さて、今日はタイトル怖いけど、
「死んだ歯の話をしよう!」
えぇぇっ!((((;゚Д゚)))
なんか、そのタイトル、
ジェームスボンドみたいだけど。www
(Amazonよりお借りしました。)
You only live twice.
007は2度死ぬ。
www
007じゃないけれど、
歯も乳歯と永久歯と2回生え変わるよね。
昔はさ、子供の歯なんて生え変わるんだから、
虫歯になったっていい!
って言う勘違いがまかり通ってた時代もあったよね。
(多分、高度成長期辺りの時。
あの頃、加工食品もスゴく増えたから、ダブルパンチ!)
今時、どうせ生え変わる乳歯だから、
なんて考えてるパパやママはいないと思うけれど、
乳歯が虫歯になると、
後々の永久歯に影響が出ることは承知よね?
スペースの問題で歯並びにも影響してくるし、
一番怖いのは、
虫歯になっちゃう口腔環境ってことよ!
(まぁ、乳歯は永久歯より質が柔かいので
虫歯になりやすいから、
自分の子供が虫歯になってしまったことを、
責め立てなくてもいいけど。)
さてさて、話しソレたけど、
007の話しだったよね?
違うっ!
歯が2度死ぬ話よ!
あ、そうそう。w
虫歯って、齲蝕した部分を削って詰めればいいんだけれど、
その虫歯が、歯の神経にタッチしちゃうと、
神経侵され、歯髄炎。
これは、神経を抜き取って、
神経の管を綺麗に消毒し、
綺麗に神経の代わりとなるガッタパーチャというマテリアルを詰めて、
これが神経治療ね。
アメリカでは、マンハッタンだと、
余裕でこの処置が2000ドル(22万円)超えるので、
経済的にも、絶対に避けたいよね。
経済的にも避けたいと言ったのは、
出来れは、別の理由でも避けた理由があるのよ。
日本で、歯科衛生士やってた時、
「歯の痛みを永遠に無くしたいから、
全部神経抜いてくれ!」
って言うビックリ発言の人が結構いたんだけれど、
歯の神経って、痛みを感じる大事なセンサーだけじゃなくて、
神経を通して、歯に血液から水分や栄養分を供給してるわけだから、
その神経がなくなっちゃったら、
痛みのセンサーもなくなるけど、
そう言った供給源もなくなるから、
つまり水分や栄養分が歯に行き渡らないと、
歯が内側から乾燥して、
もろくなりやすく、かけたりしやすい。
人間の体から、神経を取ったら、
そこは麻痺するって、誰もが理解してるのに、
歯の神経は、結構、安易に捉えてる人、多かった。
神経を抜いた歯は、
一度死んでしまったと言っても過言ではない。
それで、アメリカでは、神経を抜いた歯には、
プロテクションも兼ねて、
クラウンを被せるんだけれど、
このクラウンが、マンハッタンだと、
また2000ドル以上するからね。(汗)
アタシ、日本で神経治療を何本かやったが、
日本はかかりつけの一般歯科医が、
神経治療もする事が多いから、
残念な仕上がりの神経治療が多かった。(ノД`)
(根の先まで詰まってない。)
=余談=
根の先端が石灰化して開かないこともあるので、
中には神経治療で、根の先端まで詰められないケースもある。
(腕のいいドクターは、それを開けることが出来る人もいる!)
アメリカは、完全に専門分野に分かれているので、
神経治療は、神経治療だけを専門にやる専門医にやってもらうのがスタンダード!
アタシも、2年前に、アメリカで初めて神経治療したのよ。
もちろん神経治療の専門医に!
見事な美しい神経治療してもらったので、
参考までに見てみてね。
この神経治療は、前歯だったので、
変色が数年後に起こるかもしれないし、
もろいのも承知した上で、
奥歯と違い、ガツガツ噛んだりもしないので、
クラウンは被せず、
歯の裏側からレジン充填をして終わってます。
(何でもかんでも、神経抜いた、クラウン被せるって歯医者の言いなりになってたら、
歯医者を儲けさせるだけだったりすることもあるから、
見極めが大事ね〜。)
アメリカでも、金儲けのためか、
一般歯科医なのに、
神経治療しますってドクターもいるから気をつけて!
(日本は、一般歯科医が全部やってるけど。
ここ日米の大きな違いね。)
アメリカで、神経治療までやる一般歯科医は大抵、
前歯と小臼歯だけはやるけど、
奥歯の大臼歯はやらないって言うよ。
なんでかって言うと、
前歯と小臼歯は、根っこが1本なのよ。
(稀に小臼歯で2本ある人もいるけど。)
でも奥歯の大臼歯は、根っこが3本(4本ある人もいる)
奥歯だから処置しづらいし、
根っこが3本もあったら、
流石に金儲け一般歯科医も、
慣れない神経治療はしたくないんだろうね。
(出来ないと言ってもいい。)
ただね、一般歯科医のくせに神経治療をするなんて!
と患者が責めても、
歯科医師ライセンスがある限りは、
一般歯科医が神経治療をしても、
特に法的には問題ないのよ。
内科医が外科手術してるようなもんだよね。
前回の記事でも書いたけれど、
一般歯科医でも、神経治療の症例を沢山こなしていれば、
まぁ、そこそこは出来るかもしれないが、
餅は餅屋に任せるのが一番!
さてさて、今日は、
神経治療をして1度死んでしまった歯についてってことで、
出前の、20年前におこなった、
残念な神経治療を施された我が奥歯を大公開してるわけで。( ̄∀ ̄)
根っこの先まで、キチンと詰められていないけれども、
クラウンを被せて、
一旦死んで、また復活!
その後、20年以上経っても、
再発とかしてなかったから、
まぁ、成功と言ってもいい。
ところが、場合によって、
日本でこう言う神経治療をやってて、
アメリカのドクターが、それを見て、
「ちゃんと根の先まで薬が詰まってないから、
神経治療やり直ししましょう!」
とか言ってくるドクターもいる、
治療のやり直しは、ドクターの儲けにはなれど、
患者には余計な出費だし、
特に痛みもなく、根先に膿の袋や影がない限り、
大金叩いてまで、寝た子を起こす必要はない!
アタシみたいに、再発せずに、
ずっと使えることもあるから。
こう言うのも、患者が賢くなって、
ドクターの金ズルにならんよう、
患者IQの向上に役に立てたら嬉しいわ。
さて、この残念な神経治療をして、
20年以上再発しなかった歯ではあったが、
今回は、この歯が、2度死んだ話しなんですよ。
(ボンドガールが必要www)
何度もクドイですけれど、
この歯は、保護のためにクラウンも被せて、
復帰をした奥歯。
20年以上も、再発を起こさず、
上手くいけば、墓場まで一緒に添い遂げられる!
一生使えると思っていた。
ところが、5年前に、
遂に年貢の納めどきか?
という事態に立たされた。
急に激痛がっ!
前に、神経治療をした歯は、
もろくて壊れやすいと言ったけれど、
だからプロテクションのためクラウンを被せる、
とも言っていたんですが、
これ、上の記事でも言ってるけど、
外からの圧力がかかって、
根っこにヒビ入ったら The End なのよ。
5年前の記事では、
この歯に圧力がかかって、
根っこにヒビが入ったかも?
と言うか疑いがかけられてて、
激痛が数日続き、
通常、ここで歯医者の行ったら、
大抵、神経治療を勧められちゃうか、
抜歯されちゃうか、ってところだけれど、
一週間くらい様子見てたら、激痛治ってね。
根っこにヒビが入ってたら、痛みは悪化すれど、
治ることはないから。
とりあえず、その場は一時解決した。
根っこにヒビが入ったからどうかを見極める方法は、
- 痛みがある
- レントゲン(角度によってはヒビが写ったり写らないこともある。)
- 歯周ポケットが深くなる。
- 歯の動揺
素人さんでは判定しづらいけど、
ともあれ、アタシの歯は、なんとか持ち堪えたのよ。
しかし、この歯をかばうために、
反対側で、食事してた。
そしたら、反対側の詰め物が壊れた!w
となると、今度は、反対側の壊れた歯を治療するんで、
こっちをかばうために、
神経治療してクラウンかぶってた方の歯を使わざるを得ないわけよ。
人間、バランスって大事!
クラウンの入った歯は、
20年以上前に神経治療してるから、
こちらだって、そんなに強い歯じゃないのに、
結局ね。
こちら、2014年8月時点。
20年前の残念な神経治療でも、
問題なく使えてました。
2016年に、上のリブログで言っているように、
何か固いものを噛んでしまった疑いあり!
その後、その歯をかばうように反対側で噛んでいたせいか、
一旦は、痛みが治った歯でしたが、
1年後に違和感が出て来ました。
2017年7月時点。
根の先に黒い影が・・・。
そして、その半年後の2018年1月。
見事に根先病巣は悪化!
この黒い影は、膿の袋、嚢胞です。
では、なぜ20年以上、再発しなかった歯が、
ここへ来て炎症を起こしたのかと言うと、
残念な神経治療の再感染ではなくて、
これは、完全に、外傷による圧力で根っこにヒビが入ったと思われる。
でも、レントゲンではヒビは映ってないんだよね。
(ビビは、レントゲン撮影の角度によって
写ったり写らなかったりする。)
とは言え、もう膿の袋出来ちゃってるし、
ヒビが入ってると睨んで、
そうなると抜歯しか選択はないのだが、
どうしても歯を残したい!
今入ってるクラウンも残したい!
インプラントにしたくない!
と言う人には、
このヒビが入って感染したであろう根っこだけを取り除く、
ヘミセクションと言う処置もあるのよ。
アタシも、ヘミセクションと言う選択で、
クラウンと残りの根っこを保存する選択はあったのだが、
3本の根っこでクラウンを支えていたのに、
ヘミセクションをしたら、
このデカいクラウンを2本の根っこで支えなくちゃなのよ。
さっきも言ったけど、
なんでもバランス大事だから。
アタシは矯正治療のサイドエフェクトで、
すでに歯根吸収も見られて、
支えてる根っこが短い上、
神経治療をしてるからもろいわけよ。
いずれ、共倒れで、他の根っこもダメになり、
抜歯は時間の問題だなと、
バッサリ、全部抜いてインプラントの選択を選んだ。
親知らず以外の歯を抜くのは初めてだったので、
悲しかったよ〜。
そして、抜いてみて、
やはり、歯根嚢胞が出来ていたあの根っこは、
ジャジャン!
思いっきり垂直にヒビ入ってたね〜。
これは抜いて正解です!
しかも、大臼歯なのに、根が2本しかなかった!
これじゃヘミセクションしても、もたなかったからの、
マジ抜歯で正解!
と言うことで、この歯を抜いた時、
そう、この歯は、2度死んだのです。
歯は、2度死んで、なくなってしまったけれど、
インプラントで復帰しました。
これは3度目の正直だけど、
これが最後だと思ってる。
今、デンタル相談を受けて下さっている人も、
アメリカで、訳の分からぬまま、
でもドクターの言われるがまま、
治療を続けてしまっているんだけれど、
これは英語、日本語に関係なく、
なぜその処置が必要で、どう言った処置をするのか、
そして、その費用はいくらなのか?
キチンと理解しないまま、
治療を続行するのは危険です。
ドクターもビジネスですから、
まだ治療しなくてもいい歯を治療したり、
無闇に詰め物、被せ物したり、
抜かなくてもいい歯を抜いてインプラントにしたり、
ドクターも人間ですから、
貴方のためと言うよりは、
自分の懐のことを優先しているドクターも、
存在すること理解していただければ。
だからこそ、アメリカでは、
セカンドオピニオンは、当たり前で、
自分の納得行かない説明や処置であれば、
どんどん他のドクターの意見も聞きに行くべきです。
ただ、そんなこと言ったら疑心暗鬼で、
どのドクターも疑わしくなっちゃうよね。
ドクター探し、これ難しいとこだね。
そんなんで、アタシも微力ですが、
歯科でお困りの人がいれば、お役に立てるかもと、
日米の歯科業界で働いて見たからこそ、
デンティストリー以外にも、
歯科業界のトリックとかビジネスとか、
垣間見て来ましたから。
本気で悩んでる人のみに、本気で答えます!
お悩み1件(メールのやり取りアンリミテッド)で、
40ドル。
dentalhelpny@gmail.com
では、本日の動画は、
NYに熱波がやって来た!
そして、なんと遂にYouTubeのサブスクライバーが
720人に達成!㊗️
ありがとうございます!!!
1000人まで、あと280人!
コツコツ行くわよ!
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