレートするようであれば、

避難の必要性があるが、

 

ここで、見え透いて逃げるのはNG!

 

そんなことしたら、

 

「何で逃げるんだ!」

 

と逆に相手を逆撫でしてしまうからだ!

 




 

このあからさまに、人を避けて避難する

このパターンは、コロナ以降もよく見かけた。

 

地下鉄で、感染を恐れ、

自分の近くに身なりの良くない人や、

マスクをしていない人が座ると、

あからさまに席を立ってしまう人、

 

これに腹を立てて怒り狂う人が結構増えていたように思える。

 

統計的にみると、

白人女性が、黒人男性に対して、

これをやっていて口論しているのをよく見かけた。

 




 

避難のつもりでいても、

その行動は、あからさまに、貴方のこと嫌なのでと、

映ってしまうので、

 

あくまで、次の駅が自分の降りる駅でなくても、

ここで降りる予定だったふりして、

何食わぬ顔で下車して、

別の車両に逃げればいいのだ。

 

まぁ、周りのことをよく考える日本人には、

こういったことはないかもしれないが。

 




 

とにかく、貴方が避難しているということを、

相手に気づかせてはいけない。

 

要注意人物に、細心の注意を払って警戒しつつも、

警戒している素振りを一切見せてはいけないのだ!

 

でも、時と場合によっては、

一目散に逃げた方がいい場合もあるので、

とにかく状況判断が必須です。

 




 

でも、子供は、それが出来ない。

 

だから、姉妹のお父さんは心配だよね。

とにかく娘を守らなくてはですから。

 

まだその男は、

目の前の婦人にギャーギャー騒ぎ立てている。

 

その様子をじっと見つめる姉妹。

 

そして、ガールズのお父さんが、

姉妹2人に声をかけ立ち上がった。

 

えっ?!

お、お父さん?!

な、何を?!

 




 

まだ次の駅までしばらくありますけれど?!

 

若いパパは、もう一刻も早く娘を避難させたい気持ちは分かりますが・・・

 

それはちょっと・・・

 

そして、パパは娘2人を連れて、

要注意人物から少し離れたところに移動して、

席を変えて座った!

 

 

あぁぁぁ!

 

 

パパ、それやったらヤバいって!

 

しかも、少し離れた席に移動しただけだったら、

全然、避難になってないから!

 




 

もう少し待って、次の駅で降りて、

車両を変えるのがベストなのに、

 

その行動は、もう、

アナタ危険人物だから避難しますって、

相手への挑発にしかなりませんよ!

 

どうか、あの男が、それに気づきませんように!

神よ、若い父と娘姉妹を守りたまえ!

 




 

しかし、

 

ギャーギャー言っていた男の声がピタリと止まった。

 

ひぇ〜😱

 

男は、席を移動した若い父と娘姉妹に目をやった。

 

スクっと立ち上がって、

その親子の方へ歩いて行く。

 

あちゃ〜😖

 

避難したはずの親子なのに、

その避難したことが、逆に男の挑発を買い、

一番避けたかった男を呼び寄せてしまった。

 




 

「おい、アンタ、何で席を移動したんだ!

俺が変人だと思ったんだろう!」

 

パパは、2人の娘を前に、男に怒鳴られ、

しかし、ここで言い返したり喧嘩になったら、

娘たちをかばいきれない、

 

男からの罵倒を浴びせかけられ、

娘2人は、不安に父に寄り添う。

 

「お前は白人の人種差別者だ!」

 

罵倒が激しくなって来て、

そばにいた黒人男性が、

男に理解を示しつつ、

ここは穏便にと促しているようだった。

 

「この白人は、俺を差別して

場所を移動しやがったんだ!」

 

「分かるよ、その通りだ、

でも、まぁ落ち着け、

俺もそんなことはしょっちゅうだ!」

 

そう言って、男をなだめる。

 




 

「ホワイトはみんな人種差別者だ!

お前、ちょっとこっち来い!」

 

父親を元いた席に呼び出して、

何か喧嘩でも始まりそうだった。

 

もうアタシは、ただただ、その光景を目を見開いて見ている小さな姉妹が気がかりで、

 

こう言うことは、心の深いところで傷となり、

トラウマになったりしないだろうかと。

 

小さな子供がいる前だけでは止めてくれよ!

そういうことが判断出来ない人なので要注意人物なんだけどさ。

 




 

男が人種差別だと暴れ狂いそうになりかけて、

 

ややヒスパニック系の白人女性が、

 

「子供が怖がるから許してやりな!

アンタの気持ちは十分理解してる!

アタシだって、そういう目にあってるからね。

でも子供だけは、怖がらせるな。

アンタの気持ちも、よくわかってるよ!」

 

となだめてくれだ。

 

流石である。

 




 

非難されている男の気持ちになって、

理解をし共感をしてあげることで、

敵ではない仲間だと強調し、

男の挑発を和らげている。

 

正義感振りかざして、

ただ闇雲に、やめろ!とか言ったら、

油に火を注ぐようなもんだからね。

 




 

次の駅で、パパと娘親子は下車して、

男に気づかれないよう、隣の車両に乗り込んだようだ。

 

「白人はレイシストだ!

ふざけんな!」

 

とまだ騒いでいた男も下車した。

 

隣の車両に乗り込まず、

男が親子を追跡しないことを願った。

 




 

今の時代、人種差別が過敏に取り正されてるけれど、

 

これが白人の父親だから、

ヒスパニックの彼を避けたわけではなく、

 

彼が何人であろうと、

そう言った挑発的な行動に出る人は避けたいのに、

 

俺はヒスパニックで差別されるマイノリティと、

被害者ぶって攻撃的な行動に出るのは、

単なる歪んだ自分のアイデンティティであること、

彼は気づきはしないよね。

 




 

NYに住んでいる人だったら、

こう言った状況に慣れているかも知れませんが、

 

これからNYに旅行に行きたいとか思っている人や、

ちょっとNYに訪問する人、

NYに住んでいるけど、

あまり地下鉄に乗らない人も、

 

参考になれば幸いです。

 

 




 

 

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